皆さんはSearch Consoleの公式ブログからSearch Consoleについての最新情報を入手しているでしょうか?その公式ブログで、2016年12月12日に興味深い発表がありました。Search Consoleの機能拡張についての内容となり、Search Consoleで「プロパティセット」の機能がバージョンアップするというものです。https://webmasters.googleblog.com/2016/12/enhancing-property-sets-to-cover-more.html
同サイトでは2016年5月31日に、プロパティセットがSearch Consoleに導入されたと発表しています。https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/05/tie-your-sites-together-with-property.html
本記事では、この「プロパティセット」に関するアップデートがどのようなものかを紹介していきたいと思います。その前に、そもそもプロパティセットはどのようなもので、使用法も分からないという方もいると思いますので、次節ではまずプロパティセットについて説明します。
プロパティセットとは複数のプロパティを1つにまとめたものです。プロパティセットのメンバーの全ての情報が一つのレポートとして表示できます。例えば、HTTPとHTTPSが混在したサイトをまとめて1つのセットにする、または同じサイトだがPCとスマートフォン向けで異なっているドメインを一つにまとめて分析することができます。
それでは、Search Consoleでのプロパティセットの作成・編集・削除方法を見ていきましょう。
1. Search Consoleのホーム画面から「セットを作成」をクリックします。
2. セットを編集します。
「セットを作成」をクリック後、下の画面が表示されます。
「セット名」でプロパティセットの名前を、「追加するメンバーの選択」でセットのメンバーを設定できます。
「追加するメンバーの選択」をクリックすると、上図のように候補が出てきますのでメンバーを選んでいきます。メンバーを選択し終えたら、「変更を保存」をクリックして、プロパティセットの作成を終えます。
プロパティセットを作成する際には以下の点に注意しましょう。
プロパティセットの編集と削除を行うには、Search Consoleのホーム画面で「セットを管理」をクリックしましょう。
クリック後、メニューが表示されるので、「セットを編集」または「セットを削除」を選択します。
今回のアップデートのポイントはプロパティセットでの分析レポートを利用できる範囲が広がったということです。
以前までは、プロパティセットでの分析結果は検索アナリティクスでのみ利用することができました。しかし、今回のアップデートにより以下のデータ項目でもプロパティセットでのレポート結果が表示されるようになります。
今回のアップデートで、Search Consoleの使い勝手はより一層良くなるのではないでしょうか。ユーザーの声に応えてアップデートが行われたことはとても嬉しいニュースです。拡張された機能を有効に利用していきましょう。