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英語だけだと不十分!アメリカ市場にアプローチするならスペイン語も使え!

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3d Translate Spanish and English on computer keyboard.

日本でも多くの企業がアメリカ進出を志していると思いますが、英語が出来れば十分と思い込んでいませんか?アメリカは他民族国家です。ネイティブアメリカンをはじめ、中国系がいたり、韓国系がいたり、そしてヒスパニック系がいます。ヒスパニック系の民族は特にアメリカには多く、普段の生活でも英語ではなくスペイン語を利用している人をよく見かけます。もちろん、お店なんか行くと当たり前のようにスペイン語対応する店員も見かけます。そしてネットの世界でも、アメリカのサイトでは必ずと言っても良いぐらい、英語かスペイン語を選択させる言語設定オプションがあります。

そして、Facebook IQで非常に面白い調査が行われていました。英語の広告とスペイン語の広告でヒスパニック系の購買意欲やコンテンツへの好感度がどう変わっていくかという研究です。今日はその調査に関して紹介したいと思います。

調査概要

今回の調査は、アメリカにいる500人以上のヒスパニック系の人を対象に行われました。まずこれらの人を、「スペイン語中心で喋る」、「英語とスペイン語のバイリンガル」、「英語中心で喋る」の3ブループに分けて行われました。

結果1:ヒスパニック系はスペイン語のコンテンツを好む

まず普段スペイン語と英語どちらで、読む、書く、動画閲覧するのを好むかを調べたところ、やはり「英語中心で喋る」グループはスペイン語より英語を好み、「スペイン語中心で喋る」グループは英語よりスペイン語を好むようです。ですが、「英語とスペイン語のバイリンガル」のグループの60%以上も、読むに関しても、書くに関しても、動画閲覧に関してもスペイン語を好むことがわかりました。

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画像参照:Facebook IQ, Gains in Translation: What Your Language Choices Say to US Hispanics

さらに、「企業はスペイン語、英語両方で広告を出した方が良いか?」という質問に対して、「スペイン語中心で喋る」と「英語とスペイン語のバイリンガル」それぞれ80%が、「英語中心で喋る」グループでさえ60%がYESと答えました。購買意欲に関しても、全グループを平均して、英語よりスペイン語の広告の方が1.4倍高まるということが分かりました。

結果2:スペイン語の方がヒスパニックに安心感を与える

何か商品を購入したり銀行口座を作る際、 「スペイン語中心で喋る」グループの35%がスペイン語での情報を求めるということが分かったようです。

Facebook IQはさらに、「スペイン語中心で喋る」と「英語とスペイン語のバイリンガル」グループ、全54人に折り紙の鶴の折り方のwebページをスペイン語と英語ランダムで見せて、鶴を折ってもらうという実験をしました。

結果、英語でのチュートリアルを受け取った58%の「スペイン語中心で喋る」と29%の「英語とスペイン語のバイリンガル」人が言語設定をスペイン語に変えました。驚きなのは、スペイン語でチュートリアルを受け取った人は誰も英語に言語設定に変えなかったことです。それは「英語とスペイン語のバイリンガル」のグループも含めてです。

つまり、バイリンガルのヒスパニックにとっても英語よりスペイン語の方が情報を収集することにおいて安心感があるということが分かりました。

結果3:中途半端なスペイン語は許されない

ここまでで、十分アメリカ市場でのスペイン語の重要さが分かったと思います。アメリカ企業がスペイン語対応を必須にしている理由も理解できたと思います。

ただ、単に広告やコンテンツをスペイン語に翻訳できれば良いという問題ではなさそうです。「Spanglish」という言葉があるように、ヒスパニック系にとってはスペイン語が公用語ではない人が翻訳したかどうかが一瞬で分かるようです。アメリカにいるヒスパニック系の62%は「Spanglish」は不自然なスペイン語だと答えていて、ほぼ半分近くが「Spanglish」を好まないと答えています。

また、アメリカにいるヒスパニック系は、自分たちをターゲットにしているならヒスパニックカルチャーをコンテンツに盛り込んで欲しいと答えています。こういったカルチャーを感じさせるコンテンツには動画タイプが利用し易いと思います。動画でヒスパニック系が「ヒスパニック文化を感じる」という要素は3つで、62%が「スペイン語喋る女優、俳優」、58%が「ヒスパニックの家庭」、57%が「ユーモア」と答えたようです。

まとめ

いかがでしたか?ちなみにアメリカのヒスパニック系民族の割合は16%とマイノリティ最大の民族です。マイノリティと表現しましたが、調べてみたところヒスパニック系の出生率はアメリカの中で非常に高いらしく、将来的に白人の割合も抜くとも言われています。

これは将来的な話しですが、いずれにせよアメリカ市場を狙うにおいてスペイン語が欠かせないことは理解頂けたと思います。しかもただスペイン語が喋れる、書けるだけでは駄目です。やはり、その文化に根ざしたコンテンツを作ることが重要になってきます。ですので、ヒスパニック系の人材を採用することも必要ですね。

画像:Facebook IQ, Gains in Translation: What Your Language Choices Say to US Hispanics 


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