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インタビューの「ろくろを回す」って本当にあのポーズになるの?ろくろを回しながらインタビューしてみた

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ろくろを回しているポーズで失礼します。ライターのmegayaです。 みなさんはこの「ろくろを回す」というポーズを見たことがあるでしょうか?ネットのインタビュー記事などをよく読んでいる人は間違いなく見たことがあると思います。 ojs_rokurodanshi_tp_v

どうしてweb業界の人はインタビューの時の画像がろくろで粘土をこねるみたいに両手を突き出した格好になっているの?

(引用: ニコニコ大百科

ニコニコ大百科辞典によると、Twitterのつぶやきから始まり、某巨大掲示板で話題になり一気に広まったのが始まりと記載されています。 今では取材を受けるときにインタビュアーの人に「ろくろの手をしてもらってもいいですかー?」と要求されることすらあるらしいです。
自然にそのポーズになるのがおもしろかったのに、逆にそれを欲しがる時代になっているとは驚きですね。この「ろくろを回す」ということが当たり前になっている時代で、僕の中にはモヤモヤとした疑問がずっとありました。 %e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-3

「果たして本当に陶芸をするときにこのポーズになるのか」ということがずっと疑問でした。なぜなら僕はろくろを実際に回したことがないからです。だからインタビューでろくろを回すという比喩が、ネタなのか本当にそういうポーズになってしまうのかわかりません。

ということで、今回は「実際にろくろを回しながらインタビューするとどういうポーズになるのか?」ということをやってみて、僕の疑問を解決したいと思います。 ここから先は、インタビューのときに自然に出てしまうろくろを回す仕草をエアーろくろ回しと呼ぶことにします。

陶芸教室でろくろを回しながらインタビューをしよう

  img_2448 img_2431   ろくろ回しのポーズが本当かを検証するために、都内にある白金陶芸教室にやってきました。 こんな企画に寛大にも協力してくれるのは、おそらくこの陶芸教室だけでしょう。本当にありがたい。 img_2743 そしてこの企画のインタビューに応じてくれたのは、株式会社クリエイターズネクスト代表の窪田 望さん、Visso株式会社 マーケティング部 部長の小室 吉隆さんのお二人です。 両者ともに上級ウェブ解析士という資格をもっており、今日は「ウェブ解析士ってどんな仕事なの?」ということをインタビューします。内容はいたって真面目ですが、メインはあくまでろくろ回しです。

企画説明

この記事には簡単な仕掛けがありまして、今回の記事はまったく同じ内容の記事がべつにあります。

ウェブ解析士ってどんな職業?上級ウェブ解析士に会って聞いてみた

今、読んでいる記事は陶芸教室でろくろを回しながらインタビューしていますが、↑のリンクの記事は別の場所でインタビューしたときの真面目な写真を使用しています。ただ文章はまったく同じです。
なぜこのように同じ記事があるのかというと、「エアーろくろ回しをしている写真が」と、「本当にろくろを回している写真」を見比べてみてほしいと思ったからです。なので2つの記事の写真を見比べて見てみるとおもしろいかもしれません。

今回の記事のインタビュー内容に興味がない人は、文章読まずに写真だけ見てください。 それで大丈夫です。今回の検証はインタビューの内容はまったく関係ありません。 ということで色々と説明しましたが、とりあえずろくろを回しながらインタビューして見ましょう!

インタビュー

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窪田 望

アメリカ合衆国ニューヨーク州生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒業。上級ウェブ解析士。19で起業し、創業して14周年。省庁やメーカー、介護医療業界不動産分野でのSEO対策コンサルティングを担当。SEO対策・ウェブ解析を担当し、売上増大、費用削減面での成果をあげる。
はじめてWebサイトを作ったのは中学生の時。介護の口コミサイト「老人ホームマップ」を3年で業界No.1の会員数にすることに成功。20代の牽引する成長企業100に選出。

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小室 吉隆

2005年からインターネットビジネスに従事し、Webサービス事業者・受託開発会社・パッケージシステムベンダーなどを経験をした後、2014年からVisso株式会社に参画。現在はWebディレクター・コンサルタントとして、Web・ITに関する顧客の課題解決を支援。
プライベートでは社会人向けの経営・マーケティング勉強会「ナレッジコモンズ」を2011年から主宰。
上級ウェブ解析士、経営心理士、MCPCモバイルシステム技術検定2級。趣味は琉球古典音楽(三線)、釣り、サバイバルゲーム。

ウェブ解析士とは何をする職業なのか?


