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SEOからSXOへ?SEOとUI/UXの関係

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SEO services concept

UI/UXについて理解を深め、優れたUI/UXを持ったWebサイトを構築するためにお送りする本連載。
前回の記事では、UIとUXの違いについてと、UXを構成する要素として「UXハニカム」についてご紹介しました。

今回は、引き続きUI/UXの基本として、UI/UXとSEOの関係、そして検索を通したユーザー体験の最適化、「SXO」についてご紹介します。

「UI/UXを知り、優れたWebサイトを構築する」連載一覧

第一回:良いUI/UXとは何か?Amazonと楽天に見るユーザー体験の違い

第二回:UIとUXはどう違う?UXの基本と、優れたUXを構成する7つの要素

UI/UXがSEOに及ぼす影響

UI/UXとSEOの関係

ユーザーが使いやすいと感じるWebサイトは検索エンジンから高い評価を受ける傾向にあります。検索エンジンの役割は、検索ユーザーが求めている情報を分かりやすく掲載しているサイトを紹介することなので、UI/UXとSEOに相関が現れるのです。具体的には、モバイル画面でも正しく表示される、画面の読み込み速度が速い等の項目がSEOに影響します。

UI/UXとSEOの関係について、より重要なのは検索ユーザーに対する考え方です。
SEOではユーザーが合計で何回閲覧したか、どの程度サイトに滞在したかを計測し、最適化の対象となるでしょう。しかし、UI/UXを考える上では、Webサイトを訪問したユーザーが目的を達成できたのか、達成できなかったとしたら、どのような問題があったかを検討する必要があります。

SXO:検索を通したユーザー体験の最適化

検索を通したユーザー体験の最適化はSXO(Search Experience Optimization)と呼ばれました。(参考:From SEO To SXO: Search Experience Optimization

SXOを提唱したSearch Engine Landの例を参考として、例えば、Webサイト訪問者のうち、60%が1ページ閲覧しただけでサイトを離れ、30%のユーザーが複数ページを閲覧するなどの行動を起こし、7%がEメール登録、残りの3%が商品を購入したとしましょう。
SXOの考えでは、60%のユーザーがどのような特徴を持った人々で、なぜ期待に添えなかったかを問います。コンバージョンに至った10%のユーザーさえも、本当に心地よい体験が与えられたのか、それとも、不満を抱えながらサイトを利用していたかを検討するのです。

ユーザー体験が最適化されたWebサイトは、ユーザーから好まれるため、企業側としても高い成果が上げられます。

まず、Webサイトを訪問するユーザーが想定する顧客層と合致するようになれば、広告効果が上がり、同じマーケティング予算でもより多くの見込み顧客を集められるようになります。

また、使い勝手の良いサイトでは、見込み顧客が購入に至るケースも増えるでしょう。そして、使いやすいWebサイトは再訪されやすいため、見込み顧客が購入に至る可能性が高くなります。さらに、サイトを愛するファンが増えれば、ソーシャルメディアで共有・拡散するなどして、Webサイトの広告塔として協力してくれるのです。

UI/UXが優れたサイトは成長の余地が大きい

使いやすいWebサイトは顧客からの支持を集めます。競合他社と比べてより良いUXが提供されていれば、顧客はそのサイトを使うようになるからです。
例えば、UI/UXの洗練されたサイトでは、会員登録画面で入力するべき項目が必要最小限に抑えられています。入力項目が少ない方が、新規ユーザーにとって入力を完了させるのが容易になるため、会員数の増加に寄与します。

ソーシャルメディアではユーザーの使い勝手を定量的に分析し、サービスを大きく成長させてきました。
TwitterやFacebookは友人との交流が主な活動であるため、新規入会時につながっている友人が少ないと、SNSでの楽しみが感じられず、ユーザーが継続して使用しないという課題がありました。そこで、ユーザーの活動を分析し、Twitterでは5~7人をフォローしたユーザーは定着率が劇的に上昇するという傾向を掴んだと言います。
Facebookでも7~10人の友人がアクティブ率を向上させるという調査があり、「もしかして知り合いですか?」の機能によって、友人の数を増加させる取り組みを行ってきました。(参考:グロースハックとは何か グロースハック成功の方程式

ユーザーの行動を十分に理解し、WebサイトのUI/UXへ正しく実装させた企業は、ユーザーを増やし、ビジネスの成長を実現させているのです。

まとめ

UI/UXが優れているサイトはシステム面で検索エンジンから高い評価を受ける傾向がありますが、UI/UXにとってそういったSEOより更に重要なのが、検索を通してユーザー体験の最適化を図るSXOです。

ユーザーがどういった動機で検索し、サイトを訪れ、最終的に何を目的としているのか。
一連の行動を理由までしっかり理解することが、優れたUI/UXのサイトを設計するポイントです。

 

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