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Facebookの効果指標に新たな誤りが発覚!修正する3つの項目とは!?

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2016年の9月から、Facebook投稿に関する様々なメトリックスの数値が、表示されているものと実際のものとが違うことが次々と明るみに出ました。以前の記事(【超重要】Facebookの効果指標の定義、算出法のアップデートが発表!!今後数値に大きな変化が!?)でも書いたように、Facebookはその誤りを正直に認め、1つひとつメトリックスの測定法の定義を修正しています。この真摯な姿勢によって、普通ならFacebookへのイメージがマイナスになるところ、何とかこれまで獲得してきた信頼を保つことができました。

しかし、今回Facebookは表示される投稿メトリックスに関して、新たなに2つの誤りを認めました。また、同時に広告キャンペーンを作成する際にFacebookが提示する推定リーチの算出法も改善し、より正確なものに近づけることを発表しました。

この記事では、新たな2つの誤りと改善される推定リーチの算出法について説明していきたいと思います。

新たな誤り1:Facebook外のリンクのエンゲージメント数値

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Facebook上でコンテンツをシェアする方法は2通りあります。1つは、友人のFacebook上の投稿に対してシェアボタンを押す方法で、もう1つはWebサイト上で面白いコンテンツをシェアボタン、もしくはURLをコピー&ペーストする方法です。今回、エンゲージメント数値が誤って表示されていたのは後者の方です。

上記の画像の左側は、ある記事のデータ状況をFacebook Graph APIで表示したもので、右側はFacebookのモバイルアプリ上で同じ記事を表示させたものです。注目してもらいたのが、赤い四角で囲んだ数値の部分です。この部分では、何人のユーザーがこの記事のURLをシェアしているかを表示したものなのですが、見ての通りFacebook Graph APIで表示されている数値とモバイルアプリ上で表示されている数値が一致していません。

この不一致の原因はFacebook自体も未だ把握していなく、分かり次第、原因を発表し修正していくとのことです。

新たな誤り2:Facebook Live動画の”On share”の数値

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FacebookLive動画のエンゲージメント数値は2つの箇所に表示されます。1つは投稿の左下で、もう1つはインサイトから見ることができます。上記の画像のように、インサイトでエンゲージメント数値を見ると、リアクションの内訳を見ることができます。”On Post”と”On Share”の違いですが、”On Post”は元の投稿から得たリアクション数であり、”On Share”は誰かがシェアしてそのユーザーの投稿上で得たリアクション数となります。

Facebookの普通の投稿では、ユーザーは1回しかリアクションを押すことが出来ませんが、Live動画では「いいね!」と思った瞬間があったら何度でも「いいね!」を押すことができます。つまり、Live動画では1人のユーザーで10回も20回もリアクションボタンを押すことが出来るのです。

問題になったのは”On Share”で得たリアクション数です。今回、インサイトの”On Post”で表示されている数値はリアクションをした「ユーザー」の数であり、仮にその1人のユーザーが複数回リアクションした場合は、2回目以降のリアクションは”On Share”にカウントされていることが明らかになりました。意味がわかりませんね。

Facebookはもちろんこの誤りを認めていて、改善についても明言しています。今後は、”On Post”のリアクション数値は「ユーザー」ベースではなく、「リアクション」ベースで表示するとのことです。つまりは、1人のユーザーが2回、3回、Live動画中にリアクションしたら、そのままその数が”On Post”上でカウントされます。もちろん、これまで”On Share”にカウントされていた2回目以降のリアクションも排除していきます。

この修正は12月中旬には完了するようで、恐らく”On Post”の数値は平均して500%増え、”On Share”の数値は平均25%減ると予想されます。

Facebook広告の推定リーチ算出法も修正

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Facebook広告を配信する際、ターゲットを設定すると1日の推定リーチ数が表示されますよね。これを基に、広告運用担当者は何人に広告がリーチされるかの仮定を立て、足りないようだったらターゲットを広げたりして調整すると思います。

この推定リーチの出し方ですが、選挙での予想投票数とほぼ同じだったと思ってもらって良いでしょう。数人のサンプルグループをランダムで抽出して、そのグループ内にいるユーザーのFacebook上、Instagram上、そしてオーディエンスネットワークに登録しているアプリ上の行動を分析して、算出されます。

これは統計データを出す際の1つの方法として一般的に認められていて、決してFacebookに落ち度はありませんが、今回Facebookはより正確な推定リーチ数を出すために改善していくことを発表しました。これまで行っていたサンプル抽出をやめ、ターゲットオーディエンス全体から行動を分析し数値を割り出していくようです。

Facebookは、この方法で算出する場合、だいたいこれまでより10%少ない数値で推定リーチ数が表示されると予想しています。

まとめ

今回は2つ誤りでしたが、もしかすると今後も新たなものが発覚していくかもしれません。恐らく今後もFacebookは、誤りを認めて修正していくでしょう。Facebookをこれからも信用すべきなのか?と思う方もいると思いますが、誤りだけでない他の数値も向上させていこうという意志も見られるので、私個人的な意見としては信用して良いと思います。

参照:Marketing Land, Facebook discloses new measurement errors, continues to hone its math


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