—————- 早速なのですが、ウェブ解析士とはどんな職業なのでしょうか?

窪田:

「解析」という名前の通り、webサイトに関するあらゆる数値を専門に扱っています。どのようにしてサイトに来たのか、サイト訪問後どのような経路で問い合わせに至ったのか、問い合わせに至らなかったユーザーはどこで出ていってしまったのか。そういった情報を元にデータを収集・解析します。

「ウェブ解析士」と聞くと、この解析結果の数値を伝えるだけが仕事だと思われがちなんですけど、数値を見て「どう企業が求める成果を達成するか?」を考えて、サイト改善・経営改善を伴走していくのがウェブ解析士の仕事です。


—————- コンサルのように事業の相談に乗ってもらえるイメージでしょうか?

小室:

そうですね。ウェブ解析士は英語で「Web Analytics Consultant」とも言うので、そのイメージで合っています。
ウェブの数値を見て終わりというわけではなく、「お客様とビジネスゴールを共有して一緒に改善していく」ということの方が、お客様から期待されている役割だなと日々感じています。

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Googleアナリティクスや、Adobe Analyticsといった解析ツールを使えば、今は誰でも便利にアクセスなどの数値を見ることができるじゃないですか。

だけれど「自社のwebサイトは悪い数字なのか良い数字なのか?」「目指している数字は適正なのか?」というのは自分たちでは判断できない部分が多くあると思います。
例えば地方の中小企業で求人サイトを作っていたとして、「リクルートに勝てる数字は出せるのか?」と聞かれたら、資金面や規模などを含めて難しいじゃないですか。ですので初めは「お客様の会社にあった指標はこれ位じゃないですかね」と、お客様のビジネスや置かれた環境を考慮しながらご相談に乗ります。

逆にウェブ解析士を名乗っていて、お客様のビジネスの中身をみずにアクセス数値だけをみた提案しかしない人がいたら、ちょっとアレかもしれません。(笑)

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—————- ウェブ解析をお願いした場合には、どのようにサイト改善をしてもらえるのでしょうか?

窪田:

例えば簡単な例ですけど、転職サイトで考えてみましょう。

解析をしてみて20時ごろがアクセスのピークだったとします。
理由を考えてみると、転職サイトを見る人って、お昼は働いているから興味はあっても上司の手前、サイトを見づらいっていうことが思い浮かびます。そこから「このサイトは家に帰ってからゆっくり見る人が多い。だから20時ころのアクセスが多いんじゃないか」みたいな仮設が立てられます。

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もしもこの人が夜にサイトを見て、電話をかけて来たとしても受付時間が過ぎていて、相談できない可能性があるじゃないですか?
そうなった場合に例えば、業務時間外は月1万円くらいで雇えるオペレータを雇えるe秘書サービスなどを利用して、電話を受けることだけでもやるべきだと提案します。
「担当者が不在なので折り返します」ということだけでもオペレータにやってもらえれば、「誰かが会社に興味を持って電話をかけてきた」という情報だけでも得ることができるじゃないですか。

人材会社経由で転職してくれると考えて、一回あたりの転職単価が100万円くらいになるとすると、1件でも問い合わせがとれて転職確率が10%だとすれば、1件の電話辺りの価値は100万円÷10で10万円になります。月10件くらい今まで対応出来ていなかった夜の電話に対応出来るようになれば、電話のオペレータを雇った1万円を差し引いても99万円の利益がでるということになります。

