KOBIT

KOBITブログ

Toyotaのパーソナライズマーケティングが半端ない!!10万パターンの動画で広告効果をアップ!!

この記事は約 5分 で読めます。

Video marketing concept banner. Vector flat illustration for web banner, infographics, hero images.

少し前の記事(自分だけの「特別感」を期待している!!消費者が企業に個人情報を提供する理由!?)でパーソナライズマーケティングの重要性が高まっていることを話しました。パーソナライズマーケティングでは、何パターンものメッセージやコンテンツを考えて発信していかなければならないので、とんでもない手間と時間が掛かります。そんな中で、Toyota USのパーソナライズマーケティングの事例を発見したのですが、これが本当に半端ないものでした。最初に結論を言えば、Facebookで流す広告動画を10万パターン作成したのです。ということで、今日はこの事例について詳しく説明していきたいと思います。

パーソナライズマーケティングとは?

マーケティングの入りといえば、誰をターゲットにするかのグルーピングから始まると思います。そのグルーピングは、デモグラフィック、ジオグラフィック、生活習慣などを基にこれまで行われてきました。しかし、個人の趣味や興味の多様化が進んでいって、これらの情報を基にした戦略では広過ぎて、グループベースではなく個人ベースでアプローチする必要性が高まっているのです。例えば、前回の記事では購買状況を基にして、1ヶ月前に購買アクションを起こしたユーザーだけにディスカウント情報を送るなどです。こうした個人ベースのアプローチは消費者に「特別感」を与え、コンバージョン率が高まると説明しました。

他にも、ターゲットグループをさらに興味・関心ベースで細分化し、それぞれに適した広告メッセージを送ることもパーソナライズマーケティングの1つです。Toyotaが行ったのは、まさにこの手法でした。それでは事例紹介に移りましょう。

Toyotaの挑戦

繰り返しますが、今回Toyotaが行ったパーソナライズマーケティングは、プリウスのRAV 4 Hybrid のFacebook動画広告なのですが、ユーザーの興味や関心、デモグラフィック、ロケーション、購買履歴を基に動画パターンを変えて配信するというものです。そしてその動画パターンは何と10万以上にも上りました。つまり、同じ商品に関する10万パターンの動画広告が、それぞれのターゲットユーザーに同時に配信されたのです。

今回この広告を企画した代理店Saachi & Saachi LAは

1人として同じ人はいないのに、同じメッセージを見せて効果があるのだろうか?パーソナライズ化された広告は、今や多くの人にリーチして反応してもらうために必要不可欠なものだ。そして、各パーソンライズ広告に最適なユーザーを特定するのに関して、Facebookに右に出るプラットフォームはない。

と述べています。やはり、莫大な広告ターゲットグループを作るにはFacebook広告が最適なんですね。また、Saachi & Saachi LAの発言からパーソナライズ広告が如何に重要か分かりますね。

どのようにして10万パターンの動画を作って配信したか?

気になるのは、どのようにして10万パターン以上の動画を作ったかですよね?もちろん、10万もの俳優、シーンを別々に撮影したというわけではありません。最初に、互換性のある100パターンのVideoクリップ作成し、それらを「Interest Messaging (ユーザーの趣味・興味・関心)」、「Vheicle Messaging (RAV4 Hybridの注目機能)」、「Comedic Closes (ユーモア要素)」の3つのクリップにカテゴリー分けして、それらを全て組み合わせてパターン化していきました。100全ては使ってはいなく、「Interest Messaging」は29、「Vheicle Messaging」は29、「Comedic Closes」は28となり、あとはBGMのパターンが5となっていて、これらを全て組み合わせるという手法です。実際、計算してみると29×29×28×5=117,740通りとなりますね。

例えば、下の動画は「スキューバに興味持っている人」、「車の馬力の特徴」、「そして俳優さんの電話番号をナレーターがバラそうとするユーモア(←日本人にとっては何が面白いか分からないかもしれませんが・・・)」の3つのクリップを組み合わせた動画となっています。

このように持っているクリップを全て組み合わせて10万パターン以上の動画をToyotaは完成させ、それぞれにあったターゲットユーザーに配信されたのです。

結果、商品認知度やエンゲージメントなどの効果がかなり伸びたようです。

まとめ

如何でしたか?ここまで莫大な数の動画を作るには、相当のコストと手間を掛けます。10万パターンも作るとは、さすがToyotaと感じざるを得ません。10万パターンは作れないにしても、パーソナライズマーケティングをどうやっていけば良いのかのイメージはついたと思います。これを参考に、皆さんも少しずつ試してみては如何でしょうか?

参照:netimperative, Video case study: Toyota USA makes 100,000 versions of same Facebook ad

 


さあ、KOBITをスタートしよう。