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2017年マーケティングに取り入れるテクノロジーは何だ?VR?AI?それとも・・・

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IT-TRENDS 2017

netimperativeというデジタルマーケティングメディアで面白い記事を発見しました。Marketoという会社が、世界中の620人のマーケターから「各国のマーケターが2017年に取り入れる予定のテクノロジー」について調査しました。

netimperativeでは、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、そしてオーストラリアの結果が紹介されていたのですが、アメリカとそれ以外の国で、結果が全く異なるものでした。この結果は、日本のマーケターの人にとっても参考になるかもしれないので、簡単に紹介していきたいと思います。

国別 マーケティングテクノロジートレンド

最初にも述べたように、今回各国のマーケターにされた質問は、「2017年 新しく取り入れるマーケティングテクノロジーは何ですか?」というものです。その国別の答えBest 5が以下のものになります。

アメリカ

  1. Predictive analytics – 77.14%
  2. Internet of Things – 25.71%
  3. マシーンラーニング – 22.86%
  4. 人工知能 (AI-Artificial Intelligence) – 20.00%
  5. なし – 10.00%

イギリス

  1. Internet of Things – 42%
  2. VR-Virtual Reality  – 39%
  3. 人工知能 (AI-Artificial Intelligence) – 24%
  4. Predictive analytics – 24%
  5. マシーンラーニング – 20%

フランス

  1. Internet of Things – 46.67%
  2. 拡張現実 (AR-Augmented Reality) – 37.33%
  3. 人工知能 (AI-Artificial Intelligence) – 36.00%
  4. VR-Virtual Reality – 34.67%
  5. マシーンラーニング – 26.67%

ドイツ

  1. Internet of Things – 44.44%
  2. VR-Virtual Reality – 42.22%
  3. 人工知能 (AI-Artificial Intelligence) – 24.44%
  4. マシーンラーニング – 21.11%
  5. Predictive analytics – 18.89%

オーストラリア

  1. VR-Virtual Reality – 45.16%
  2. Internet of Things – 35.48%
  3. 人工知能 (AI-Artificial Intelligence) – 35.48%
  4. マシーンラーニング – 32.26%
  5. 拡張現実 (AR-Augmented Reality) – 32.26%

Predictive analyticsとは何か?

この後の分析でPredictive analyticsは重要なテーマになりますので、まずはこのワードについて解説していきたいと思います。Predictive analyticsを日本語に訳すと予測分析となります。

これまでのデータ分析といえば、「結果はどうだった」、「過去に何が起こっているか」などを考察するためにありました。Predictive analyticsでは、名前の通り、過去ではなく「未来に何が起こるか」を考えるための分析法です。

Predictive analyticsの利用事例としては、例えばMacy’sの在庫管理があげられます。これまでは、季節毎に売れる商品を直感で考え店舗に陳列していましたが、Macy’sはPredictive analyticsを利用して、大量にある過去の購入履歴データを基に陳列商品を考え、在庫処理するようになりました。

Predictive analyticsは、これらの一連の流れを自動で提案してくれます。つまり、自動意思決定案をマーケターに与えてくれるのです。

これをWebマーケティングの世界に置き換えて考えると、大量にある過去のユーザー行動データから、ターゲットにすべきペルソナの定義などをしてくれます。

つまり、Predictive analyticsを利用することによって、Webマーケターはより効率的かつ効果的なオンラインアプローチが可能になると考えられているのです。

調査考察

結果をみてもらったらすぐに分かるように、アメリカとその他4ヶ国で大きな違いがでました。アメリカでは、Predictive analyticsが他のテクノロジーを凌駕して、なんと77%のマーケターが2017年に取り入れていくことがわかりました。

一方で、他4ヶ国はIoT、VR、拡張現実などを中心的に取り入れいくようです。netimperativeでは、この調査におけるIoTの定義を述べていませんが、恐らくモバイルやVRヘッドセットのことだと考えられます。

今後、これらのインターネットデバイスの利用者がどんどん増えていくことから、それらのデバイスに適したコンテンツの配信を高めなければならないと、ヨーロッパやオーストラリアでは考えられているということでしょう。

ランキングをもっと広く見てみると、アメリカは戦略的テクノロジーに、ヨーロッパやオーストラリアはクリエイティブ的テクノロジーにフォーカスしていることが分かります。

アメリカはPredictive analytics以外でマシーンラーニングや人工知能を2017年に取り入れていくと答えました。これらは全て、効率性や正確性を高めるための技術です。

一方で、ヨーロッパやオーストラリアのランキングには、絶対にVRから拡張現実といったコンテンツに関わる技術が入ってきています。アメリカとその他の国で、マーケティングに対する大きな価値観の違いが見えてきますね。

どちらの価値観が正しいと言うことはできませんが、果たして日本のWebマーケティングがどちらの方向に向うのでしょうか?個人的なイメージですが、マーケティングに関して日本はアメリカの後を追う印象が強いです。

ですので、日本でもPredictive analyticsが2017年の新たなトレンドとなる可能性は大いに考えられます。いずれにせよ、今回紹介した国別のランキングは、世界中でどんなテクノロジーが注目されているかを確認できるものだったと思います。

次にどのテクノロジーを取り入れるか考える際の、参考にしてみてはどうでしょうか?

参照:
netimperative, Connected devices and VR “top priorities for international marketers” 
marketo blog, 7 Things That Illustrate What Marketers Think About the Future of Technology


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