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ソーシャルが旅行業界を変えた?!参考にしたい2つのテクニック

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旅行に向かう人々

コラムニストChris Kernsが、夏のソーシャルにおける旅行のパターンのデータを調査、分析しました。今回は、ホスピタリティ産業におけるソーシャルのデータの変化から、インフルエンサーのバズりテクニックとOne to One マーケティングについて紹介します。

インフルエンサーから学ぶバズるテクニック

これまで旅行などのホスピタリティ産業におけるコンテンツ制作は、その土地の風景や観光スポットを撮影した写真がメインのものだったり、そのホテル・観光地を選ぶことのメリットが前面に押し出されたものでした。

しかし最近では、ユーザーにその場所に行ったかのような経験にさせるコンテンツが好まれるようになってきています。ここではその傾向を生かした2つのテクニックを紹介します。

  • 旅行を楽しむ人を風景とともに撮影する
  • 同じ被写体とポーズを風景を変えて投稿する

まず一つ目の「旅行を楽しむ人を風景とともに撮影する」ですが、これはChris Burkard さんなどがと得意としている手法です。彼は190万人のフォロワーと2.8%のエンゲージメント率という数値を記録しており、これは多くの旅行会社のエンゲージメント率よりも高いようです。

では、その写真を実際に見てみましょう。Chris Burkard さんのアップしている写真(画像引用:http://surfcareers.com/blog/chris-burkard/

Chris Burkard さんのアップしているスケボーの写真(画像引用:http://blog.theclymb.com/passions/media/interview-chris-burkard/

家にいながら自分自身がその冒険のなかにいるような気がしてきますね。

次に「同じ被写体とポーズを風景を変えて投稿する」というテクニックですが、これはMurad Osmann さんが得意としています。

Murad OsmannをGoogle検索した結果

画像参照:Murad OsmannのGoogle 検索

Murad OsmannはInstagramのフォトシリーズの中で、彼の妻のNataliaを、現地の文化、服装、様式や場所とともに撮影しています。同じポージングの写真なのに全く異なる風景のため、自身が世界中を飛び回っている気になります。またこれにより、彼は440万人のフォロワーと、4.3%のエンゲージメント率を誇っています。

ホスピタリティ産業におけるOne to One マーケティング

One to One マーケティングとは、顧客を一括りに捉えて集客を行うのではなく、顧客一人一人に対して適切な集客方法を選択することを意味しています。最近の顧客は、従来のマスマーケティングよりもOne to One コミュニケーションを期待しています。

例えば身近な例で言うと、Amazonでは閲覧履歴や商品購入履歴などからあなたに合った最適な商品をレコメンドしてくれます。あれもOne to One コミュニケーションの1つです。それが自分の全く興味のない商品を提示する(全ユーザーに同じ商品)ものであったら、魅力のある機能はいえないでしょう。

他にもすかいらーくグループのガストを利用したことのある方は多いと思いますが、そのガストのスマホアプリもOne to One コミュニケーションを取り入れています。これはお店で食べたメニューのデータはもちろんのこと、ユーザーの年齢・性別・家族の情報(お子さんはいるか?など)から最適なクーポンを最適なタイミングで発行してくれます。これも全く興味のないメニューのクーポンだったり、別に外食したいと思わないタイミングで発行されるのでは、迷惑な機能ですね。

またSNSにおいても、公式アカウントから情報を一方的に出すのみではユーザーにとって魅力があるものではありません。ユーザーからの質問や問題提起に対して素早く反応し、そして解決に至るスピードが早いことを期待しています。ユーザーがブランドに対してツイートしてのんびりと返事を待っているという時代はもう既に終わっています。

TwitterでOne to One マーケティング

世界的に著名な20の企業の公式Twitterアカウントの、2015年のTweetを調査したところ、一個人に向けて書かれたTweetは約95%で、更に増加傾向にあることがわかりました。 また旅行業界について2016年のデータを確認したところ、この傾向は特に強まっていることがわかりました。

旅行業界におけるOne to One Tweet数の変化

画像参照:How social is revealing a new world for the travel industry

2015年の研究では、航空会社のアカウントによるTweetのうち98%がOne to One という結果で、様々な業界の中で最も高い割合を占めていました。そして2016年では、その数値は継続して高く、99%となっています。

宿泊施設からのTweetを見ても、昨年に比べて今年の数値が伸びていることがわかります。2016年の1月には、宿泊施設の1個人に対するTweetの割合は88%ほどでしたが、2016年の7月には91%まで上昇しました。 これは、顧客のソーシャルへの期待値が高まっている結果で、今後もますますユーザーが助けやアドバイスを求めたり、トラブルシューティングをするために使われるようになるでしょう。

マーケターとしても、しっかりと対策をしていかなければならないところです。

ソーシャル・ディスカバリー・プラットフォームで潜在顧客を特定

多くの旅行会社や航空会社などの企業は近年、ソーシャルオーディエンスを広げています。そのなかで差別化を図るためには、潜在顧客を特定し、観光地や宿泊地・宿泊施設をレコメンドすることが大切です。

そのためにはSNS上のデータに基づいた戦略が必要になってきます。 これは一見とても大変そうですが、手軽な手法としてはソーシャルディスカバリープラットフォームを利用すれば、次の目的地を探している潜在的な顧客を見つけることができます。

ソーシャルディスカバリーとは、ユーザーがSNS上で、「今京都にいて明日から観光する予定なんだけど、オススメのスポットやホテルはある?」などと質問し、他の利用者のレビューやアドバイスなどに基づいた情報を得ることを意味します。

これによって、直接ユーザーにアクションを起こすこともできますし、質問に対する回答を分析することで、「うちの顧客とA社・B社の顧客には相関がある」ということや「あの観光地に行ったユーザーは次にこの観光地に行く」ということが分かる可能性もあります。うまく活用できれば、潜在顧客をゲットすることに繋がるでしょう。

まとめ

インスタグラマーのテクニックは、今日からできる、かつ効果のあるコンテンツを作るためのコツだったので、さっそく活かしていただければと思います。One to One マーケティングは、ホスピタリティ業界に限らず、これからのブランドの対応として求められてくることだと思います。

レスポンスの速さ、タイミングなど、いかに顧客の期待に応えることができるのか、難しくもありますが、チャンスとしてモノにしていきたいですね。

参照:How social is revealing a new world for the travel industry
The “social iceberg”: The data on 1:1 marketing may surprise you


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