最近自分のウェブサイトの検索順位が下がってきたと感じることはないでしょうか?それには以下の原因があるかもしれません。
これらの問題はSearch Consoleの検索トラフィックメニューで確認することできますので、その確認方法を紹介していきたいと思います。
まず、「検索トラフィック」を表示します。下図のようにSearch Consoleのダッシュボードメニューにあります。
「検索トラフィック」メニューをクリックすると下図にある「手動による対策」、「インターナショナルターゲティング」、「モバイルユーザビリティ」が表示されます。これらで上にあげた3つの問題は対応できます。
Googleのアルゴリズムはスパムをほとんど自動検出することができますが、一部検出できないものについては、人間の目でガイドラインに違反しているサイトかどうかチェックしています。「手動による対策」ページでは、そのような人間の目で見て違反していると判断されたページやサイトが表示されます。サイトの検索順位に大きく影響を及ぼすケースもあるため、問題が見つかった場合はなるべく早く対応しましょう。
問題がない場合には以下のようなメッセージが表示されます。
「手動による対策」ページに表示される対策は以下のように2種類あります。
以下のような理由で手動による対策が行われることがあります。
第三者が不正にハッキングしたと思われるサイトがあるとこのメッセージが表示されます。
フォーラムページ、ゲストブックページまたはユーザープロフィールで発見されるスパムです。広告や営利目的と思われるプロフィールのようなサイトの文脈と無関係な内容があるとユーザー生成スパムとして認識されますので、サイトに不適切なコンテンツを削除しましょう。
サイトへの不自然な人為的、不正なリンクが検出された場合に該当します。この問題に対処する場合には、サイトへのリンクのリストをダウンロードし、ガイドラインに違反しているリンクを見つけましょう。そのリンクを削除するかリンクの否認ツールから非承認を行えば、対処は完了となります。
その他にも、価値の低いコンテンツや悪質なスパムなどがある場合には、レポートで問題が報告されます。修正を行いガイドラインに違反していないと判断したら、再審査ができますのでリクエストを送信しておきましょう。
特定の国や特定の言語向けのサイトを持っている場合に、検索結果がその地域の言語に対応しているかを確認できる機能となります。
このページには下図のように二つのセクションがあります。
正しくコンテンツや検索結果の表示を行うには、URLレベルでターゲティングを行うことができます。ここでは3つの方法があります。
この他にもサイト全体でターゲティングを行うことができます。その際はページの言語を明確に区別したり、URLから使用言語がわかるようにするという方法があります。
モバイル端末でのユーザビリティに問題があるかを確認することができます。モバイルユーザビリティのページでは、問題のあるページ数の推移が表示されます。
今回の例では、エラーはありませんでしたが、エラーの種類には例えば以下のようなものがあります。
モバイル用ブラウザではFlashに依存したコンテンツが表示されません。サイトのデザインを他の技術で行う必要があります。
ビューポートとは、日本語で表示領域という意味です。モバイルユーザーは、タブレットやスマートフォンなど画面の大きさが異なる端末でアクセスをしています。meta viewportタグを使用して、端末に合わせた表示方法をブラウザに指定します。
ビューポートが固定幅に設定されている場合に表示されます。サイトのレスポンシブデザインを導入して問題を解決しましょう。
ウェブページの語句や画像を表示するために水平にスクロールを行う必要があるページが表示されます。ページのCSS要素に対して相対的な幅と位置の設定をしましょう。
文字のサイズが小さく、ユーザーにとって読みづらいサイトになっています。ウェブページのviewportを設定後、フォントサイズを指定しましょう。
タップ要素が近すぎると、ユーザーが隣接する要素からアクセスしたいサイトを指でタップすることが難しくなります。タップターゲットのサイズを適切に設定する必要があります。
上記のようなエラーが表示された場合には早急に対応していきましょう。
今回はSearch Consoleの「検索トラフィック」メニューの項目を解説していきました。どの項目もサイトの検索順位に大きく関わるものですので、こまめに確認しエラーがない状態をキープできるようにしましょう。