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世界と日本のメッセージングアプリの利用状況と態度の違い!

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Chat, social network, instant messaging concepts.

Facebookメッセンジャー、What’s up、LINE、カカオトークなどメッセージングアプリの成長はとどまることを知りません。世界的に当たり前のコミュニケーションになりつつありますが、その使い方、メッセージングアプリに対する姿勢は国々によって異なります。

Facebook IQが国別にそれらを調べたところ、世界平均と日本とでは大きな違いがありました。今日はそれについて紹介したいと思います。

1. コミュニケーションツールとしての好み

私たちのコミュニケーションツールにはメッセージングアプリ以外にも電話やE-mailなどあります。「電話やE-mailよりもメッセージングアプリを好みますか?」という質問をMellennials世代(10〜30歳代)、Generation X世代(40〜50歳代)、Boomers世代(60歳以上)別に行ったところ、Yesと答えた人の世界平均が順に65%、65%、63%という結果となりました。さらに「これからの2年の間、メッセージングでのやり取りが増えますか?」という質問に対しても、世界全体の56%がYesと答えています。

一方、日本人と世界全体を比べると大きな違いがみられました。まず最初の「電話やE-mailよりもメッセージングアプリを好みますか?」という質問に対してYesと答えた人はMellennials世代が47%、Generation X世代が39%、Boomers世代が41%と、全体的に平均より低い結果となりました。

日本人のMellennials世代はLINEなどでメッセージングアプリをよく使っている印象を受けていましたが、世界的に見るとまだまだ低いことに驚きです。「これからの2年の間、メッセージングでのやり取りが増えますか?」という質問に対しては、Yesと答えた人はたったの25%でした。

2. メッセージングアプリと私生活

次にメッセージングアプリと私生活との関連性についての調査結果です。「モバイルメッセージングアプリが自分の私生活をより良いものにしていますか?」という質問にYesと答えた人は世界全体で76%に対して、日本は47%でした。

また、メッセージングアプリが我々の生活を充実させた内容に関して、「電話やメールが使えない時の代わりの連絡手段となる」、「できるだけ多くの人と素早く写真などを共有出来る」、「人と会う際の簡単な連絡手段となる」という3つの質問を行いました。

結果、世界平均では順に67%、65%、60%だった一方、日本では38%、45%、40%という結果となりました。日本人はあまりメッセージングアプリに恩恵を受けていると感じていないのですかね?

3. メッセージングアプリとビジネス

世界では毎月、ユーザーと企業との間で10億ものメッセージのやり取りが行われています。One-to-Oneコミュニケーションが注目される中、LINEやFacebookはユーザーと企業を繋げるために、あらゆる機能を向上させていますね。

既に企業とメッセージのやり取りをしているユーザーは結構います。その人達に対して、「今後2年、企業とのメッセージのやり取りは増えると思いますか?」と「連絡を取り合っている企業の商品の方が購買意識が高いですか?」の2つの質問を行ったところ、Yesと答えた世界平均が順に67%、53%となったのに対し、日本は21%と38%という結果となりました。

さらに、「アクション前」、「アクション」、「アクション後」の3つのフェーズでのユーザーのメッセージングアプリの利用状況の統計も発表されました。

まず「アクション前」関してですが、「企業にサービスや商品に関して質問を送る」と「営業時間、場所、在庫に関して尋ねる」の2つの質問行いました。なんと、最初の質問にYesと答えた世界の人は35%、2番目をYesと答えた人が33%に対し、日本はそれぞれ15%と12%でした。

「アクション」は予約と購買の2つに分けられて調査が行われました。メッセージングアプリを通じて予約を行うと答えた人は、世界で34%に対して日本は13%。購買を行うと答えた人は、世界で33%、日本は14%という結果になりました。

最後に「アクション後」ですが、「企業にフィードバックを送りますか?」と「商品の写真を友達にシェアしますか?」の2つの質問を行いました。結果、世界ではそれぞれ30%、39%だった一方、日本では11%と17%となりました。

考察

簡単な結果の考察をしていきます。まず驚きだったことは、日本は世界に比べるとメッセージングアプリの利用がヘビーではないということ。今の若い世代の人達はかなりLINEとかで友達と話すことに夢中になっている印象を受けますが、世界的にみたら対したことないですね。

ちなみに、私が注目したのが、日本ではGeneration X世代(40〜50歳代)よりもBoomers世代(60歳以上)の方が、コミュニケーション手段としてメッセージングアプリを好んでいるという点です。

これは、まだお固い日本の企業文化なのでしょうか?LINEやメッセンジャーはプライベートや娯楽という見方がされていることが、Generation X世代の利用を阻んでいるかもしれません。

逆に、Boomers世代は孫とのやり取りでスマホを買ってLINEを始めるという話も聞きます。そういった、メッセージングアプリの偏見が日本の中年層には残っているため、こういった結果になったのではないでしょうか?

2番目の結果は、先に少しコメントしましたが、日本人は世界に比べると恩恵というかコミュニケーションの変化に鈍感なのかもしれません。実際、「モバイルメッセージングアプリが他人とのコミュニケーション方法を変えたと感じますか?」という質問に対してYesと答えた人が、世界では60%、日本だけだとたったの40%でした。

最後にビジネスに関してですが、世界的にも未だ未だ企業とのやり取りや商品の購入をメッセージングアプリで行うユーザーは多くはないと言えます。日本は特に少ないですね。今後、ユーザーと企業との関係性はどう変わるかは分かりませんが、FacebookやLINEがこの関係性に対して色んな施策を行っていますので、今が転換期であることは間違いありません。

これからもメッセージングアプリの変化には注目していきたいと思います。

参照:Facebook IQ, More Than a Message: The Interactive Experience


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