これは簡単な例ですけど、こういったことは解析をしてみないと、この発想にたどり着くことができないですよね。

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小室:

僕の改善提案もあまりwebにはこだわらないです。例えばメンズ向けファッションECをやっているお客様がいて、解析してみたら訪問者はメインターゲットの男性の次に、若年層の女性が想定外に多かったりする時期があり、そういう場合には「女性向けのアソートや低価格帯のアイテムなどを出してみては?」と提案してみたりします。

また、同じお客様なのですが、ある特定地区からのアクセスがものすごく多かったんですね。そしたらお客様に「やっぱり僕らの考えはあっていた!」と言われたので「どういうことですか?」と聞いてみたら、「その地域に今度新店舗をだすんですよ」と言われたことがあります。

解析をすることによって、出店計画の裏付けになったと喜ばれました。
これもデータがないとわからないことの一つだと思います。

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ウェブ解析士は数値よりも人を見ている


—————- ウェブ解析をする際には、解析した数値以外ではどのようなことが大切なのでしょうか?

窪田:

まずは数字を見るよりも先に、ペルソナ(会社が提供する製品やサービスにとって、ターゲットにすべき人物像)を決めます。ここを明確にすることが重要だとおもっています。
ウェブを作る際は多くの人と関わります。社長、部長、制作責任者、責任者の部下、だけではなく、ディレクター、デザイナー、エンジニア、ライター、コーダー、様々な人が一緒になって一つのサービスを作ります。その際に、誰に対して良いものを作るかがブレてしまうと、良いサイト改善を考えることが難しくなります。例えば、派手なものが好きな人に地味なデザインは刺さらないですし、右脳で考えたい人に数字で説明しようとしても刺さらないですよね。そのためにもwebサイトを運用している顧客とのヒアリングがめちゃくちゃ大切になります。

ペルソナを定義するときは、一見どうでも良さそうな情報とかも定義します。例えば、ペルソナの恋愛事情とか、そういうところも一緒に考えます。これはなぜかというと、ターゲットにとってサイトに来訪する時というのは非日常だということを思い出してもらうためです。サービス提供側は、ついつい自分たちの仕事のことばかり考えますから、仕事が日常になりますが、ターゲットにとっては非日常なんですね。そのことを忘れてしまうと、言葉が専門的になりすぎてしまったり、情報を省略してしまったりしがちなんですね。

webサイトを使うユーザ目線になることも大切です。ユーザ目線でサイトを見て、「ここはボタンがわかりづらい」「ここにリンクがあったらいいな」というのを一つづつ確認していきます。

その上でお客さんと単価、商品の数、リピート率などの数字をすべて抑えて、最後に数値を見るようにしています。そうするとユーザ目線から見た感想と、解析士から見た結果という2つの観点からものごとを見ることができます。すると、ユーザ目線で見たときに「わかりづらい!」と思っていたボタンのCTR(クリック率)が、やっぱり他のボタンより低かったりしたりして、問題が浮き彫りになります。

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—————— サイト改善というのは地道な作業なのですね

小室:

解析に限らずwebマーケティング自体が長期施策でやるものです。webで成果をだしたいなら、中長期的に取り組む姿勢が必要ですね。
その長期施策の中の一つとして、ぜひウェブ解析をつかっていただきたいです。

僕も窪田さんと同じく、クライアントへのヒアリングはすごく大事にしています。ただ僕の場合はペルソナよりも先にビジネスゴールをしっかり聴いて、それを元にした3C分析の実施を提案する、というパターンが多いです。「お客様を知りましょう」「競合を知りましょう」「自社を知りましょう」という、いわばマーケティングの基本というか。
言葉にすると当たり前なんですけど、しばらく前にやったきりで忙しくて更新できてない、という会社は結構多くて、そのお手伝いから入ったりします。

