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FacebookがWhatsAppの個人データの利用を開始!さらなるFacebook広告の向上が期待!!

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smartphone and message icons

2014年にFacebookはWhatsAppを買収しました。WhatsAppとはLINEと同じメッセージアプリサービスで、同業界では世界最大級のアプリとなります。

欧米ではWhatsAppで、アジアではLINEといった感じです。LINEが欧米諸国で中々広まらない理由はまさにWhatsAppにあると言って良いでしょう。

そんなWhatsAppは、先にも言ったように2014年にFacebookに220億ドルで買収されました。皆さんもご存知のようにFacebookにはメッセンジャーアプリがありますので、特にInstagramのようにWhatsAppの運営に深く関わっているわけではありませんでした。正直何故買収したんだ?という疑問が起こるぐらいです。しかし、今回遂にFacebookがWhatsAppに関して新しい動きを見せました。

WhatsAppのプライバシーポリシーがアップデート

本日WhatsAppは以下の項目をプライバシーポリシーに加えました。

WhatsAppユーザーの情報を今後Facebookと共有します。

つまり、もちろんユーザーの同意は取りますが、FacebookはWhatsAppユーザー情報にアクセスすることが可能になったわけです。

目的としては、WhatsAppの電話番号やコネクション情報とFacebookのアカウント情報を結びつけることです。これによってFacebookは、さらにユーザーのニュースフィードに表示されるコンテンツや広告アルゴリズムを洗練していくのでは?と考えられています。WhatsAppデータの目的をまとめると以下のようになります。

  1. Facebook/InstagramアカウントとWhatsAppアカウントの結びつけ
  2. さらなる個人情報の蓄積
  3. 今後の広告ターゲットやコンテンツアルゴリズムの向上

コンテンツアルゴリズムや広告ターゲットに特に拘りを持っているFacebookですから、これらの目的は凡そ間違っていないでしょう。特に広告に関しては、Facebookは今後People-basedを伸ばしていくので、個人を明確に特定できる電話番号情報は利用しておきたいところですね。

WhatsAppが抱える個人データ

WhatsAppを利用している方は少ないと思いますので、どんなデータがサインアップの際に必要になるかを説明したいと思います。サインアップする際に必要となるデータは電話番号とユーザー名ぐらいだけです。WhatsAppは、特に実名もe-mailアドレスも誕生日、住所、勤務先、趣味興味、GPS情報など一切問いません。つまりWhatsAppが抱える個人データの種類は非常に少ないのです。ですので、正直これだけでどのようにFacebookやInstagramデータと結びつけるのかが疑問なところです。

しかしデータ量は申し分もないくらい大量です。先にも述べたように、WhatsAppは世界最大級のメッセージアプリで、その数は17億人にもなります。これだけのデータをひも付けることが出来たら、220億ドル以上の価値となりますね。

WhatsApp自身のマネタイズにも

世界最大級のメッセージアプリですが、実はLINEのように広告マネタイズを未だ行っていません。しかし今回のアップデートで、今後注文や予約情報、発送情報、商品・サービスの告知などをWhatsAppを通じて可能になると発表しました。

またアップデートされたプライバシーポリシーには、

ユーザーの皆さんが受け取るメッセージは、皆さんの興味や関心があるものです。我々はスパム体験を提供するつもりはありません。もちろん、皆さんが受け取るメッセージは自分たちでマネジメントすることができます。

と記載されています。ただ、明確なマネジメント方法は読み取ることはできません。

1つ言えることは、確実に今後WhatsAppは広告事業にフォーカスし始めるということです。今回のFacebook情報との紐付けは、FacebookためだけではなくWhatsAppの広告事業のターゲティングにも利用されそうですね。

LINEを買収する可能性

これは飽くまで私個人の予想なのですが、FacebookがLINEの買収を試みる可能性は大いにあると思います。

理由は、WhatsAppデータは欧米ユーザーのみであることです。完全にメッセージアプリ業界は世界で二分されています。欧米はWhatsAppでアジアはLINEが完全に独占しています。

もし今回のアップデートの目的の1つが広告ターゲティングの向上を考えているなら、アジアのデータも是非Facebookとしては手に入れたいところです。LINEも欧米進出に苦戦している一方で、WhatsAppもアジア市場への進出に苦戦しています。コツコツ市場を拡大をするのは時間が掛かります。スピード感を大事にするFacebookですから、手っ取り早く買収を試みる可能性は非常に高いです。

まとめ

今までWhatsAppに大きな関与していなかったのが不思議ですが、これは明らかに大きな動きの1つです。やっと220億ドルの価値を見いだそうしているのが分かります。さらなる今後の動きが気になるところですね。

参照:Marketing Land, Facebook paid $22 billion for WhatsApp’s user data, and now it’s getting it 


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