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YouTube広告のローテーション設定がアップデート!視聴回数重視のみで最適化

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YouTube広告に新たなアップデートが発表されました。企業や広告主は広告を配信する時、何パターンかを最初に用意し、各々のパフォーマンスに応じて配信する広告を絞っていくと思います。これまで、YouTubeでは視聴回数、コンバージョン、そして均等ローテションと3つのオプションから配信の最適化を設定することができました。しかし、今回Googleはその設定を視聴回数だけにすると発表しました。

広告配信最適化の3つのオプション

1. 視聴回数重視

視聴回数ベースで広告配信の最適化を設定しておくと、過去の視聴回数を基に今後高い視聴回数が見込める広告が優先的に表示されるようになります。極端な例を出すと、ある企業が動画広告A、B、Cと3パターンを用意して、広告配信をするとします。最初はA、B、C全てが均等に表示されますが、徐々に3つの視聴回数からYouTubeは「今後どの広告を優先的に表示させたらパフォーマンスが高くなるか」を判断します。もし広告Aが最も視聴回数が高ければ、時間が経つにつれ、均等に配信されていたのが、広告A中心に配信されるようになります。

2. コンバージョン重視

これは設定したコンバージョン数に応じて、優先的に表示される広告が変化するものです。上の例を利用して説明すると、最も視聴回数が多いのが広告Aですが、コンバージョンが最も高いのが広告Bの場合、広告Bが徐々に優先的に表示されるようになります。広告全体の視聴回数は減るかもしれませんが、高いコンバージョンが期待できるため、費用対効果の向上が見込めます。

3. 均等にローテション

一言で言えば、視聴回数やコンバージョンを基に1つの広告が優先されて表示されることはなく、ずっと用意した広告全てが均等に表示される設定です。Googleはこの設定に関して、「視聴回数やコンバージョンの低い広告も頻繁に表示されるため、全体的効果は下がります」と述べています。にも関わらず、この設定を選ぶ人はいたのか?と思われるかもしれませんが、基本的には平等にA/Bテストを行うたい時に利用されていました。

最適化オプションが視聴回数ベースのみに

今回のアップデートで、先ほど紹介した、「2. コンバージョン重視」と「3.均等にローテション」の2つの自動最適かオプションが排除されると発表されました。つまり、今後は視聴回数ベースのみで、配信される広告が自動で最適化されるということです。既に削除された2つのオプションを選んで配信している広告キャンペーンに関しては、年内(2016年)は選択したオプションが継続されますが、年を明けたら自動的に視聴回数ベースに切り替わるようです。また、今から新しい広告キャンペーンを作成する広告主は、もう「2. コンバージョン重視」と「3.均等にローテション」の選択は出来ません。

何故コンバージョン重視が削除!?

Googleは今回の発表で、「今回のアップデートは、より広告運用を簡素化するために」と述べています。確かに、もうYouTube広告を配信する際、3つのオプションを選ぶ必要がなくなるので、楽にはなるかもしれません。

ですが、「コンバージョン重視を削除する必要はあったのか?」と思われるでしょう。コンバージョンは、ビジネスにとって視聴回数やクリック率よりも重要なパフォーマンスですからね。できることなら、費用対効果に直接繋がるコンバージョン重視での最適化を望む広告主は多いかもしれません。これに関してGoogleは何もコメントしていないので、正確な理由はわかりません。

ただ、1つ言えることは、「2. コンバージョン重視」を選択した場合、ある程度のコンバージョンデータをGoogleは収集した上で判断しなければなりません。コンバージョンデータは視聴回数データよりも蓄積されるスピードが遅くなります。最適化するためのコンバージョンデータが集まらない期間は、たとえ「2. コンバージョン重視」を選んでいても、Googleはとりあえず視聴回数ベースで広告最適化を自動で行っていきます。

もし、コンバージョンデータが速く集まらず、長い期間視聴回数ベースで最適化されていたら、用意した全ての広告をコンバージョンベースで等しく比較することができませんよね。これが、「2. コンバージョン重視」の穴だったのかな?と個人的には考えます。

まとめ

今後、視聴回数ベースのみでしか広告配信の最適化はされませんが、先ほども述べた様に、「2. コンバージョン重視」を選んだとしても最初は視聴回数ベースで最適化されていたので、さほど影響はないのかな?と考えます。コンバージョンも重要ですが、まずは視聴してもらわないと始まりませんよね。もし、コンバージョンで最適化したいのならば、自分で効果測定を行い、手動で切り替えて行きましょう。視聴回数が少ないけど、確実にコンバージョンが稼げる広告動画があれば、それ以外の広告配信を止めるようにしましょう。

参照:Marketing Land, Google restricts TrueView video ad rotation settings to “Optimize for clicks” only


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