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Googleのモバイルフレンドリーへの取り組みの歴史とMicro-Momentという概念の重要性

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SEO Screen With Hexagon Pattern On White Business Smartphone Lying In Front Of A Notebook Keyboard

Googleがモバイルフレンドリーに重要性を見いだしたのは、2010年に開催されたMobile World Congressからだと言われています。それは皆さんもご存知のように、今では多くのオンラインユーザーがモバイルからサイトコンテンツにアクセスし、情報を取得したり、物を購入したりするようになりました。

Webマーケターとして、モバイルトラフィック、モバイルエンゲージメント、モバイルコンバージョン、モバイル収入をトラッキングして、最適化することは、モバイル戦略で欠かせないものとなっています。もちろん、今後もモバイルSEOやモバイルコンテンツマーケティングの重要性はどんどん高まり、モバイル戦略はターゲットマーケットにリーチする究極の手法となっていくでしょう。

Search Engine Landで、デジタルマーケティングのコラムニストのジン・ユ氏が、これまでGoogleがモバイルフレンドリーに向けて行ってきた歴史と、モバイル対策において非常に重要になる概念”Micro-Moment”への理解について記事を書いていて、大変興味深かったので、今回はそれについて紹介していきたいと思います。

Googleのモバイルフレンドリーの歴史

2010年2月:モバイルフレンドリーの重要性を宣言

2010年に開催されたMobile World Congressで、GoogleのCEOのエリック氏は、モバイルフレンドリー関して次のように述べ、その重要性を宣言しました。これが、モバイル優先の時代の始まりと言えます。

Googleのプログラマーは今後モバイル体験の向上を優先的に行っていきます。まだPCサイトは存在していますが、今後モバイルパフォーマンスはどんどん高まっていきます。

2014年10月:モバイルユーザービリティレポートがウェブマスターツールに追加

宣言から4年が経ちましたが、ちょうどこの頃にモバイルでの商品の購入やエンゲージメントの高まりか顕在化されてきた時です。そんな中、Googleはウェブマスターツール(現名称はSearch Console)に、「モバイルユーザビリティ」に関するレポート項目を追加しました。これによって、Webマーケターは自分のサイトのモバイルフレンドリーを測定、可視化することができ、あらゆる修正、向上に着手できるようになりました。実際、この結果、モバイルページの最適化を上手く行えたサイトは、200%のトラフィック向上を実現しました。

2014年11月:モバイルフレンドリーのスニペットを導入

モバイル検索結果にそったスニペットをリリースし、各ページのモバイルフレンドリーへの最適化をさらに促進しました。

2015年1月:モバイルフレンドリーかどうかの報告をウェブマスターツールで実行

Webマーケターは、これによって、自分のページがモバイルフレンドリーとしてGoogleに認識されているかどうか、スマートフォンの検索結果に表示されているかどうかを確認できるようになりました。

2015年4月:モバイルフレンドリーアルゴリズムを発表

Googleは、検索ランキングのシグナルにおいて、モバイルフレンドリー度が大きく関わってくると正式発表しました。これによって、多くのサイトオーナーやWebマーケターが、モバイルキーワードのトラッキング、モバイルエクスペリエンスの向上に向けて、本格的に取り組み始めたと言われています。

2015年10月:Accelerated Mobile Pages(AMP)を発表

AMPはもうお馴染みのワードになりましたね。40%のユーザーが3秒以上ローディングに時間が掛かったら、サイトから離脱するという研究結果から、通常ページよりもローディングスピードが数倍速いAMPコンテンツを発表しました。

2016年2月:AMPが”Top Stories”セクションのみに表示

AMPがモバイル検索結果の”Top Stories”セクションのみに、カルーセル形式で表示されるようになりました。具体的には、ニュースコンテンツのみに適応され、AMPにアクセスできるユーザーもビッグニュースサイトに限られていました。

2016年9月:”Top Stories”セクション以外にものAMPが表示されるように

これにより、これまでビッグニュースサイトに限られていたAMPのアクセスが、全サイトオーナーやブランドで可能となりました。これにより、一気に多くのサイトがAMP化に向けて動き出しました。

2016年11月:モバイル優先インデックスのテスト開始

これまで、Googleはサイトインデックスを行う際、PCバージョンを最初に評価していましたが、今後はモバイルバージョンを先に評価・インデックスしていくと発表しました。

と、簡単にモバイルフレンドリーへのGoogleの取り組みの歴史を紹介してきましたが、見ても分かるように、本格的にGoogleが着手し始めたのは、ここ2、3年と言って良いでしょう。2014年から、かなりの頻度でアップデートしていますね。

“Micro-Moment”とは?

様々なアップデートが行われ、その度にサイトオーナーな迅速な対応を強いられているわけですが、どんな変化でもモバイル対策で必要になる概念は1つに限ります。それが”Micro-Moment”です。”Micro-Moment”とは、ユーザーはオンライン上で体験する一瞬一瞬で行動を変えていくという考えです。これは、実際Googleが2015年に発表した概念で、非常に重要視されています。Webマーケターは、この概念の基で、自分が提供するコンテンツとそれに伴うユーザー行動を細分化してモバイル対策を行わなければなりません。

例えば、先にも述べた様に、ユーザーは3秒以上ローディングに時間が掛かる場合離脱してしまうケースもその1つです。Webマーケターはコンテンツを閲覧している瞬間だけでなく、コンテンツにアクセスしようとしている瞬間のユーザー体験も考慮しなければなりません。

他にも、PCとモバイルでユーザーが求めているコンテンツの内容の違いや、購買に至るまでの違いも考慮して、瞬間の行動傾向を読み取ることが、モバイル対策で求められます。

そして、”Micro-Moment”を考える上で最も重要になるのが、ユーザーのモバイル検索傾向です。モバイル検索傾向は大きく「何かを知る」、「どこかに行く」、「何をしたいか」、「何が欲しいか」の4つのカテゴリーに分けられると言われています。しかし、検索傾向が4つのカテゴリーに分けられていると言っても、1つ1つのカテゴリーに含まれる検索パターンは数十億に上るとも言われています。もちろん数十億のパターンを最適化することは不可能でしょう。しかし、効果測定や分析でターゲットオーディエンスが、どんなパターンで検索することが多いかを把握することはできるはずです。そういった、取り組みこそ”Micro-Moment”を考えたモバイルSEO対策と言えるでしょう。

まとめ

如何でしたか?確かにGoogleは頻繁なるアップデートを繰り返しますが、それは全てユーザー体験を向上させるためであることは変わりません。だからこそ、常に”Micro-Moment”という概念を持ってモバイル対策に取り組むことが重要になるわけです。この概念が常に皆さんの根底にあるならば、よりシンプルな対策を考えることが出来るのではないでしょうか?

参照:Search Engine Land, Google’s shift to mobile-first: mobile moments that matter

 


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