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複数あるFacebook投稿に対するリアクションをどう効果測定するか?

この記事は約 6分 で読めます。

Concept image with like word on computer keyboard

当初Facebookでは、主に”いいね!(Like)”ボタンで友達や企業の投稿に対するリアクションを表現していました。これは他のソーシャルメディアでも同様です。

しかし、ソーシャルメディアのリアクションの中に秘めている感情は、必ずしも”いいね!(Like)”だけではありません。投稿を見て怒りや驚き、悲しみなどの感情が湧いてくる時もあると思います。

そこでFacebookは、数年前にこのリアクションの幅を広げました。今は投稿に対するリアクションは”いいね!(Like)”だけでなく、”超いいね!(Love)”、”うけるね(Haha)”、”すごいね(Wow)”、”悲しいね(Sad)”、”ひどいね(Angry)”、の6つがあります。

ユーザーは投稿を見て感じた感情を、これらの6つのリアクションボタンで表現することができます。このように、リアクションの幅が広がりは、単なるユーザー体験に彩りを加えました。

一方、Facebookページを運用している人にとっては、幅広いリアクションは厄介な存在となっているのではないでしょうか?

これまで、投稿の効果測定では「”いいね!(Like)”やコメント、シェアがいくつあったか?」だけで、ユーザーのエンゲージメントを評価してきました。

今はそれに加えて、”超いいね!(Love)”、”うけるね(Haha)”、”すごいね(Wow)”、”悲しいね(Sad)”、”ひどいね(Angry)”がありますので、非常に効果測定が複雑になってきています。

何が複雑かというと、これらのリアクションの感情は、投稿によってポジティブにもネガティブにもなり得るという点です。

この記事では、どういった投稿で6つのリアクションボタンがポジティブ/ネガティブに変わるかといった事例を紹介した上で、今後Facebookマーケターはこれらのリアクションボタンをどのように効果測定していけば良いかを紹介していきたいと思います。

異なる2つのターゲットリアクション事例

今から紹介する2つの事例は、Marketing Landが独自で2つの投稿の各リアクションを効果測定したものです。

まず1つ目の投稿は、岩隈選手が所属しているシアトルマリーナーズの投稿です。マリナーズのセカンドのロビンソンの第一子誕生を祝った投稿です。これらの投稿に対するリアクションを効果測定したのが、次の画像となります。

mariners_screen

Marketing Landでは、6つのリアクションをまずポジティブ(Support)とネガティブ(Oppose)に分けた上で、各々の数をカウントしています。今回の投稿は「子供の誕生」がテーマなので、”いいね!(Like)”や”超いいね!(Love)”のリアクションが集中しています。

結果は、見ても分かるように全体的に良かったと評価できるのではないでしょうか?ただ注目してもらいたいのは、”悲しいね(Sad)”という感情をポジティブ(Support)と定義している点です。

その理由としてMarketing Landは、”悲しいね(Sad)”のアイコンは涙を流していて、これは子供が生まれて嬉しい涙と捉えることも出来るからだと、述べています。

mariners_response 

実際に、”悲しいね(Sad)”を押したユーザーがどのような感情を持っていたのかは分かりませんが、Marketing Landがここで言いたかったのは、”悲しいね(Sad)”は投稿によってはプラスと捉えることもマイナスと捉えることもできるということです。

“うけるね(Haha)”も同様です。基本的には「面白い」というプラスの感情で捉えるかもしれませんが、投稿によっては「あざ笑う」という馬鹿にしたマイナスの感情として定義することもできます。これが、先に述べた、幅広いリアクションの効果測定の難しい点です。

続いての投稿はTeslaの投稿です。内容を簡単に訳せば、「世界のCO2レベルがヤバいよ!もう安全値には戻らない」といった感じです。

tesla_screen

この投稿の効果測定で注目してもらいたいのが、”悲しいね(Sad)”と”ひどいね(Angry)”をポジティブ(Support)と位置づけている点です。投稿の内容は非常にユーザーの危機を煽るもので、Teslaの狙いはユーザーに世界のCO2の現状に悲しみや怒りの感情を抱かせることです。結果、上手く”悲しいね(Sad)”と”ひどいね(Angry)”にリアクションが集まっていますね。

tesla_response

Facebookのリアクションボタンをどのように効果測定していくか?

事例で分かったのは、投稿によってユーザーに押して欲しいリアクションボタンが異なるということです。例えば、誰かの死を報道する投稿なら、もちろん”悲しいね(Sad)”がポジティブ(Support)となりますし、”超いいね!(Love)”や”うけるね(Haha)”はネガティブ(Oppose)リアクションとなりますね。

このように、リアクションの幅が広くなった今、投稿するまえに「オーディエンスにどのような感情を抱かせ、共感させたいか?」を定義する必要があります。”いいね!(Like)”、”超いいね!(Love)”、”うけるね(Haha)”、”すごいね(Wow)”、”悲しいね(Sad)”、”ひどいね(Angry)”の6つのリアクションのポジネガを、1つ1つの投稿で仕分けした上で効果測定していきます。

そして仕分け通りのリアクションを得られたら投稿を高く評価し、仕分けと違うリアクションが集まったら低く評価していきます。この方法で、複雑なリアクションでも正しい効果測定を行うことが出来ます。

まとめ

如何でしたか?少し手間ですが、この方法で行っていけばシンプルに6つのリアクションを評価していくことができます。

投稿において最も大事なのは「ユーザーを共感させる」ことです。共感は必ずしも喜びだけでなく、悲しみや怒りの感情も含まれます。そういったことをしっかり考慮していけば、どんなにFacebookの環境が変わっても、良い運用が出来ると思います。

参照:Marketing Land, Beyond the Like: Measuring Facebook Reactions


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