あと、ウェブ解析で用いるものとして、定量だけでなく定性(※)も重要ですよね。
定性データは例えば「お客様の声を拾い上げたもの」などで、定量データは「解析結果の数字」などです。これら2つが必要で、どちらか片方だけでは良いデータとは言えません。

(※定量・・・数字で表せるもの 定性・・・数字で表せないもの)

そして我々ウェブ解析士にとって、お客様の業界について知ることもかなり大切です。僕だとお客様に「自分はwebは詳しいけどお客様の業界やエンドユーザーさんのことは知らない、だから教えていただきたい」と直接聞いてしまいます。知ったかぶりしても意味ないですしね。

一方的に我々が「webはこうだから」と言っても前に進まなくて、お客様と二人三脚でwebを育てていく、そういう思いで取り組まないと成果にはつながらないと考えています。

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アクセスが少なくてもウェブ解析はやるべき


—————— 地方の人はwebに詳しくない人も多いと思うのですが、そういった場合はどう取り組むべきでしょうか?

窪田:

ウェブ解析士に頼まなくても、まずはGoogleアナリティクスは入れた方が良いと思いますね。それから数字を見る習慣をつけるのは大事だと思います。
昔にアクセスカウンターって流行ったじゃないですか?「訪問者が100人です」とか「キリ番ちょうど300です」みたいな。スタートはそれくらいの数字を見るくらいの気持ちでやるといいと思います。

小室:

webに強くない地方の経営者さんでも、日々のアクセス数を見るだけでモチベーションあがりますからね。「今日は何人来た!」みたいな。

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窪田:

サイトに100セッションが来る喜びは、数字を見ないとわからないですからね。アクセスの増減がわかると、自分の影響の広がりがわかるようになるじゃないですか。

あとはいきなり「コンバージョンが〜」などの話をしても難しいと思うので、まずは検索でどのくらい人が来たのかという、SEOの観点での数字を見るようにするのがわかりやすく良いですね。
検索ユーザがどのくらいいるのか把握できるようになれば、どういう経緯でサイトに来たのか興味を持つようになり、よく検索されるワードがわかるようになってきたり、問題点が自分でもわかるようになってくると思います。


—————— アクセス数が少ないと、解析できる情報も少なさそうですが、そのあたりはどうなのでしょうか?

窪田:

そういったサイトこそやるべきだと思っています。
webサイトに来た人が実際に商品を購入したり、問い合わせする割合のことをコンバージョンレートと言うのですが、コンバージョンレートが1%だとそこそこ質の高いサイトだといえます。

一日200アクセスしかないサイトでも、問い合わせが一日に2件あればコンバージョンレートは1%です。アクセス数が少ないサイトを運営している方は自社のサイトを過小評価しがちでこのあたりを見落としがちです。

アクセスが少ないからといって失敗のサイトではありません。むしろそういったサイトには、マッチング率の高い質の高いユーザが多いと思います。

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小室:

地方で言うと、例えば茨城県に住んでいる人が自宅の工事をどこかに頼みたいと思ったときは、「茨城 工事」ではなく、「自分が住んでる具体的な地域名 工事」で検索すると思います。
これはあくまで一例ですが、ユーザー心理を推測しつつ、webの施策をしっかり練って、地域にあったコンテンツを提供することで、自然流入が大きく伸びるケースもよく見ますね。
地方の会社の方が東京と比べて競合が少ないので、施策を絞って実施することで成果は全然でやすいと思います。

また、これはウェブ解析士仲間の成果ですが、とある地方の企業サイトで、採用ページのリンクの位置をわかりやすくしただけで、エントリー数がかなり増えたケースもあるそうです。
コンテンツが悪いわけじゃなかったんですね。来訪者が知りたい情報にたどり着けるように、看板をわかりやすくつけてあげることが大切なんです。

窪田さんが言うように、アクセス数の多寡じゃないんですよね。

窪田:

