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今後マーケターを苦労させる音声検索の現状を徹底追及!

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現在、個人による音声検索は急激な成長をみせていいます。そんな中、アメリカのマーケターの中では、音声検索が今後どのように普及して、どのように検索手法を変えるかが大きな話題となっています。

実際に、今アメリカのネットメディアでは「音声検索にどうマーケターは対応していくべきか?」というトピックが増えていると感じています。この変化から考えても、音声検索が如何に影響力が大きなものかが想像されます。

音声検索の発達の概要

発達とその理由

さて、今月Mary Meekerというアメリカ調査会社が”annual internet Trends report”を発表しました。そこで発表されたデータをみてみると、2014年は全検索の中で音声検索はほぼ0%だったのに対し、2015年には10%、そして2016年の5月にはGoogleからの全検索の20%は音声からだということが分かりました。

この急激な上昇の理由は音声認識の向上にあります。私も未だそんなに頻繁に音声検索を利用してないのですが、確かに数年前試してみた時に「ダメだ!こりゃ!」と思ったような気がします。

しかし今は数段に音声認識は向上しています。同じくMeekerの調査によると、2013年のGoogleの音声認識の精度は80パーセント以下でしたが、現在ではその割合は90パーセント以上になっています。この精度の高さがユーザーの安心感と信頼を勝ち取り始めているのでしょう。

Amazon echoの参入

 音声検索の発達に関してAmazon echoの話は欠かせません。今、音声検索界で最もマネタイズが上手くいっているのはAmazonと言っても過言ではありません。Amazon echoとは、高度なAI(人口知能)を搭載した検索デバイスです。「今日の天気は?」とか「音楽流して」とか「あれ?あのスペルってなんだっけ?」と話しかけると、それに対してほぼ正確に答えてくれます。

もちろん、莫大のデータを整理するAI技術も凄いのですが、会話のように反応するための音声認識技術の高さがこのデバイスを人気なものにしています。

2016年、AppleのiPhoneの販売数はここ10年間で初めて右肩下がりになると予測されています。一方、Amazon Echoの販売は、売上総量はまだiPhoneに及びませんが、今年第一四半期で約100万台出荷したという記録がでています。もし、Kindleの時と同様の伸び率があったとしたら、今年で約1億6800万台売れると推測されています。

飽和状態の中で勝ち抜くためにスマートフォン市場は音声認識技術を躍起となって向上させています。そんな中で、全く違う形のデバイスが消費者の心を惹き付けているのではないでしょうか?

音声検索でどんなことが検索されているか?

音声検索の利用する理由として、61%が手がふさがっているからという結果がでました。ぱっと思いつくのは運転中での使用ですが、運転中での利用は僅か36%で、43%は主に家で利用しているようです。このような利用のされ方で、ユーザーはどんなことを検索しているのでしょうか?

音声認識エンジンアプリであるHoundは、音声検索は主に4つのカテゴリーに分けられると発表しました。その4つとは

  • 個人用アシスタント:ショッピングリスト、カレンダー、予約のリマインダー、ToDOリスト、                  電話発信、オンライン予約、文書の送信
  • 楽しみやエンタメ:音楽の視聴や購入、ソーシャルメディア、ビデオ視聴、スポーツ、テレビ番組表
  • 一般的な情報:ウェブ検索、レシピ、ニュース、貯金、旅行
  • 現地の情報:飲食店、ショッピング、地図、ホームサービス、天気、レビュー、イベント、交通状況

となっています。それぞれのカテゴリーの検索量は、個人用アシスタントが全体の27%、楽しみやエンタメが21%、一般的な情報が30%、現地の情報が22%という結果が出ました。割と万遍なく検索されているようですが、やはり中でも日常で良く利用する一般的な情報を検索する時に使われるようですね。

音声検索とタイピング検索のキーワードの違い

音声検索のキーワードとタイピング検索のそれとはかなり異なっています。音声検索では、ユーザーは会話のように検索するので長く、ニュアンスが非常に重要になります。例えば、ユーザーがエアコンの修理屋を探す時、タイピング検索では「近くのエアコンの修理屋」と打つかもしれませんが、音声検索では「なんかエアコンから焦げ臭いにおいがするんだけど」と検索する可能性があります。

他にも、これまでは「一番近いピザ屋」と検索していたのが、音声検索によって「マッシュルームとソースを追加したLarge Deep Dish Pepperoni Pizzaを注文して」と言うと、ドミノピザの商品が紹介されるようにもなります。

何かアポイントを取るときも音声検索では全く違うルートで行われます。これまでは、近くの店舗をいくつか探して、それぞれの店舗の予約状況を確認してからアポイント時間を決めていきましたが、音声検索では「2時に利用できる高い評価の店舗を探して」とリクエストするだけで良いのです。

つまり、これまで定義されてた検索方法とそれを基にしたSEO対策が無意味なものになってしまうのです。競合より検索結果の上に表示されるためにGoogle AdWordsを利用して投資する広告料も無駄になってしまいます。

どうなる?ビジネス対策?

Amazon Echoの話に戻りますが、このデバイスと自社のプラットフォームコンテンツを結びつけるには莫大な資金が必要だと言われています。実際、現時点でこの取り組みに投資しているのは大企業のみです。

同様にGoogleやiPhoneの音声機能対策もかなりの額が求められるでしょう。音声での検索の仕方の分析などには特に人のリソースを必要としますし、場合によっては最新のAI技術が求められるかもしれません。つまり、今後このような音声検索対策をする上で苦しむのは中小企業です。

とはいえ、音声検索が成熟するまでに、どのような戦略や対策が機能するのか予測もできません。最も心配されるのは、音声認識の精度が高まれば高まる程ユーザーの検索の仕方は変わってくるのではないか?ということです。もちろん、若者言葉がある様に、時代によって喋り方や言い回しが変わっくることも想定されます。

今後、音声検索対策は欠かせないものになるのは紛れも無い事実です。前回『【SEO/PPC対策】音声検索も考慮した最新のキーワード選び出来ていますか?』で簡単に説明しているものの、それはとてつもなく果てしないもので、対策仕切れるかが不安でなりません。もっと違う対策法が確立されることを祈ります。

参照:Search Engine Land,The voice search explosion and how it will change local search 2016 Internet Trends Report, http://www.slideshare.net/kleinerperkins/2016-internet-trends-report


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