アメリカのソーシャルメディア調査企業 TrackMavenが非常に興味深い調査結果を発表しました。
TrackMavenは、2015年3月から2016年3月までにアメリカのFortune500(収益のトップ500)が行った41,071のInstagramの投稿全てを解析しました。
その結果、多くのエンゲージメントを獲得できる曜日や時間帯、そして投稿方法が見えてきました。意外な結果も多くみられ、今から紹介するデータはきっと今後のInstagramの運用に役立つと思いますので、是非参考にし保存しといて下さい。
目次
2013年では、Fortune500の企業の内24.6%しか活用していませんでしたが、どんどん活用企業は増えていき、2015年にGoogle+とPinterest超えを果たし、2016年にはFortune500の50%がInstagramを利用するようになりました。
ちなみに下の表を見れば分かりますが、企業ランクが高くなればなるほどInstagramの利用率は高くなっています。これは、Instagramがビジネスに大きく貢献していることを証明しているかもしれませんね。
Instagramには「いいね!」と「コメント」しかエンゲージメントタイプがありません。98.9%が「いいね!」で1.1%が「コメント」という結果となりました。
グラフを見れば分かると思いますが、火曜から金曜までは各々の投稿数は全体の16%を超えていて、投稿の激戦日になっているのが分かります。木曜と金曜に限っては17%を超えていますね。一方で土日は10%を切っています。
時間はやはり9時から21時までの間の勤務時間帯に集中しています。一方で、深夜0時から8時まではほとんどの企業が投稿していないのが分かります。
Fortune500の企業のほとんどが勤務時間帯に投稿しているのが上記から分かりましたが、エンゲージメントが高い時間帯は全くの逆でした。下のグラフはFortune500の企業がした投稿の平均エンゲージメントを全て調べたものですが、なんと最もエンゲージメントが高い曜日は日曜日の1.1倍という結果でした。月曜日や土曜日も平均的に高いですね。
また時間帯で見ても、最もエンゲージメントが高い時間帯はあまり投稿されない22時〜2時でした。およそ全体平均の6.15%から8.78%高い結果となっています。一方で、多くの企業が投稿する時間帯である11時から16時の間は、平均より4.18%から6.58%低い結果となりました。
これらの結果から言えることは、他の企業と投稿時間は被らない、もしくは勤務時間外の方が高い効果が得られるということです。具体的には曜日なら週末の土日で、時間帯は22時から2時の間です。
気をつけて欲しいのは、上の2つのデータからでは、週末かつ22時から2時が最適とは導けないということです。飽くまで、週末もしくは22時から2時が最適というだけです。そこの真意は自分で色々試してみて発見していきましょう。
写真や動画中心のアプリですが、テキストも多少は使うと思います。この結果は実は私も胸にグサッと刺さったのですが、なんと「!びっくりマーク」を付けるテキスト形式は投稿のエンゲージメントを22%下げることが分かりました。
エンゲージメントを高めるのは「#ハッシュタグ」と「?疑問形」でした。それぞれ、43%と45%高い結果が出ています。
フィルターとは投稿前に動画や画像にエフェクトを掛ける機能です。色々種類はありますが、最も多かったフィルタータイプはNormalタイプの89.03%でした。どのフィルターもあまり好まれていなかったようですね。そんな中で割と使われていたフィルターはJuno、Lark、Clarendonでした。
しかし、フィルターにおいても平均エンゲージメントは企業の意図を裏切る結果となりました。最も平均エンゲージメントが高いフィルターはMayfairでした。
一方で、何もフィルターを掛けないNormalは13位という結果となっています。 今後はこのフィルターの使い方も考えていかないといけませんね。
いろいろ面白い結果が見れて、今後のInstagramの運用に役立つデータですね。ポイントをまとめると、
が、最適な運用するコツです。
個人的には、先ほども述べたように「!びっくりマーク」の投稿がここまでエンゲージメントを下げるとは衝撃でした。これからは、上手く「#ハッシュタグ」と「?疑問形」の文章を活用していきたいですね。
皆さんはどうですか?思い当たる節はありましたか?もし私と同様に少しドキッと来た方は是非シェアして共感者を増やして下さい!!
いや、シェアして共感者を増やしてみませんか?
参照: TrackMaven, Instagram Report: How to Post Like the Fortune 500