解析したらコンバージョンがいきなり3%だったこともありますね。これはとんでもなく高い数字です。どうしてかなともう少し解析してみると、競合がいなかったんですよ。

でもこの会社は数字が良いのいかどうなのかわからなかったので、自分たちのサイトをかなり過小評価していました。
だから僕は「サイトの改善はしなくても良いので、もっと広告費を増やしましょう」と提案しました。

こういった風にアクセス数が少なくても、サイト改善をする必要がない場合もあるんですよね。

小室:

たしかに、自分たちのwebサイトの成果が良いものかどうかを判断する指標がないので知りたい、という相談は多いです。このあたりは、色々なサイトをみている僕らのようなウェブ解析士に気軽に相談していただきたいですね。

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webサイトの先には人がいる

小室:

webサイトを運用している会社が忘れがちなのが、「webサイトを見ている人がいる」ということです。文字にすると当たり前のことなんですが、数字ばかり見ているとついこのことを忘れがちになってしまいます。
ものすごく話を単純化すると、500セッションあればその先に500人がいるということじゃないですか。これを忘れていくと「昨日と同じで500セッションか…」と、数字だけで物事を判断していくようになってしまいます。

例えがちょっと適切じゃないかもしれませんが、東日本大震災の直後に北野武が言っていた言葉が僕は忘れられなくて、webの数字を見ているときにその言葉をいつも意識しています。

今回の震災は、2万人が死んだ一つの事件ではなく、1人が死んだ事件が2万件あったということ。2万通りの死に、それぞれ身を引き裂かれる思いを感じている人達がいて、その悲しみに今も耐えている。

数字だけで見るとそれはただの数字でしかないんですけど、かならずそこにはwebサイトに何かを求めてやってきた人がいるということです。

窪田:

小室さんの言うとおり、サイトには必ず何かを求めてやってきているはずなんですね。
例えば陶芸教室のサイトをやっていたとして、大学生がサイトを見ていたとすれば、女の子とデートのためなのか、友達と新しい遊びを探すためなのか、必ず目的があるじゃないですか。
webサイトをただ見ているだけじゃなく、必ずその先に感情が存在するはずです。

数字だけを見るだけでなく、そういった経緯や感情、行動を見るのも非常に大切なことです。

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ウェブ解析をすると会社の風土が変わる

小室:

人、については、ウェブ解析のレポートを通じて社内のコミュケーションが活発になったケースもあります。コミュケーションのステージが上がったとでも言いましょうか。


——————- 「コミュケーションのステージが上がる」とはどういう意味でしょうか?

小室:

その会社では、自分たちのwebの現状が良いのか悪いのか判断できないまま議論をしている状態が続いていたそうなのですが、僕の方でお手伝いをさせていただくことになり、ウェブ解析レポートを毎月作って持っていって、スタッフさんとミーティングをしばらく続けていたら、あるとき経営者さんから「「次はこうしたら数字が良くなるんじゃないですかね?」といった意見がスタッフからでてくるようになったよ」と、おっしゃっていただきました。

つまり、会話の内容が変わったんですね。これってコミュニケーションのステージが上がったといえるんじゃないかなと。
この件を通じて、ウェブ解析は単純に数字を改善していくだけでなく、組織の風土を改善するきっかけにもなることに気づきました。

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窪田:

組織の文化に貢献するというのはすごくありますね。1ヶ月に1回きちんとした解析を行って分析すると、お客さんの良い振り返りになるんですよ。「今月はここがだめだった」「ここは頑張ったから数値が確実にあがっている」など、自分たちの仕事を冷静に分析するいい機会になります。

こういった「少しずつ改善をしていく」やり方というのは、日本の文化に根ざしていると思うんですよ。急激でなく、ちょっとずつ変えていくのは日本人に合っていると思います。

小室:

そうですね。で、僕がそういったウェブ解析の結果をまとめるときは、窪田さんの会社で作っているKOBITでだしたレポートを使わせてもらっています。
KOBITのレポートはお客様にとっても直感的にわかりやすいみたいで、私がGoogleアナリティクスのAPIを叩いて作ったカスタムレポートと、KOBITのレポートを比較して見せると、確実にKOBITの方が見やすいと言われるんですよ。僕の改善提案もあまりwebに

