Instagramがカルーセルタイプの動画広告のテストを開始させました。 まだテスト段階で、実際のこのタイプの広告の配信が出来るのはパートナーであるタコベル、AirbnbやIBMなどですが、このタイプが一般的に利用出来るようになったら、広告担当者にとっても嬉しいニュースになるので要注目です。
普通Instagramの投稿は一つの投稿に一つの写真しか閲覧できませんが、カルーセルタイプになると一つの投稿でも横にスワイプすれば何枚もの写真を閲覧することができます。
何枚もの写真を一気に見せられるのではなく、自分でスワイプして一つ一つ色んな写真を見せることで、広告主が伝えたいメッセージが深く伝わってくる感じがしますね。
今回カルーセルタイプの動画広告のテストを始めたのは、やはり動画の方がより企業が伝えたいストーリーをユーザーに伝えられるのではないか?と考えたからだと、Instagramのブランド推進部長でもあるQuarlesは述べています。
現在Instagramのユーザー数は4億人を超え、アクティブユーザーの一日のInstagramの利用時間は21分です。しかし、FacebookのCEOマークザッカーグ曰く、実際ユーザーは流れるフィードの70%を見逃しているようです。 また、人々の一日にソーシャルメディアを利用する平均時間は43分です。Facebookは、この時間は今後あまり伸びないとの見解を示しています。一日の活動には仕事や学校などのオフラインでの活動が必須であることを考えての予想だと思います。 つまり、ユーザーは70%見逃しているという事実を改善するには、短い利用時間でも見逃さないようなインパクトがあるフィードを見せることが必要です。
企業の広告活動において一番の課題になるのが、如何にユーザーの注目を得るかです。今回のカルーセルタイプの動画広告に期待するのは、よりユーザーの注目を集め、具体的なストーリーを見せることで企業のメッセージの理解を深めることなのではないでしょうか。
実際のタコベルのカルーセルタイプの動画広告がこれです。 タコベルのinstagram広告 レシピの手順を自分のペースでスワイプで進められるのは非常に分かり易いですね。
まだ正式には発表されていませんが、Facebookが発表しているInstagramの動画投稿とカルーセルタイプの画像広告の推奨事項を基に、カルーセルタイプの動画広告の注意事項も勝手にまとめてみたので、今から準備しておきたいという方は参考にしてみて下さい。
参照:ADWEEK, Instagram Is Now Letting Marketers Use Videos in Its Swipeable Carousel Ads
Facebook ads guide, Instagramでの動画の再生
ウェブサイトへの誘導:Instagramのカルーセル形式の広告