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People-based広告の本格化に向けて発表したFacebookの重要データとは?

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スマホとタブレットとPCのデータをトラッキング

Facebookは、3ヶ月の間に11億5000万人のユーザーは違うデバイスやブラウザでFacebookにログインしていたというデータを発表しました。このデータは今後のFacebook広告において重要なものになります。今回はその重要性について話したいと思います。

何故このデータが重要か?

これまで、ユーザーのWeb行動のトラッキングはCookie情報を基に行われていました。取得される情報は、モバイルからなのか、PCからなのか、タブレットからなのかは判別することができ、Googleアナリティクスでも別々のPV数などは見ることが出来ます。FacebookでもこのCookie情報を利用して、広告ターゲットのオーディエンス数を出しています。自社サイトをモバイルで訪問したユーザーをターゲットにしたら、モバイルのみで訪問したCookie情報数だけ表示します。

しかし、このCookie情報には限界がありました。具体例で説明しましょう。仮に、自社サイトに訪問したユーザーのCookie情報が、PCが1000、モバイルが3000、タブレットが300とします。広告を配信する際、もちろんモバイルユーザーにターゲットを絞ったらオーディエンス数は3000、何も絞らなかったら4500となります。ここで問題が起こります。

それは、この4500の情報の中に同一人物が存在する可能性があるのです。私達は普段PCもスマートフォンも、人によってはタブレットも利用します。そして、これらのデバイス全てで同一サイトにアクセスすることはありますよね。例えば、外出まであるサイトのコラムを読んで、時間がなくなったので残りはモバイルで読むことは結構あると思います。この時、同一人物でもデバイスが違うので、オーディエンス情報に溜まるデータは2つになってしまうのです。

アナリティクのセッション数も同様です。PC、モバイル、タブレットで同一人物がアクセスするとセッション数は3になるます。

そして、今回Facebookがこのデータを発表したのは、デバイス間でユーザー行動をトラッキング出来ないCookieは、如何に頼りないかを証明するためだと考えられています。少し大げさかもしれませんが、それにはFacebookのある狙いがあると私は考えます。

Facebookの狙い

Facebookは今後、広告のターゲットオーディエンス数をCookieベースではなくFacebook IDベースで行う予定だと発表しています。現在、あらゆるアプリやメディアの購読登録でFacebookログインが採用されていますよね?つまり、Facebookはログイン情報を基に、そのユーザーがいつ、どのデバイスを利用してサイトやアプリに訪れたかを明確にトラッキング出来るわけです。

これは、People-based広告と言って、よりユーザー個人に最適な広告を配信できるように研究されている新たなアドテクノロジーの課題です。全世界で10億人以上のユーザーが登録していて、他の登録作業でも利用されるFacebookだからこそ可能になっているサービスだと重います。

話は戻って、今回このデータが発表したのは、改めてマーケターにCookie情報はもう古く、これからはPeople-based広告の時代だと伝えたかったのではないでしょうか?
実際、Marketing Landが行った調査によると、300人の広告マーケターのうち、「しっかり自分の広告が適切な場所に届いているか自信がない」と答えた人が54%で、「いつどのデバイスで広告が見られたか正確に測れているか自信がない」と答えた人も61%もいたようです。

まとめ

Marketing Landの調査結果を見ると、Facebookがこの発表する前から、マーケター自信はこの問題点に薄々感じていたようです。本格的にFacebookのPeople-based広告がリリースされたら、GoogleやTwitterから多くの予算が奪われそうですね。

参照:Marketing Land, Facebook: 1.15 billion people log in using at least two devices or browsers every 3 months


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