今Facebookコンテンツで動画は必修項目です。動画は他のコンテンツよりも高いエンゲージメントを獲得することができ、何よりシェアされる確率は写真やリンクコンテンツより圧倒的に多い結果が出ています。5年後には皆さんのFacebookのニュースフィードは動画コンテンツのみになるとまで言われています。
そんな中、マーケターの間ではさらなる要求をFacebookにしていました。それは1つひとつの動画の効果測定の指標項目の充実です。2016年8月12日(アメリカ時間)、Facebookは遂にその要望に応えるアップデートを動画インサイトに施しました。
まずは、これまでの動画インサイトでどんな項目が見れるのかまとめてみます。
以上6項目です。だいたいYouTubeでも見れる指標は含まれていますね。
さて話は少し脱線しますが、先述したように「リアクション、コメント、シェア」の見方が分からないという人を結構見てきました。せっかくの機会なので、簡単に説明していきましょう。
まず下の表の1列にある「いいね!、超いいね!、コメント、シェア」は、必ずしも自分の投稿から得た数値ではありません。誰かファンが動画を自分のコンテンツとしてシェアしてくれた時に得た数値の含めた合計です。
そして、2列目の項目が全て投稿となっているのは「自分の投稿から得たいいね!、超いいね!、コメント、シェア数」ということです。もう1つの下の画像を見てみると、表の2列目の各リアクションの数値と一致していることが分かりますね。
そして、3列目のシェアが並べられている箇所は、「動画をシェアしてくれた人が獲得したいいね!、超いいね!コメント、シェア数」ということです。つまり、間接的に獲得したリアクションです。下の表では、自分の投稿から直接シェアしてくれた人が2人なので、その2人のシェアから「いいね!が22、超いいね!を1、コメントを5、シェアを6」貰ったということになります。
今回追加された項目は3つです。それではそれぞれ紹介していきましょう。
これが最も要求されてた項目と言っていいでしょう。 この項目では、各動画の視聴ユーザーの年齢、性別、地域を閲覧することができます。ファンの中でも好みや興味・関心は異なります。どのタイプのコンテンツがどの属性を惹き付けているのかを確認するには書かせない指標ですね。これらはLive動画や360°動画にも利用出来るようになっています。
画像参照:Facebook media, New Video Metrics: Understand the Audience and Engagement of Your Facebook Videos
これはFacebook Liveに限った指標になっています。Facebook Liveのどのタイミングでいいね!やコメントがされたかを見ることができます。Liveの中のどのポイント、どの企画が反応良かったかを分析できるので、企画コンテンツの効果測定指標として欠かせないですね。
この項目では各動画の再生回数を自分の投稿からかシェア先からか内訳してくれるものとなっています。動画は最もシェアされやすいコンテンツです。実は動画の再生の48%はシェア先からとなっていますので、シェアのインパクトを測定することも重要となりますね。
以上が今回追加された動画インサイト項目です。やはり属性を見れるのが一番嬉しいアップデートだと思います。Facebookページのファンといえども、幅広い年齢層、性別、地域にいいね!されているページもあります。そういったページは、恐らくコンテンツによって反応している属性は異なってきます。各コンテンツのターゲットを定めるためにも、この指標は必ず使いたいですね。
ちなみに、まだこれは全てのページで見れるわけでありません。ですが、来週には全部のページに適応されるようです。
参照:Facebook media, New Video Metrics: Understand the Audience and Engagement of Your Facebook Videos