以前からFacebookは今後縦型動画も採用していくと公言していましたが、遂に正式に皆さんのニュースフィードに現れるようになります。Facebookはこの発表にあたって、
この縦型動画でさらなる質の高いユーザー体験を提供できるだろう!
と、Marketing Landにメールで応えた様です。
縦型動画はスマートフォンを縦にして撮影した動画をそのままネット上にアップできるタイプで、Snapchatによって人気に火がつきました。Snapchatの縦型動画はクリックするとそのまま映像と音が流れる形式ですが、Facebookは少し違うようです。
Facebook上にアップされた縦型動画は最初正方形に切り取られてニュースフィードに流され、フル画面で見るためにはクリックをする必要があるようです。これは広告動画もFacebook Liveでも同様です。
しかもフルスクリーンと言ってもSnapchatのようにスマートフォン画面一杯いっぱいというわけではなく、上部の検索画面ブランクや下部の5つのタブが残るようです。
Facebookは今回の公式リリースの前に縦型動画と横型動画の閲覧のされ方を比べるテストを行っていたようです。
結果、縦型動画の方がより多くの時間かつ音有りで再生されていることがわかりました。
これは一見縦型動画の方が優先的にニュースフィードに表示されるかも?と思われるかもしれません。しかしFacebookによれば、飽くまでアルゴリズムは各々のコンテンツのエンゲージメント次第だと答えています。
要するに、縦型動画でも高いエンゲージメントを獲得できないなら横型動画に負けるよ!ということですね。ただFacebookが行ったテストによれば、閲覧時間や動画へのクリックは縦型の方が高いので、間接的に縦型動画が優先されるという可能性は大きいですね。
1つだけ言及しておきたいのですが、「正直どうなの?」と思うことは、クリックされるまで縦型動画が正方形に切り取られてニュースフィードに表示されるという点です。
中途半端にくり抜かれた動画ほど見辛いものはないですからね。そんな動画がニュースフィードに流れてきても、ユーザーは「なにこれ?」と思って無視するのでは?と私は考えています。
まぁFacebookのことですから、リリース後も色々データを取って修正すると思います。どうなるかはわかりませんが、まずは生の縦長動画が私のフィードに現れるのを楽しみにしています。
参照:Marketing Land, Facebook now officially showcases vertical videos in mobile news feeds