今注目したいソーシャルメディアといえばInstagramですよね。多くのユーザーがFacebookやTwitterから離れ、Instagramに移行しているのは紛れも無い事実です。この流れに乗って、マーケターもInstagramを新たに利用し始め、多くのユーザーにアプローチをしようとしています。 さて、そんな中マーケターにとって気になる情報はInstagramの現状です。「どれだけのユーザーがいるの?」「実際どんな風に使われてるの?」などなど知りたいことはたくさんあると思います。 今回、アメリカのSearch Engine WatchがInstagramの新たな状態を調査したので、紹介していきたいと思います。
まずユーザー数から見ていきましょう。2015年9月の時点でInstagramのユーザー数は4億人を突破しました。前年2014年12月では3億人だったので、半年ちょっとで1億人増えいていることになります。ユーザー数の内、男性の割合が51%、女性の割合が49%となりました。少し前までは女性の方が圧倒的に利用していたので、この結果はかなり驚きです。男性向けのビジネスにも十分使えることが分かりますね。
他のプラットフォームとも比べてみましょう。下の画像を見て頂いても分かるように依然としてFacebookが圧倒的な力を見せつけています。15億人は桁違いですね。ソーシャルメディアの運用に関しては未だFacebook中心で行われそうですが、Instagramの順調なユーザー数増加を考えれば、いつシフトしても良いように今から新たなプラットフォームに加えるのがお勧めです。
ただ10代に関しては少し話が違ってきます。Instagramをメインソーシャルメディアに選ぶ10代のアメリカ人が、2012年たった12%だったのに対し2015年には33%を突破しました。一方、FacebookとTwitterは各々14%、20%という結果がでましたので、若者への人気は確実にInstagramにシフトしていることが分かりました。
続いてInstagramの利用状況について見ていきます。Instagram上では一日に8億もの写真がアップされ、それに対して35億の「いいね!」を獲得しています。これは恐るべき数字です。テキストをあまり必要せず、ユーザーからしても気楽に投稿を閲覧できるのがInstagramの強みだと思います。実際にテキストが短ければ短い程、エンゲージメントが高い結果が出ています。最適な文字数は25文字以下で、500文字を超えるとエンゲージメントがガタッと下がります。
Instagramのユーザー数は着実に増えています。今後まだ伸び続けると考えて大丈夫だと思います。実際にアメリカのユーザー数は2015年の時点で7700万人ですが、2019年まには1億1000万人に上ると考えられています。
また、若者向けのビジネスはすぐにでもInstagramの運用を始めた方が良いでしょう。ユーザー数だけみればFacebookが圧倒的ですが、やはり若者は完全にFacebookではなくInstagram中心の生活を過ごしています。
最後にInstagramではテキストをあまり使わないことです。出来るだけ画像で伝えることが高い効果を得る秘訣です。画像だけで何かを伝えることは難しいかもしれませんが、画像は言葉がなくても理解してもらったり、楽しんでもらったりできるので、上手く利用すれば言語を超えてより多くのユーザーにリーチすることが可能となります。
簡単なデータですが、今後のソーシャルマーケティングの方針の手がかりになりますので、是非参考にして下さい。
参照:Search Engine Watch, 23 up-to-date stats and facts about Instagram you need to know