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アメリカ市場進出に向けて!モバイルとPCのネット利用時間状況を徹底分析!!

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Vector set : The sign "online shopping" (Gadgets - laptop, desktop computer, smart phone, tablet)

デジタルマーケティングの調査会社conScoreが、最新のアメリカ人のデジタルデバイスの利用状況を調べ発表しました。具体的には、デバイス毎のネットの利用時間、FacebookやGoogleなどの人気ネットサービスのアクセス状況、そしてデスクトップとモバイルの購入状況などを調べたものとなっています。

今後、アメリカ市場に進出する際の必須データとなりますので、是非参考にして頂きたいと思います。それでは順番に紹介していきます。

デバイス毎のネット利用時間

このテーマの中心はやはりスマートフォンです。スマートフォンからネットにアクセスするユーザーの割合は年々増加しています。下の画像をご覧下さい。この画像は、ネットの利用時間を縦軸にして、PC、スマートフォン、タブレットの各デバイスの割合を示したものです。

2013年から2014年がスマートフォン活性期と言っても良いでしょう。この間に、人々のネット利用時間が急激に伸びているのが分かりますね。そしてその要因となっているのがスマートフォンです。それ以降、スマートフォンの利用時間がどんどん伸びている一方、2014以降のPCの利用時間が徐々に落ち込んでいます。

2016年に関しては、スマートフォンが占める割合は69%、PCが占める割合は約30%となっています。ちなみに、スマートフォンの利用の中でもアプリでのネットの利用時間の割合は51%も占めているようです。アプリの利用時間を増やしているのはYouTubeで、なんと10分のうち7分はYouTubeで動画を閲覧していることが分かりました。

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画像参照:comScore Whitepaper, 2017 U.S. Cross-Platform Future in Focus

もう少しスマートフォンに関して突っ込んでみましょう。現在、1000ものWebサイトを調べてみたところ、スマートフォンからのトラフィックはPCのそれより2倍もいるようです。また、スマートフォンユーザーの中でも、「PCは全く利用せず、スマートフォンしか利用しない」人もいます。それを表したグラフが下になります。

グラフでは、18歳以上、18-24歳、25-34歳の割合を出したものです。18歳から24歳に多くの「スマートフォンのみ」ユーザーがいます。また、どの年齢層を見ても女性の方がスマートフォンのみでネットを利用している人が多いですね。女性をターゲティングする際に、スマートフォンがいかに重要なのかが分かります。

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画像参照:comScore Whitepaper, 2017 U.S. Cross-Platform Future in Focus

人気ネットサービス

次にインターネットユーザーがどのサービスを利用しているかを説明していきましょう。下の画像は、マンスリーユニークビジターが多い人気プラットフォームのデバイス毎のアクセス状況を表したものです。まず、Google、Facebook、YahooがTop3に並んでいて、月のビジター数が200万を超しています。その下にMicrosoft、Amazonが続いています。Top3をよく見てみると、かなりどれも特徴的なのがわかります。

Googleは、「モバイルのみ」の割合が非常に少なく、デスクトップとモバイル両方からアクセスする人が多いようです。むしろ、「デスクトップのみ」からのアクセスの方が「モバイルのみ」よりも多いですね。FacebookはGoogleの逆で、やはりモバイルからアクセスするのが一般的です。そして、Yahooはバランス型で「デスクトップのみ」、「両方」、「モバイルのみ」の比率はほぼ同じになっています。

これらの違いは、各プラットフォームで広告キャンペーンを作成する際のデバイスターゲティングにおいて重要になってきます。Googleならデスクトップ中心で考え、Facebookはモバイル、Yahooならバランスよくデバイスターゲティングを行っていくと良いでしょう。

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画像参照:comScore Whitepaper, 2017 U.S. Cross-Platform Future in Focus

続いての画像は、ユニークビジターの伸び率が高いモバイルアプリTop20をリスト化したものです。青のバーがFacebook社、赤がGoogle社、そして灰色はその他の会社が運営しているアプリとなっています。

見ての通り、FacebookとGoogle関係のアプリがTop20の半分を占めています。FacebookとMessangerが、アメリカでも未だにユニークビジターが伸びているのには驚きですね。ソーシャルメディアだけに焦点を当ててみると、Facebook、Instagramに続いてSnapchatが3番目にユニークビジターが伸びています。いかにアメリカ市場でSnapchatが台頭しているかが分かりますね。

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画像参照:comScore Whitepaper, 2017 U.S. Cross-Platform Future in Focus

デスクトップとモバイルの購入状況

上記で説明したように、モバイルでのネットの利用時間はデスクトップより長いのですが、費やすお金に関しては少し違ってきます。下の画像は、デバイス毎のECサイトへのアクセス時間(左)と実際に費やしたお金の割合(右)を示したものです。

ECサイトへのアクセス時間とは、商品ブラウジングから購入決定までの時間のことを指します。ECサイトへのアクセス時間は、モバイルが67%、デスクトップが33%と、圧倒的にモバイルでのアクセス時間が長くなっています。しかし、費やすお金の割合を見てみると、デスクトップが80%、モバイルが20%と立場が逆転しています。商品の比較や検討はモバイル上で行われ、購入はデスクトップで行うユーザーが多いということになります。

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画像参照:comScore Whitepaper, 2017 U.S. Cross-Platform Future in Focus

まとめ

今回comScoreの調査から、デスクトップよりモバイルでの方がネットの利用時間が圧倒的に長いことが分かりました。ですが、だからといって、今後デスクトップを捨てて良いかというとそういうわけではありません。購買決定の時のみ、ユーザーはモバイルではなくデスクトップで行います。

また、Facebookなどのソーシャルメディアはモバイルでアクセスする一方、Google検索はデスクトップでアクセスすることが多いという事実も注目です。何か商品をプロモーションする際は、ソーシャルメディアとモバイルに焦点を当ててターゲティングしていくのが良いですが、ファネルの購買決定ステージ入ったユーザーには、GoogleのPPC広告で購入ページを宣伝していくのが良いでしょう。

最後に、繰り返しにはなりますが、今回の調査対象はアメリカユーザーのみです。今後、アメリカ市場にアプローチしたいという方は是非参考にして下さい。

参照:Marketing Land, Mobile now accounts for nearly 70% of digital media time [comScore]


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