これまでKOBITブログ | Search Consoleでは、Search Consoleの「検索での見え方」、「クロール」、「Google インデックス」メニューについての機能解説をしていきました。
しかし、Search Consoleには、まだ利用できる機能があります。今回はSearch Consoleの「検索トラフィック」メニューの見方について紹介していきます。
目次
「検索トラフィック」は下図のように、Search Consoleのダッシュボードの中にあります。
「検索トラフィック」をクリックすると、下図のように6つの項目があります。
この6つの中から、今回は「サイトへのリンク」について解説していきます。
ここでは、被リンク情報の一覧を確認することができます。被リンクとは、他のサイトが自らのサイトへ向けてつけたリンクのことをさします。良いサイトからの被リンクが増えると、Googleに良いサイトとみなされ検索順位上昇に繋がるため、被リンク対策はSEO上とても重要は施策です。
ここでSEOのための、「良い被リンク」の2つの性質を紹介します。
被リンク数は増加することが望ましいですが、増え方に注意しなければなりません。Googleは急激な被リンク数の増加を不自然なものとみなし、最初は検索順位が上がっても、その後順位は下降します。
これは直感的になりますが、自分のサイトに向けて1つのサイトから100個のリンクが貼られている状況よりも、100個のサイトから1個ずつのリンクを貼られる方が、「より多くのサイトから支持されている」と考えられますよね。Googleは前者よりも後者をより優れたサイトと考えます。よって、幅広いドメインからリンクを貼られるコンテンツを作る必要があります。
それでは、Search Consoleの「サイトへのリンク」機能で、どのように被リンク対策するのか見ていきましょう。「サイトへのリンク」をクリックすると、以下のようなページが表示されます。
上図のように、以下の3つの情報が表示されています。
各情報について見ていきましょう。
自サイトへのリンク元のドメインが、リンク数の多い順に表示されています。
上図の場合では、例えばhatena.ne.jpからの被リンクが2番目に多い、ということが分かります。またドメインの右側には、そのドメインから何本のリンクが貼られているかが表示されます。各ドメインをクリックするとさらに詳細な情報が表示されます。
「このテーブルをダウンロード」をクリックすれば、このページに掲載れている情報がCSVファイルにてダウンロードすることができます。データを加工してパワーポイントなどに起したい場合は、ここからダウンロードしましょう。
上図から分かるように、被リンク元のダウンロード形式には、「このテーブルをダウンロード」を含めて3種類あります。それぞれ、
のようは使い分けができます。特に気にしなければ、「このテーブルをダウンロード」で問題ありません。
ここでは、自サイトのどのドメインにどのくらいの被リンクがあるか確認することができます。
上図の場合では、例えばhttps://kobit.in/が最もリンクをもらっているということが分かります。各URLをクリックするとさらに詳細な情報が表示されます。
上図のように、どのドメインがhttps://kobit.in/に何本のリンクを出しているかがわかります。また、ページ上部の「リンクされているすべてのページ」をクリックすると、他ドメインからリンクされた自サイトの全URLについてのデータをダウンロードすることができます。
先程と同様に、3つのダウンロード形式でデータを保存することができます。
ここでは、サイト内コンテンツのアンカーテキストを確認することができます。アンカーテキストとは、リンクされている部分のテキストを表しています。SEO対策上、アンカーテキストに適切な情報を含めることが重要です。
上図にある詳細をクリックすると、全てのアンカーテキストが表示されます。
アンカーテキストをチェックして、不適切なキーワードが存在していないか確認しましょう。このページの下部には、他項目と同様にデータをダウンロードするボタンがあるので、必要に応じて利用していきましょう。
「サイトへのリンク」についての解説は以上となります。適切な被リンクは、SEO対策上非常に重要です。 「サイトへのリンク」が提示してくれるデータを利用して、検索順位の改善に活かしましょう。