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広告界に新時代到来!?米国のデジタル広告費が初めてテレビを超える?

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Young woman in the room

「新時代到来」という言葉がふさわしいでしょう。アメリカの話しになりますが、2016年のデジタル広告費が、テレビ広告費が超えるだろうと発表されました。ヨーロッパや中国では既にこの逆転現象は起こっていたのですが、アメリカではテレビ歴史上で初めての出来事になるようです。

調査によれば、アメリカ広告主が投資するデジタル広告費は2016年末に720億9000万ドルにもなる一方、テレビ広告費は712億9000万ドルだそうです。メディア広告シェアで考えると、それぞれデジタル広告が36.8%、テレビ広告36.4%になります。僅かではありますが、デジタル広告がテレビ広告を上回っています。

さらに、デジタル広告を多く占めているのはモバイルです。2016年末のモバイル広告費は459億5000万と半分以上を占めています。どうやら、2019年にはアメリカの全広告費の3分の1がモバイル広告になるようです。

以前からデジタル広告の勢いはみなさんも感じていたと思いますが、それではこのような現象を起こしたのは何なのか?今日はその要因を追求していきたいと思います。

デジタル広告を伸ばした要因1

みなさんも分かりきったことだと思いますが、まず考えられるのはデジタル広告の利便性にあると考えられます。デジタル広告では明確な効果測定ができます。インプレッション、リーチ、クリック率、コンバージョン率全てのデータがほぼ正確に可視化することができます。テレビ広告はこれらのデータは非常に曖昧で、本当に効果があったのかが分かり辛いという意見があります。

その上、テレビ広告は非常に高額で中小企業はなかなか手が出し辛いものです。一方で、デジタル広告は手頃の価格から広告を打つことが可能となっています。しかも、Facebook、YouTube、Googleなどの広告でおなじみターゲティング機能を利用すれば、しっかり届けた人に広告を配信出来るので効率的なキャンペーンを打てます。これらの理由で、デジタル広告には手を出す中小企業が非常に増えてきました。日本でも、テレビでは絶対見ない中小、ベンチャー企業の広告がネット上では見れますよね。この現象こそデジタル広告の強みを象徴しています。

デジタル広告を伸ばした要因2

2つ目の要因は、人々のネットに接する時間がテレビより長くなっていることにあります。FacebookやYouTubeなどのソーシャルメディアに費やす時間はかなりのものです。しかし、人々のネットとの接点はこれらのソーシャルメディアだけではありません。Forbesによれば、近年のストリーミングサービスの影響力が大きいとのことです。

日本に比べてアメリカではストリーミングサービスは盛んで、Netflix、Hulu、CBS All Access、Showtime Anytime、HBO Nowといったサービスが人気です。ユーザー数は順番にNetflixが8000万人、Huluが1200万人、CBS All Accessが200万人、Showtime Anytimeが200万人、HBO Nowが80万人です。さらに、2015年には38万5000人ものアメリカ人が通常のテレビケーブル契約を破棄したようです。これらのデータから、着実に人々がテレビからストリーミングサービスにシフトしているのが分かりますね。

現在のNetflixなどの勢いを見ても、このテレビからストリーミングサービスのシフトはさらに進んでいくでしょう。さらなるデジタル広告費の伸びが予想できますね。

まとめ

デジタル広告費が伸びているのは、決して各企業が全体の広告費を増額しているわけではありません。従来のテレビ、雑誌などの広告費がデジタルに吸い取られているのです。

2016年はアメリカではオリンピックや大統領選があり、例年よりテレビ広告費の額が大きくなっています。これらのイベントがあるにも関わらず、テレビを超えると予想されたデジタルの勢いはもう止められません。まさに「新時代の到来」ですね。

参照:Forbes, Digital Ad Spending Will Surpass TV Spending For The First Time In U.S. History


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