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Googleの新しい拡張テキスト広告 実際効果は上がるの?

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Adwords

5月にGoogleはPerformance Summitでテキスト広告の制限文字数を拡大することを発表しました。未だテスト段階で一部のユーザーしか利用することができませんが、どうやら2016年末には全世界での利用が開始されるようです。

やはり気になるのが、「長くなったからって効果が上がるのか?」という点だと思います。Marketing landで実際に拡張テキスト広告を試してみた効果に関する記事がありましたので、紹介していきたいと思います。

拡張テキスト広告の概要

まず拡張テキスト広告の概要から確認しておきましょう。これまでのGoogleのテキスト広告といえば、 見出しは半角25文字(全角12文字)のものが1つ、見出しの下にある広告文は2行に分けてそれぞれ半角35文字(全角17文字)に制限されていました。
それが今回のアップデートにより、見出しが半角30文字(全角15文字)が2つ、広告文が1文にまとめて半角80文字(全角40文字)に制限が緩和されました。

これまで多くの広告担当者が苦しんだのは、いかに制限文字数を守りながら自分が伝えたい情報を全て盛り込むかだったと思います。短い類語を見つけても「こんな単語誰も使わないでしょ?」と議論になったりしたのではないでしょうか?そんな担当者にとっては、たった数文字ですが制限が緩和されることは非常に嬉しいアップデートですね。

突然このアップデートを行ったのはモバイルトレンドに対応するためと言われています。Google AdWordsが誕生したのは15年前で、当初はネットへアクセスするデバイスの中心はコンピューターでした。しかし、スクリーンのサイズとユーザー行動が異なるタブレットやモバイルが台頭してきて、ネットサーフィンの中心はコンピューターからモバイルへと変化しました。

これを受け、Googleを含む多くのウェブサービスがモバイルを中心としたデバイスの統合を求められました。その1つの取り組みとして2016年2月にGoogleが行ったのが、モバイルでは配信されない右側広告の廃止です。そして、よりモバイルユーザーがウェブサイトに移動する前に、検索結果の各ページの内容を詳しく理解出来るようにと今回のアップデートが行われました。

実際の拡張テキスト広告の効果とは?

さてこっから本題です。実際、アメリカの一部の企業では拡張テキスト広告を試しに利用していて、その効果が共有されています。 今回その効果レポートをMarketing Landに提供したのは、Merkle|PeriscopixというWeb広告会社です。

レポート内容は、あるクライアントのGoogle広告運用で従来のスタンダード広告と新しい拡張テキスト広告の2つを利用した結果となっています。

  1. 2つの広告インプレッションの割合を隔週で調べてみた結果、最初は拡張テキスト広告のインプレッション数が70%を占めていましたが、すぐにその比率は半々となりました。
  2. CTRの違いは、広告が検索結果ページの上に表示されるか下に表示されるかで異なりました。トップに表示された場合、拡張テキストはスタンダード広告より32%高いCTRを得ましたが、下に表示された場合は僅か10%高い結果となりました。

このように、このクライアントに関してはそこそこの効果を得られているように思われます。ですが、Merkle|Periscopixによればクライアントによっては拡張テキスト広告の方がCTRが悪かったという結果が出ました。つまり、必ずしもプラスに働くわけでは無いということですね。

拡張テキスト広告への心得

もし拡張テキスト広告を利用出来るようになったら試しに利用しみる価値はあります。ただ、最初は従来のスタンダード広告と一緒に利用して広告パフォーマンスを比べることが必要です。上記の事例のように必ずしもポジティブな結果を得れるわけではないのですからね。

より詳細な情報が記載されることはユーザーにとってプラスかもしれませんが、詳細に盛り込むことと、あれもこれも盛り込むことは全く違います。長ったらしくてクドい広告文はユーザーに嫌がられますからね。文字制限が長くなったのは広告担当者にとって嬉しいことです。

ただ大事なことは、その緩和に甘んじるのではなく、常にまとまったキャッチーで理解し易い広告文を作らなければならないのは変わらないということです。そのことを心に留めて拡張テキスト広告を利用していきましょう。

参照: Search Engine Land, Expanded Text Ads: Are they living up to the hype? 


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