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まだ設定していない? Universal Analyticsの導入で変わったこと

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Google アナリティクスがユニバーサルになったことによる変化

Google Analyticsを用いたアクセス解析は多くの企業が導入しており、2015年2月の調査によれば、日本国内でも上場企業の78%がGoogle Analyticsを導入しています。

しかし、その中にはGoogle Analyticsの情報をきちんと取れていない、もしくはあまり意味を分からず使っているという企業もあります。 アクセス解析をする上での重要な指標の1つに「セッション」があります。実はGoogle Analyticsの設定をきちんと行わないと、「セッション」をうまく計測することができません。

あなたのサイトは正確に計測できていますか?

現在のグーグルアナリティクス導入背景

セッションの話をする前に、2014年4月にGoogle Analyticsに変更があり、ユニバーサルアナリティクスというものになったことをご存知でしょうか?

2014年4月以前のGoogle Analytics(Google Classic Analytics)からUniversal Analyticsに移行したことで、サイトに貼りつけるタグも変更されました。

Universal Analyticsのトラッキングに使われているJavaScript のファイルの名前は「analytics.js」であり、Classic Analyticsのトラッキングに使用されているJavaScriptのファイルの名前は「ga.js.」です。 古いコードを貼りつけていても今のところアクセスの計測はできるようですが、今後Googleがサポートしなくなる可能性もあるため、Universal Analyticsのタグに変更していない方はすぐに対応するのが良いでしょう。

しかし、タグを変更しただけでは、まだ設定は不完全です。詳しくは次節で見ていきましょう。

セッショントラッキング方法の違い

Universal AnalyticsとClassic Analytics、どちらの場合でも30分でセッションはタイムアウトします(Universal Analyticsでは1分から4時間の間で設定を変更することが可能。)。なお、セッションとは、ある一定の時間や訪問の中でのユーザーの活動全体を指しています。

セッションは設定を変更しない限り30分のみの計測のため、あなたのサイトを訪れ30分以上放置した後に再び閲覧を始めたユーザーは、2度目のセッションを始めている、ということになります。

Classic Analytics

Classic Analyticsでは、訪問者が(例えば、Organic SearchやSocialなどの)あるチャネルによって流入した場合、タイムアウト後の2回目のセッション時の流入元は、1回目のセッション時と同じ流入元が記録されていました。

Universal Analytics

一方Universal Analyticsでは、セッションが30分でタイムアウトした後の2回目のセッションにおいて、流入元にReferralと記録され、なお参照元サイトとしてあなたのサイトドメインが記録されてしまいます。

つまり、ユーザーがあなたのサイトAに流入し、30分後の2回目のセッション時は「サイトAから参照され流入した」という記録になり、自身のサイトから参照されるという不思議な計測になってしまうわけです。

セッションの認識違いが起こす不正確なアクセス解析

Google AnalyticsでWebサイトの改善を行ううえで、ユーザーの流入元を確認することは非常に大切です。 流入元を確認することで

  • 「Organic 流入が少ないからSEO対策しよう」
  • 「先月ソーシャル広告出したけど、ソーシャルからの流入増えていないな……広告文を改善しよう」

などの課題発見と対策が見えてきます。 しかしその前提となるデータセットが間違った計測のため、サイト改善による成果が見えていない可能性があります。

Webサイトの種類や質によって変わりますが、コラムニストJanet Driscoll Miller 氏によれば、上記が原因で大抵10〜20パーセントほどのセッションの流入元が正確に計測できていないそうです。

簡単な作業で修正できる?

このような不正確な流入元計測を回避するためには、Google Analytics上で設定の変更をする必要があります。すぐ完了する非常に簡単な作業ですので一度確認してみましょう。

あなたのドメインをリファラル除外リストに入れるだけです。そのリストを更新するには、管理パネルの下のプロパティ設定に移動し、トラッキング情報サブメニューの下のリファラル除外リストを選択します。GAのトラッキング管理画面

そして参照の除外を追加からあなたのドメインをいれます。参照元除外の設定方法

しかし、この作業を適切に行うためにはサイトはユニバーサルトラッキングコードを利用している必要があります。 前述した通り、もしサイトが依然としてClassic Analyticsのタグを使用していたら、Universal Analyticsのトラッキングコードになるべく早くアップデートするようにしましょう。

まとめ

当たり前なことではありますが、成果を数字に落とし込むことであなた自身、そして会社としての信頼につながっていきます。5分もあれば終わる作業で正確なデータをとることができるのであれば、一度確認してみる価値はあるでしょう。

(参考:How a Google Analytics change may be skewing your view of SEO’s value


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