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グーグル検索エンジンに新たな人工知能?RankBrainとは

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Machine learning concept. Innovative new technology

2014年に時価400億円以上で人工知能企業のディープブルーを買収して以来、今年2月には自動運転車の人口知能がアメリカにて合法ドライバーに、今年3月にはAlphaGoが現役最強棋士イ・セイドルに勝ち越すなどグーグルの人工知能は凄まじいスピードで進化しています。

そんな中、グーグルが検索エンジンに新たな人工知能RankBrainを搭載している事が明かされました。

RankBrainとは

グーグルは今まで良いコンテンツを表示するために様々な要素をアルゴリズムに組み込んできました。 今回組み込まれたRankBrainはユーザーが何をどういった目的で探しているのかを学習し予測して正しいコンテンツに導きやすくする人工知能です。

従来との違い

従来まではユーザーが検索した意図はHummingBirdという2013年頃に導入された検索エンジンの人工知能そのものが過去のデータをもとに予測していました。しかし、この方法では過去に検索されていないデータに対して正しいコンテンツを提示する事が出来ませんでした。今回導入されたRankBrainは、ユーザーが何を求めて検索しようとしていたのかを学習し、入力されていない検索キーワード等を察し予測します。このため、検索対象の名前がうろ覚えだったり、検索キーワードを思いつけなかったユーザーにも正しいコンテンツを表示する事が目的です。また、検索内容とユーザーが実際に訪れたページを素早くアップデートし、トレンドを理解する事で正しいコンテンツへと導く事も出来ます。

RankBrainが行わない事

RankBrainは今までに存在したKnowledgeGraphとは違います。RankBrainもKnowledgeGraphも両方検索エンジンに組み込まれている人工知能ですが、双方に関連性はありません。KnowledgeGraphは過去に調べられていたデータからユーザーが興味を持ちそうな項目を表示します、それに対してRankBrainはユーザーが実際に何を検索したいのかを予測します。

また、RankBrainはコンテンツを探し出す人工知能ではありません。RankBrainはユーザーの検索の意図を解釈するだけで、その情報をもとにコンテンツを選ぶのはHummingBirdです。RankBrainはHummingBirdのアップデートの一つととらえてもいいでしょう。

RankBrainの重要度とSEO対策

以下の動画にてGoogleのサーチクオリティ・シニアストラテジストのアンドレ・リパッセ氏はランクブレイン以外に重要な要素は何か?との問いに対し、コンテンツとリンクだと明言しています。

つまりは、RankBrainはHummingBirdがリンク、コンテンツの次に、またはそれくらい重視する要素であることが確認されました。しかしリパッセ氏はこれら3つを掛け合わせればページランクがあがる訳ではないとも言っています。これらの要素は検索ごとに重要度が代わり、特にRankBrainが重要視されるのは未だに検索されていない文字列、つまりは全体の検索の約20%弱だと言われています。

このため、今回の導入は検索エンジンそのもののが変わった訳でも、コンテンツを評価する訳でもないので今まで通りの正しいSEO対策で問題はありません。なのにRankBrainが注目される理由はグーグルの検索エンジンが所謂空気を読む力を手に入れ、今まで以上に人間らしくなったためです。このため、ユーザーが調べそうな事、流行のキーワードを取り入れただけと言った小手先のSEO対策が通用しにくくなりました。逆に、優良なコンテンツがあればSEO対策なしにアクセス数が増える事もあるので、これまで以上にコンテンツが重要となります。

未来の展望

最近は音声入力等、従来のSEO対策ではカバーしきれていない検索の仕方が生まれています。RankBrainはそれらの検索方法にも対応し、ユーザーが探しているコンテンツを提供するため、SEO対策=ターゲット層へのコンテンツの充実となる日が来てもおかしくないでしょう。

参照:Forbes Entrepreneur What Is Google RankBrain And Why Does It Matter? Search Engine Journal How Google RankBrain is Humanizing SEO


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