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Facebookメッセンジャー人工知能”M”とは?ユーザーをどのように助けてくれるの?

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人工知能(AI)は、これからさらに注目されるトレンドワードの1つです。その中でも、「人間の言葉の認識」が大きなテーマとなっています。例えば、GoogleやAmazonはGoogle HomeやAmazon Echoといったアシスタントデバイスをリリースしています。これらは、人間との会話を目的としたもので、人の言葉に反応して的確な返答や提案をするという優れものです。リリース後も、人間の会話パターンなどを学ばせて、言葉のキャッチボールの精度を高めています。

Facebookも負けていません。まだあまり知られていませんが、Facebookも人工知能の開発に力を入れています。その1つが、メッセンジャー機能に搭載された”M”です。”M”は、メッセンジャーユーザー間の会話内容を分析し、次のアクションでユーザーが「何をするか?」、「何をすべきか?」を予測して、一足先に提案してくれる人工知能となっています。最近この”M”が提案してくれるアクションの内容にもアップデートがありました。

ということで、この記事では、”M”とは何か?そして最近追加されたアップデートについて説明していきたいと思います。

Facebookメッセンジャー人工知能 “M”とは?

“M”は、友人とやり取りしているメッセージを基に、次のアクションを提案してくれます。例えば、友人から「じゃあ寝まーす」と送られてきたら、自動で「おやすみ〜」といった文を提案してくれます。

他にも、会話によって「支払い」、「カレンダー」、「ロケーション」、「スタンプ」、「Uber/Rift」などを提案してくれます。それぞれの例を説明していきましょう。

  • 「ねぇねぇ。。前貸してた2000円返して!」と友人から来ると、メッセンジャーのPayment機能が提案され、ワンクリックでその友人に対して2000円を返すことができます。
  • 「じゃあ来週の日曜14時に渋谷ね」と友人から来ると、カレンダー機能がポップアップし、すぐに自分の予定に書き込めます。
  • 「今どこにいる?」と来ると、「自分のロケーションを送る」というボタンが表示され、そのまま自分の位置情報を送ることができます。
  • 「明日楽しみだー」と友人に送ったら、それにあったスタンプが提案されます。
  • 「今から家出るねー」と友人に送ると、「UberやRiftを呼びますか?」と提案されます。

このように、”M”は人の会話を自動解析して、それに合った次のアクションを提案してくれます。

実は”M”は2015年からテストされ続けていた人工知能です。もちろんテスト開始から2年が経っているので、かなり大きな進化を遂げています。当初は、”M”がする提案はパターン化されていて、平凡なものでした。内容が個別化されていなく、どの人も同じ提案しかされませんでした。しかし、今の”M”は個別化された提案をしてくれます。各ユーザーの返信やアクションパターンを分析し、それぞれに合った提案をしてくれるのです。

例えば、「2000円返して」と友人からメッセージが届くと、通常ならメッセンジャーのPayment機能が提案されます。しかし、その提案を無視し続ければ、”M”は「この人はメッセンジャーのPayment機能は使わない」と認識して提案を辞めます。もし、そのユーザーが「オッケー!次会う時に返すねー」といった内容で返信することが多ければ、”M”はその文章をそのまま提案してくれます。

このように、人工知能”M”の学習機能はここ2年で大きく進化したのです。当初は一部のユーザーにしか”M”は適用されていませんでしたが、今では適用ユーザーは格段に増えているようです。

人口知能”M”に追加された提案内容

先週、人口知能”M”に新たな提案内容が追加されました。それがSave機能です。友達からリンクや動画が送られることが多いと思いますが、見るのを後回しにしていませんか?結局、次々に来るメッセージにリンクが埋もれて、見るのを忘れてしまうことはよくあるのではないでしょうか?

友人から来るリンクや動画を見逃さないために、今回Facebookは”M”にSave機能を提案することを追加しました。流れは単純で、友人からリンクや動画が送られてきたら、自動で「Save」というボタンがポップアップされてきます。これでもう見逃すということはなくなりますね。便利な提案だと思います。

まとめ

如何でしたか?人口知能サービスを進めているのは、GoogleやAmazonだけではありません。世界最大のソーシャルメディアFacebookも進めているのです。

補足事項としては、ユーザーによっては、いちいち提案されることを鬱陶しく感じるかもしれません。そういった人は、セッティングから”M”をオフにすることができます。

もしかすると、この記事を読んで「メッセンジャーって支払いできたりUber呼べるんだー」と初めて知った人もいるかもしれません。実はFacebookはメッセンジャーにあらゆる機能を追加しているものの、気づかれないという問題点に直面しているようです。”M”はそんな認知されていない機能を、多くのユーザーに知ってもらうきっかけになると、Facebookは考えているようです。

参照:Marketing Land, Facebook Messenger’s M assistant now suggests saving links, calling people, TechCrunch, Facebook Messenger’s AI ‘M’ suggests features to use based on your convos


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