遂に日本でもPokemon Goの配信が開始されましたね。既に多くの人がダウンロードして渋谷、新宿に繰り出してポケモンマスターを目指しているという噂を聞きます。
問題も既に起きているようで、テレビニュースでも歩きスマホへの注意喚起が凄いですね。しかし、間違いなく2016年最大のトレンド言っても過言ではありませんね。前回「Pokemon Goが日本でリリースされる前にWebマーケターが準備しておきたいこと」という記事を書きましたが、アメリカでは既に多くのレストラン、カフェでPokemon Goユーザー向けの広告を出し、売上を上げようとしています。
販促担当者、広告担当者はもうPokemon Goをマーケティングツールの1つとして見逃せませんね。前回の記事ではざっくりとPokemon Goが配信開始するまでの準備を紹介しましたが、もう少し具体的な活用方法がまとまってきたので、今日はそこに焦点を当てていきたいと思います。
ユーザーはポケモンを探すために街に繰り出しブラブラします。もちろんポケモンが多く出現する場所にはユーザーが集中します。そこで利用出来るPokemon Go内のアイテムが「ルアーモジュール」です。
これを利用すれば30分間だけポケモンが自分の周りに集まるという機能です。しかも、これは自分だけではありません。自分の周りにいるユーザーもそのアイテムの影響を受けますので、「ルアーモジュール」を利用すれば自分の周りにすぐ多くの人が集まります。私も「ルアーモジュール」を利用してみたら、すぐに5分ぐらいで5人のポケモントレーナーが集まってきました。アメリカではこの「ルアーモジュール」を「ヒューマンルアー」とも呼んでます。
つまり、カフェやレストランの経営者はこの「ルアーモジュール」を利用することでお客さんを集客することができます。実際、それで売上を3倍にしたレストランも既に出ています。ちなみに「ルアーモジュール」は100ポケコイン(120円)で課金購入できます。
ただし、この「ルアーモジュール」が有効なのは周りに「ポケストップ」というアイテムがゲットできるポイントがある場合のみに限ります。ですので、運となりますがまずは自分の店舗に「ポケストップ」が近くにあるか確認する価値はありますね。
アプリ内には各地にジムが配置させられていて、そのジムを3つのチーム(Instinct、Mystic、Valorであり、それぞれ黄色、青、赤を表しています。)で陣取り合戦します。最初はどのジムも無所属なのですが、例えば青チームのユーザーがジムに来てそこに自分のポケモンを設置したら青チームのジムとなります。
ジムには名声があり、青チームの人が同じチームのジムでバトルをして勝てば名声はアップし、他のチームがバトルしに来て青チームが負ければ名声はダウンします。名声ポイントが0になればジムを無所属状態になり、別のチームがポケモンを配置することができます。
つまり、知らない間にチームプレーが発生している分けですね。青チームに所属しているなら、青チームのジムに行って名声をアップさせ、他のチームのジムに行って名声をダウンさせれるわけです。
もし自分の店舗にジムがあるなら、これは上手く利用できると思います。例えば、そのジムが黄色チームのものなら「黄色チームの人集まれ!みんなでジムを守ろう!今なら黄色チームの人はランチ200円引き」とか「青チーム、赤チーム集まれ!みんなでこのチームを奪い取ろう!今なら青チーム、赤チームの人は200円引き」のようなキャンペーンが打てます。各チームのユーザーが集まること間違いなしですね。
カフェによっては全従業員を同じチームに入れて、近くのジムの名声を全従業員で高めているようです。その上で、同じチームのユーザーにバトルをするように呼びかけて集客しているらしいです。良いアイデアですが、ターゲットを狭めている気もしなくはないですね。
Pokemon Goの欠点の1つがスマートフォンの充電の減りが激しいということです。結構尋常じゃない程減りが早いです。充電が切れそうなユーザーは確実にコンセントがあるカフェやレストランを探します。優先順位はかなり高いですよね。
実際、機能サンディエゴのダウンタウンを歩いていたら、「Pokemon Goユーザーへ 充電できますよ」という張り紙をしているカフェあってびっくりしました。実際、Pokemon Goユーザーがコーヒーをすすりながらプレイしていました。
この取り組みは絶対欠かせないでしょう。周りにジムやポケストップがない店舗でもこれはできるはずです。前回の記事でもチラッと書きましたが、ユーザーは自分が欲しいポケモンやレアポケモンがある場所にいるという噂を聞くとすぐに向います。
ですので、自分の店舗の周りでどんなポケモンがいて実際ゲットしたかFacebookやTwitter、Instagramで発信していきましょう。それがもしレアポケモンだったら、かなり多くのユーザーが集まるでしょう。
如何でしたが?結構いろんな使い道があるということが分かって頂けたと思います。レストランやカフェでは仕事で1人の従業員にPokemon Goをやらしてもいいかもしれませんね。
まだ始まって数日しか経っていませんが、既に日本でも1000万ダウンロードを記録したと聞いています。これはウカウカしてられませんね。すぐにダウンロードして、Pokemon Go集客を行っていきましょう。
参考:Forbes, 6 Ways To Use Pokémon Go In Your Local Marketing Campaign