WEBマーケティング

メルマガの反応率を向上させる5つのライティングスキル

tomishi
tomishi
2016/09/23 19:05

日本ではメルマガからLINEにシフトしている傾向はありますが、まだまだメルマガも捨てたものではありません。やはり、クリエイティブなコンテンツを柔軟に作成できる点はLINEにないメルマガの強みだと思います。もちろん、しっかりとした運用をしている企業では、メルマガから大きな利益を得ています。実際、アメリカの企業の75%はメルマガを通じて新規顧客獲得に至っているというのだから、かなりの影響力です。

しかし、こういった大きな効果を得るにはある程度のスキルが求められます。大前提としては誤字脱字や文法のミスを無くすことです。このミスはプロフェッショナル感、企業への信頼を失います。

それ以外にも、開封率やクリック率などの反応を高めるスキルがあります。今日はその5つのスキルを紹介していきたいと思います。

メールのパーソナル化

メールのパーソナル化とは、「企業」が送っているのではなく「個人」が送っているような内容にするということです。現在、毎日1080億7000万ものメルマガが送受信されています。皆さんの中にも、毎朝莫大なメルマガが届き、大事なメールを探すのに圧倒されている人はいるのではないでしょうか?

そのために、どのメールサービスにも「スパムフォルダー」が用意されています。絶対に読まないだろうメルマガは速攻「スパムフォルダー」行きにしていると思います。ちなみに、「スパムフォルダー」行きにする基準としては、メール受信者の43%が名前とアドレス、35%がタイトルだそうです。そして、メールを開封するかどうかに関してですが、22%の受信者がパーソナル化されたタイトルだとオープンしてしまう傾向があるということが分かりました。

つまり、メルマガの第一関門である開封を促すためには、まずはタイトルをパーソナル化する必要があるということです。そのコツの1つとしては、メルマガ受信者の名前を記載することです。例えば「○○さんおはようございます」と言ったような感じです。タイトルに名前を記載することは、他のビジネスメルマガと違い、個人的なメールだと思い込ませることができるので非常に開封率を高めることが出来ます。

もちろん、タイトルだけパーソナル化しても本質的なクリック、コンバージョンという効果は得られません。やはり、ボディコンテンツもしっかりパーソナル化する必要があります。例えば、ただ商品の情報を流すのではなく、ユーザーをフォローアップする内容は受信者に親近感を持ってもらえます。

それでは、どのようにこういったパーソナル化なコンテンツを作れば良いか?それは、あらゆるデータからユーザーが何に困っているのかを分析することが必要です。Google analytics、Facebook Insightなどから、普段どういったコンテンツを閲覧しているかなどから、そういったことは想像できると思います。これらのデータを基にメールコンテンツのパーソナル化を進めていきましょう。

明確かつ簡潔に

 ビジネスマンに限ったデータですが、毎日の勤務時間で受け取るメールの数は平均121だそうです。これは2018年には140に上ると言われています。その中で自分のメルマガを最後まで読んでもらうのは至難な業です。まず、長くて諄いメールはすぐに離脱するでしょう。

よく多くあるのは、形容詞や強調マークを使いまくってしまうケースです。これを良いと思っている人が多いかもしれませんが、これは逆効果です。何が言いたいのかが分かりにくくなり、離脱するユーザーが非常に多いです。

やはり大事なのは明確かつ簡潔にコンテンツをまとめることでしょう。そのコツとしては画像を利用することです。今のメルマガサービスはかなり向上していて、コンテンツ内に画像を貼付けることができます。Appleのメルマガなんかは画像を多用していますね。非常に分かり易く、一目でコンテンツのほとんどの内容を理解できるのでお勧めです。

ちなみに、最近では動画も貼付けられるサービスもありますが、少しローディングが遅い感じがしますので、個人的には避けた方が良いと思います。

的確なCall to Action

Call to Actionは2つの役割を持っています。1つは、受信者がすぐに次のアクションを移し易い点です。メルマガを送るだいたいの目的は、自社のWebページに飛ばすことだと思います。その際、センテンスの中に「詳しくは」みたいなリンクが合っても見落としてしまうことがあります。Call to Actionは、リンクを目立たせて、興味をもったらすぐにページに飛べるような役割があります。

2つ目は、Call to Actionはメルマガコンテンツの中でも非常に目立つ部分なので、受信者にこのメルマガは何を目的にしたものなのかをすぐに判断させてくれます。「商品ページにいく」ならPR、「続きを読む」なら情報などと分かりますね。これは、ユーザー体験を向上させるポイントです。

もちろん、これらの2つの役割を機能させるには的確なCall to Actionを用意しなけらばなりません。「続きを読む」と表示されているのに購入ページに飛ばされたらユーザーは嫌がりますよね。しっかり目的に合った的確なCall to Actionを届けてあげましょう。

一貫性のある構成

1、2、3でタイトル、ボディコンテンツ、Call to Actionの最適化を説明してきましたが、これらを別々に考えても全体的なメルマガコンテンツは向上しません。やはり、タイトルからボディ、そしてCall to Actionまでが一貫とした内容でなければなりません。全てのポイントがそれぞれ関連性を持っているということが、分かりやすく最後まで読んでもらえる完璧なコンテンツと言えます。

最後は見直し

これは決して欠かしてはなりません。もちろん、見直しは第3者にやってもらうことがベストです。最初に述べた様に、少しのミスが信頼を失うことになります。そういったことを避けるためにも、この見直しが最もメルマガ作成において重要な要素と言えるかもしれません。

まとめ

顧客と企業のコミュニケーションはここ数10年で大きく変わっています。ソーシャルメディアが出てきて、チャットが出てきてなど、時代の変化をかなり感じますね。メルマガはその中でもベテランクラスの位置にあるのではないでしょうか?それでも、ビジネスに及ぼす影響力は未だに健在と言えるでしょう。今日紹介した5つのコツは是非参考にして下さいね。

参照:Salesforce blog, 5 Email Writing Skills to Improve Response Rates

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