KOBITブログ

Facebookの広告ビジネスの成長が減速!?限界を超えるための3つの秘策とは?

この記事は約 6分 で読めます。

success on the stock market

去年2016年からFacebookアプリ内の広告が飽和状態になることをFacebook社が明言していました。そして遂に、Facebook社は2017年の中頃にはFacebookユーザーのニュースフィードに流せる広告枠が完全に埋まると、投資家達に警告しました。

つまり、Facebookアプリ内のみの広告収入が限界を迎えるということです。一番の収益源であるFacebookの広告枠が限界を迎えるということは、Facebook社全体の広告ビジネスの成長が減速することになりますので、Facebook社は新たな対策を迫られています。

この記事では、今後さらなる成長に向けたFacebook社の3つの秘策を紹介したいと思います。

Facebookアプリの現状

モバイル広告から動画広告まで、素早い時代への対応により、Facebookの広告ビジネスはここ3〜4年で怒濤の成長を見せてきました。

毎クオーターのFacebook社の広告収入の成長率は、前年と比べ平均50%程はありました。最高の成長率は、2016年の第2クオーターの63%です。

今回Facebookが投資家達に警告したのは、世界最大のプラットフォームの広告枠が埋まることで、この凄まじい成長率は、新たな取り組みをしない限り見られないということです。

もちろん成長率が0になるというわけではありません。Facebookアプリのユーザー数は依然として増え続けていますので、それに応じてニュースフィードの広告枠は増え、広告収入は右肩上がりを維持するでしょう。

しかし、ユーザー数の増加率も減速傾向であることから、それだけでは以前のような成長率を見せることはできないと、Facebook社は考えています。

秘策1:Instagramとオーディエンスネットワーク

Facebook社はInstagramとオーディエンスネットワークも保有しているので、これらのプラットフォームの広告収益を増やすことは1つの手ですね。特にFacebook社はInstagramの成長に大きな期待を寄せています。

現在50万もの企業が既にInstagram広告を利用していますが、Facebookに比べると未だ高い潜在性を秘めているとFacebook社は考えています。

Facebook社のCFO デイビット氏はInstagramへの期待を次のように述べています。

過去のFacebookアプリの成長を見れば、Instagram内の広告枠はまだ広げることができる。確かにFacebookアプリ内のみの広告収入の成長は減速するかもしれないが、Instagramの成長で社内全体の高い成長率は期待できるだろう。

Instagramは2017年には全世界でストーリー広告をリリースします。ストーリーは1日に1億人が閲覧する人気コンテンツですので、そこに広告枠を設けることは大きな期待を寄せることができますね。

秘策2:動画のMid-roll広告

2016年にライブ動画が大流行しました。そのチャンスを見逃さず、Facebook社はライブ動画の途中に広告を流すMid-roll広告のテストを開始しました。「投稿と投稿の間がもう駄目なら、投稿内にいれてしまおう」という考えですね。

今はライブ動画に限らず、再生時間が長い通常動画にもMid-roll広告を流すことを試しています。ユーザーがより多くの動画を閲覧できるように、動画専用のニュースフィードも最近用意されましたね。

まだテスト段階で、ユーザーがMid-roll広告に対してどんな反応をみせるかによりますが、本格的にリリースされれば大きな成長源になりますね。

秘策3:Facebookのテレビアプリ!?

Facebook動画はApple TVやクロームキャストを通じてテレビで閲覧することが出来ます。それに加えて、Facebookは独自のテレビアプリをリリースすることを検討しているようです。

現在Facebookはプロの動画クリエイターとFacebookアプリ内独自の動画コンテンツの作成する話しを進めていて、友人や企業が流す動画だけでなく、NetflixやHuluのような動画コンテンツをFacebookのテレビアプリに流すことを考えています。

これまで、Facebookユーザーの動画に対する姿勢は受動的で「Facebook上に動画が流れてくるから閲覧」していました。Facebook社はこのユーザーの姿勢を変えたいらしく、プロが作った動画コンテンツで、「あの動画が見たいからFacebookに訪問する」といった能動的な行動を作っていくようです。

テレビ専用アプリが出来れば、もちろんその分広告枠を広げることができますし、ユーザーの意識を能動的なものに変えることで、Facebookアプリへのアクセス回数も増えますね。

これはまだ正式に発表されているわけではないですが、実現したらFacebookの広告ビジネスのさらなる飛躍に繋がるでしょう。

まとめ

今のところFacebook社が本格的に取れるアクションは、秘策1のInstagram広告の拡大でしょう。ストーリー機能も順調ですし、最も潜在性の高い広告スペースと考えられます。

Mid-roll広告は、ユーザーの反応次第というところです。やはり動画の途中で流れる広告は、少なからずユーザーストレスに繋がるので、お蔵入りになる可能性があります。

最後の秘策3ですが、個人的には最も面白い考えだと思います。「遂にFacebookがNetflixやHuluの領域に踏み出したか」という感じです。

Marketing Landの情報によれば、既存のコンテンツのライセンスを買うのではなく、独自のコンテンツを作ることだけを進めているので、NetflixやHuluのようですが、またこれらとは違うプラットフォームとなり得るでしょう。

まさにFacebookチャンネルの誕生が近づいているのでしょうか。これが実現すれば、Facebookの広告枠が一気に増えると思うので、今後もこの動きには注目していきたいと思います。

参照:Marketing Land, Instagram won’t fix Facebook’s ad load dilemma yet, but video might

 


さあ、KOBITをスタートしよう。