窪田:

無理矢理にKOBITにつなげてもらってありがとうございます。(笑)

そもそもKOBITを作った経緯には、解析士に対する経緯があるんですよ。
ウェブ解析士って、ドキュメンテーションや資料を作るのに時間を追われることが多いんですね。そういったムダな時間をなくしたいと思っているんですよ。
KOBITを使用してもらって、改善のアイディアを出す時間に時間を使い、アウトプットの品質が高めてほしいと思っています。

小室:

実感としてまさに狙いどおりだと思います。あの金額であの内容のレポートが出せるのは本当にすごい。
窪田さんの思惑どおり、僕らみたいなウェブ解析士が使う場合は、KOBITのレポートをベースにして、KOBITが出していないデータを加えたり、我々ウェブ解析士としての仮説や見解を加えることで、お客様にとってさらに価値あるレポートにすることが短時間にできちゃいますからね。ただただ右から左に流してるわけじゃなくなりますし。(笑)

お世辞じゃなく本当に、ウェブ解析士がKOBITを使い倒すことで、業務効率が劇的にあがりますし、ウェブ解析の品質も上がると思って、使わせていただいてます。

窪田:

最後のオチまでありがとうございます!

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ろくろを回しながらインタビューをしてわかったこと

ということでインタビューはここまで。実際にろくろを回しながらインタビューしてみて幾つかのことがわかりました。 それらを紹介します。 %e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-3 img_2790%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%92%e3%82%9a%e3%83%bc img_2687%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%92%e3%82%9a%e3%83%bc エアーろくろ回しの方では、肩まで大きく広げて身振り手振りをするんですが、実際にろくろを回しと、ものすごく小じんまりとた動作になります。気を遣う作業なので、脇をものすごく締めるからですね。
あと作るものによると思いますが、一般の人が作るものがお皿や湯のみがほとんどなので、肩幅より大きいろくろを回すポーズはほぼありえません。 %e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-3 img_2526ほとんど指先を使う写真のポーズになることが多いことがわかりました。 エアーろくろ回しで見られるあのポーズって、実はあんまりやりません。 %e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-3 img_2612 これが本当に不思議だったのですが、目の前に本物のろくろがあるのに人間はインタビューを受けると自然にろくろを回します。 もはや「実際にろくろを回しながらインタビューをする」という概念をぶち壊しています。エアーろくろ回しは人類の抗えない生物的な行動なのかもしれません。 %e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-3 そもそも陶芸って集中してやるものですよね。インタビューにまったく集中してくれません。だから「さっき僕なんて言いましたっけ?」と混乱状態に陥ります。 あと、ろくろを回す台がそこそこ音が出ます。あとでインタビューの録音を聞き返したときに、ろくろの台が回る音がずっと鳴っててノイローゼになりそうでした。 img_2648 そして、逆にインタビューに集中すると、今度は陶芸がおそろかになって自分で何を作っているのかわからなくなります。 ラフレシアでも作ってるいるんですか?

検証結果

ということで今回は「実際にろくろを回しながらインタビューしてみるとどうなるか」ということで以下のことがわかりました。 %e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-3 実際にやってみると、エアーろくろ回しで見られるような豪快な手の広げ方はなくて、すごく小じんまりとしていました。 実際にやってみると、ほとんど指先しか使わないんだなということもわかりあました。 肩まで広げるようなポーズはほとんどなくて、ずっと指先での繊細な作業になります。それも新たな発見でした。 16777117_1607457242603675_1615779165_o-1 ちなみに完成品はキレイに焼けていました。 ということで、IT業界の方でインタビューを受けながらろくろを回したい人はこの記事を参考にしてみてください。
きっと、「普通にインタビューすれば良かった」と思うこと間違いありません。


さあ、KOBITをスタートしよう。