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Snapchat 新広告機能 Snap to Store測定とスナップ エンゲージ オーディエンスとは?

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Beautiful blonde woman taking selfie with smart phone after shopping in mall.

Instagramのストーリーのデイリーユーザー数が200万人を超しました。Snapchatのストーリーのデイリーユーザー数は158万人なので、Instagramは遂にSnapchat越えを果たしたのです。Facebook社はSnapchatの成長を防ぐために、ことごとくSnapchatの機能をInstagramに追加してきました。結果、2016年の8月のリリースから、その年の10月に100万デイリーユーザー、2017年1月に150万デイリーユーザー、そして今月2017年4月に200万デイリーユーザーと急成長を遂げました。お陰様で、Snapchatはストーリーに限らず、東南アジアやヨーロッパ地域でユーザー数を伸ばすことに苦しんでいます。

しかし、Snapchatも負けていません。FacebookがSnapchatのユーザー機能を取り入れる一方で、Snapchatも同様の戦略を取っています。今月4月にSnapchatは2つの大きな広告アップデートを発表しました。どちらもFacebookが持つ広告機能ですが、Snapchatは少しそれにエッジを加えています。このエッジはSnapchatにしかなく、且つ非常に広告マーケターにとって便利なものになっていますので、この記事はその2つの広告機能を紹介したいと思います。

Snap to Store測定

Snap to Store測定とは、いわゆるO2O効果測定のことで、広告を見たユーザーのうち、何人がその店舗に訪れたかを測定したものです。これは店舗ビジネスを展開している企業にとっては、非常に嬉しい指標ですね。

仕組みとしては、あるユーザーがマクドナルドでSnapchatを開くとします。友達のストーリーを見ていようが、投稿していようが、とりあえずSnapchatをある特定の場所で起動すると、そのユーザーの位置情報と利用状況を分析します。そしてそのユーザーがマクドナルドの広告を見ているかどうかをシステム内で確認して、広告を見ていたら、そのユーザーは広告をきっかけに来店したと認定されます。簡潔に言えば、ある店舗でSnapchatを開いたユーザーのうち、何人が過去にその店舗の広告を閲覧したかという数を示した指標となります。

Snapchatはこの指標を、来店した人のうち広告を見ている人と見ていない人を分けて表示してくれます。これまで、店舗ビジネスでオンライン広告を利用する際、「じゃあ実際オンライン広告を見た人のうち、何人が来店するか?」という結果を出すには、手間の掛かる戦略を行わなければなりませんでしたが、この機能があれば非常にそれが楽になりますね。

加えて、各来客ユーザーの年齢、性別、居住地域、閲覧広告などの内訳も表示されるので、細かに広告効果測定を行うことが出来ます。また、今後来客ユーザーのライフスタイルや趣味/関心も加わる予定です。例えば、来客ユーザーの多くはゲーマーであるとか、野球ファンであるとかなどを見ることができるのです。

余談ですが、ライフスタイルや趣味/関心の解析は、Snapchatは現在非常に力をいれていて、今後はそれを基にしたターゲティングも可能にするようです。このターゲティングは、ユーザーの見ている投稿タイプだけでなく、位置情報も基にして広告が配信されます。例えば、野球ファンをターゲティングに設定したら、野球関係の投稿をみているユーザーだけでなく、野球球場にいるユーザーにも広告が配信されるのです。

ただ条件もあります。まずこの指標がインサイトに表示されるには、最低でも1000ユーザーの来客が必要となります。つまり、店舗で1000ユーザーがSnapchatを起動しない限り、この効果測定は出来ないということです。次に、個人情報の保護で特定の店舗毎に指標は表示されません。例えば、コンビニは同じエリアに何店舗もありますが、「各店舗それぞれ、広告をきっかけに何人のユーザーが来店したか?」ではなく、「このエリアにある店舗に、何人が広告をきっかけに来店したか?」という指標となります。ですので、近くにある店舗毎の比較をすることはできません。

ただ、それでも店舗ビジネスによる広告効果を見れることは、非常にマーケターにとって助かる話であることは変わりませんね。

スナップ エンゲージ オーディエンス

スナップ エンゲージ オーディエンスとは、いわゆるリターゲティングオーディエンスのことです。リターゲティングとは、あるページに訪れたユーザーの情報を蓄積して、そのユーザーに対してだけ広告が打てるというものです。興味のあるユーザーに絞って広告が打てるので、広告運用の効率化を図ることを可能とし、今やオンライン広告には欠かせない機能の1つとなっています。

ただSnapchatのリターゲティング機能はひと味違います。スナップ エンゲージ オーディエンスはWebサイトにただ訪れたり、広告を閲覧したユーザー情報を蓄積したりするだけのものではなく、実際に広告に対して何かしらのエンゲージを起こしたユーザー情報も蓄積する仕組みとなっています。企業が出稿した広告レンズを使用したり、広告をスワイプして長めの動画を閲覧したりしたユーザーを定義して、リターゲティンググループに加えることができるのです。

例えば、あるイベントの広告をする際、2ヶ月前にそのイベントのキャラクターのレンズを作成し広告したとします。そのレンズをユーザーが利用すれば、「レンズを利用したユーザーのグループ」としてそのユーザーをグループ内に蓄積します。そして1ヶ月前に、企業はこの蓄積したグループだけに向けてチケット割引の広告を配信することが出来るのです。

このように、ユーザーの様々なアクションに応じてグループを分け、ターゲティングできるのがスナップ エンゲージ オーディエンスなのです。また、この機能はターゲティングの追加、除外にも利用することができます。あるジオデモグラフィックターゲティング設定に蓄積した オーディエンスを加えて配信したり、そのオーディエンスを除いて配信したりすることが出来るのです。

さらに、この蓄積されたデータを基に、Loolalike(似ているユーザー)オーディエンスリストも作成することができます。これを利用すれば、実際に広告に対して何かしらのアクションを起こしたユーザーに似ているユーザーにも広告が打てるようになります。

まとめ

Snap to Store測定もスナップ エンゲージ オーディエンスのどちらも、広告機能として非常に素晴らしいものです。このように、Snapchatは現在広告機能の向上に尽力しています。ユーザー数が伸びていないことに問題視している人もいますが、Pinterestのように限られたユーザー数の中で広告ビジネスを伸ばすことも可能です。

今年、Snapchatはさらなる広告ビジネスの成長を見せることでしょう。今後の変化に要注目です。

参照:Marketing Land, 
Instagram Stories tops 200M daily users, now bigger than Snapchat
Snapchat will tell brands how many people saw their ads, then visited their stores, restaurants
Snapchat ads take closer aim with new retargeting-lite, goal-based bidding options

 


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