KOBITブログ

Facebook Live動画内にMid-roll広告(アドブレーク)が遂に現れる!!

この記事は約 6分 で読めます。

Fan taking photo of concert at festival

去年2016年8月からFacebookがテストしていた、Live動画内のMid-roll広告が遂に本格リリースされます。ちなみに、このMid-roll広告をFacebookはアドブレークと名付けたので、この記事でもこれからはMid-roll広告をアドブレークと呼びたいと思います。それでは、詳しい内容を説明していきたいと思います。

アドブレークの概要

アドブレークとは、Facebook Live動画専用の動画広告のことを指します。広告の長さは20秒となります。ビジネスページと個人アカウント両方が、このアドブレークを動画内に入れ込むことができます。ただ、現時点ではアメリカでしかアドブレークは利用することができません。

Live動画配信者、Facebookが動画広告で得た収益からマージンを得ることが出来ます。つまり、YouTuberのような存在がFacebookでも現れるようになるのです。

もちろん、アドブレークを流すにはいくつか条件があります。まず、少なくとも2000人のフォロワーを持つFacebookページ、もしくはアカウントしかアドブレークを自分のLive動画に入れ込むことができません。

次に、過去1ヶ月以内に視聴者300越えのLive動画を配信しなければなりません。この2つの条件を満たして、初めて自分のLive動画内にアドブレークを流すことができます。

ちなみに2番目の条件ですが、1つだけ300オーディエンスを獲得すれば良いので、たとえその後1ヶ月間のLive動画で300オーディエンスを獲得しなくても、アドブレークを流すことができます。もちろん、知的財産、著作権、アドブレークポリシーに違反しているアカウントは、自動的にアドブレークを流す権利を失います。

アドブレークはMid-roll広告であることから、Live動画を配信し始めて4分経たないと流すことができません。また、一回流したら、次のアドブレークを流せるのは5分後となります。

アドブレークの流し方

それでは、どのようにすればアドブレークを流せるか説明していきましょう。先ほど、過去1ヶ月のLive動画で1つでも300オーディエンスを獲得していなければならないと述べましたが、今流している動画のオーディエンスが300を超えた時点でその動画内にアドブレークを流すことが出来ます。

例えば、皆さんがこれから初めてLive動画を配信するとして、開始1分後に300オーディエンス越えしたら、その動画内に広告を流せるようになるのです。

アドブレークの権利を得たら、配信画面の下に”$”マークが表示されます(もちろん、日本で利用出来るようになったら、”¥”マークになると思います)。その”$”マークをタップしたら、すぐに動画広告が流れます。

つまり、配信して4分経って、5分間隔であれば、自分が一息付きたい時にいつでもアドブレークを流すことが出来るのです。

広告主側の課題

ここまで、パブリシャー側の目線で説明してきましたが、ここからは広告主側の目線でアドブレークの話しをしていきたいと思います。

広告主は、動画広告をLive動画に流す際、他の広告タイプの様にターゲティング設定を行うことが出来ます。しかし、ある特定のパブリッシャーだけに流すことはできず、Facebook側が設定されたターゲット情報を基に広告を割り当てていきます。もちろん、何処のLive動画に自分の広告に流れたかのチェックも出来ません。

唯一出来るオプションと言えば、「広告を流して欲しくないLive動画カテゴリー」です。つまり、除外設定のみです。

しかも、配信先として除外できるカテゴリーは、「Debated social issues(社会問題のディスカッション)」、「Mature audiences (啓蒙コンテンツ)」、「Tragedy and conflict (事件や対立に関するテーマ)」の3つのみとなっています。

何故この3つのカテゴリーをFacebookが選んだのかも不思議ですが、それ以前に除外できるカテゴリーが3つしかないというのは不十分ですね。

何故Facebookオーディエンスネットワークは使い辛いのか?その課題と解決策はいかに!?」の記事でも書きましたが、Facebookオーディエンスが伸び悩んでいる原因の1つは透明性の欠如です。

どこに流すかを設定することも出来ない、どこに流れたかもチェック出来ない、という理由から多くの広告主がオーディエンスネットワークに広告を流すことを避けています。

同様に、Live動画も十分な配信先の設定とチェックが出来ないことから、アメリカのオンライン広告エージェンシー会社の多くは、クライアントに勧め辛いと述べています。

Live動画は今最も注目されているコンテンツですので、広告をそこに配信する企業は多いでしょう。しかし、この不透明性を克服しない限り、徐々にアドブレークから離れていく可能性は大いに考えられます。今後、Facebookはこの課題をどう解決していくかが注目です。

まとめ

課題はあるものの、アドブレークは流行のLive動画コンテンツ専用の広告であることから、一度は使ってみたいところです。最後に、アドブレークと同時に、他にも2つのことをFacebookが発表したので、共有したいと思います。

まず、先月から噂されていたLiveでない通常動画へのMid-roll広告に関して、Facebookは正式にテストを行っていることを発表しました。「Facebookに新たな広告枠?Mid-roll動画広告をライブ動画以外にも流す!?」の記事で、その広告概要に関して説明していますが、詳しいことはFacebookは未だ明らかにしていません。

2つ目は、Facebookオーディエンスネットワークに加入している全てのパブリッシャーに、自分のメディアにストリーム動画が流せるようになったことです。Facebook広告の幅がさらに広がりましたね。ただ、先ほども述べたように、今Facebook広告の不透明性が非常に問題視されています。幅を広げるのも良いですが、まずはその課題を解決してもらいたいものです。

参照:Marketing Land, Facebook opens mid-roll ads to more Live broadcasters, starts non-live test


さあ、KOBITをスタートしよう。