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構造化データから見えるSearch Consoleを用いたサイト運営

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検索結果の見え方

GoogleのSearch Consoleはサイト作りのための重要なツールです。これから利用してみようかと思っていらっしゃる方もいるでしょう。以前の記事(サーチコンソールを用いたサイト運営 クロールの統計情報、 Fetch as Googleから何が分かるの?)でSearch Consoleのクロールについて特集していきましたが、まだ様々な項目にアクセスできます。

そのため初心者がいきなりSearch Consoleを開くと各項目が何を表しているのか把握しきれないことがあるかと思います。これからSearch Consoleのダッシュボードにある「検索での見え方」について見ていきます。特に、本記事では構造化データに関連する用語の意味と、Seach Consoleでの構造化データの見方について解説します。

構造化データとは?

そもそも構造化データとはどのようなものでしょうか?構造化データとは、コンピュータのデータベースに格納できるタイプのデータをいいます。例えば、CSVファイルやExcelファイルなどは構造化データにあたります。メリットは構造化データは整理や検索が容易で、データ分析に適しているということです。さらに、データベースとして管理できることから「構造化」という名前がつきました。

ちなみに構造化データと対になるものに非構造化データがあり、画像、動画、文書データなどが該当します。以前は、非構造化データに対するデータ分析は盛んではありませんでした。しかし最近ではビッグデータ分析が最近のトレンドになっていることもあり、特定の非構造化データに対するデータ分析技術の進歩が進んでいるようです。

下図は構造化データの分析結果の一例を表示しています。

構造化データ2

サイト上で検出された構造化データのタイプとエラー状況を確認することができます。今回の例では、エラーは確認されませんでした。データタイプにはBreadcrumbListと書かれています。これはパンくずリストなどと呼ばれ、ユーザーに今閲覧されいるページが、そのWebサイト内でどの位置にあるかを階層ごとにリストで表示したものです。これは、ユーザビリティだけではなく、SEO上でも重要になります。

さらに、ソースの欄には「マークアップ:schema.org」と書かれていますね。これは何を表しているのでしょうか?

マークアップとは?

マークアップとは、HTMLやXMLなどのマークアップ言語の構文を用いて構文を記述すること、または記述された構文そのものを意味します。テキスト文章にタグなどを用いて、文章の構成や文字の大きさなどを指定することがマークアップにあたります。

次にschema.orgの説明をします。

そもそもschemaとは、検索エンジンがより簡単にウェブページの情報を認識するためのmicrodataです。

microdataとは、検索エンジンにウェブサイトのコンテンツを与えるために作られたコード言語です。

もともと「schema.org」はGoogle、Bing、Yahoo、さらにはロシアの検索エンジンYandexによって支援されてるプロジェクトで、構造化データにschemaをより広げていこうとする活動を意味しています。画面に表示されたschema.orgは「schema.org」の仕様どおりに、マークアップしていくことを意味します。

schema.orgを利用することで、検索機能が向上します。特に、検索エンジンにリッチスニペットが表示されることが一番のポイントです。そもそもスニペットとは検索後、ヒットしたWebページのタイトルの下に表示される数行のテキストのことを指します。ユーザーの興味をそそるような、テキストを設定することがクリック率向上につながるため、SEO対策でとても大切です。

リッチスニペット

リッチスニペットは、上図のようにレビューなどのテキスト以外の情報も表示していることを意味します。レビューがよければ、そのサイトを覗いてみようと思いますよね。したがって、リッチスニペットがさらにクリック率を高めることが期待できます。

Search Consoleでの見方

下図のように、Search Consoleのダッシュボードから「検索での見え方」→「構造化データ」で構造化データにアクセスできます。

検索での見え方

構造化データメニュー

「構造化データ」をクリックすると以下の画面になります。

構造化データダウンロード

分析結果を保存したい方は、「ダウンロード」をクリックすると、CSVまたはGoogleドキュメントの形で、データをダウンロードすることができます。

構造化データダウンロード形式

また、データタイプリストは優先順位をつけるために、エラーの多い順に表示されます。構造化データタイプの行をクリックすると、ページのURL、エラーが発生したアイテムがリストで表示されるので、各ページでのエラー状況を把握できます。

構造化データエラー状況

今回は、KOBITブログの2016年6月3日の記事「【FaceBook広告配信】オーディエンスネットワークに変化 LiveRailを閉鎖した意味とは?」(https://kobit.in/archives/3669

を例にとって見ていきます。それぞれのページのURLをクリックすると、各ページでのitemtypeやitemListElementなどが表示されます。

マークアップページ

上図のように、マークアップには二つのitemtypeが使用されます。

  • http://schema.org/BreadcrumbList
  • http://schema.org/ListItem

また、itemListElementの項目がパンくずリストのためのマークアップ構造を表しています。

パンくずリストの作成にはURL 、ラベル、順番についてマークアップする必要があります。itemListElementの項目は以下のように対応しています。

  • itemListElementのitem:パンくずリストが示すページのURL
  • itemListElementのname:パンくずリストのラベル
  • itemListElementのposition:パンくずリストの順番

このページの1番目のラベルは「HOME」ということになります。今回の例での、itemListElementは以下のようになっています。

アイテムリストエレメント一覧

したがって、このページでのパンくずリストは次のようになっています。

HOME > KOBITブログ > WEBマーケティング > Facebook > 【FaceBook広告配信】オーディエンスネットワークに変化 LiveRailを閉鎖した意味とは?

データタイプテスト

また、上図の「ライブデータをテスト」をクリックすると、「構造化データテストツール(Structured Data Testing Tool)」にアクセスしてマークアップが正しいかどうかを確認できますので、マークアップを更新した際にエラーが起きないかどうか確認しましょう。

構造化データテストツール

マークアップをすることでリッチスニペットを追加できるなど検索機能の向上につながります。これはクリック率上昇やユーザビリティの改善につながるため、サイト運営者、ユーザーのどちらもマークアップの恩恵を受けることができます。構造化データを用いてより良いサイト運営をしていきましょう。


さあ、KOBITをスタートしよう。