KOBITブログ

動画広告が全てじゃない!Facebook広告の使い分け

この記事は約 5分 で読めます。

動画マーケティングを行うビジネスマン

Web広告のフォーマットには、テキスト、リンク、写真、動画の4種類あります。現在、4つの中でトレンドになっているのは動画です。理由はもちろん効果が高いからで、日本でも多くの企業が動画広告を流し始めています。ただ気をつけて欲しいのは、動画だけに頼ってはいけないということです。 4つのタイプにはそれぞれ違った強みを持っていて、「広告によってどんな効果を期待しているか?」という観点でこれらをしっかり使い分けなければなりません。

セールスフォースの最新レポートがそれをしっかり裏付けてくれていますので、そのレポートを紹介しながら広告フォーマットの使い分けに関して詳しく説明していきます。

レポートの概要

今回のセールスフォースの調査は、2015年第四半期でのFacebook広告におけるテキスト、リンク、写真、動画の各フォーマットの効果を『CPM』、『Engagement Rate』、『CTR』でまとめたものです。 『CPM』は”Cost Per Million”の略で広告表示1000インプレッション毎に掛かる金額を示します。一般的に『CPM』は値段が安ければ安い程良いと考えます。 続いて、『Engagement Rate』は広告を見たユーザーの内、何人が「いいね!」、「コメント」、「シェア」したかを表した割合です。 『CTR』は”Cost Through Rate”の略で日本ではクリック率と呼ばれます。文字通り、広告を見たユーザの内、何人が広告にクリックして企業のWebページに飛んだかをを表す割合となります。 もちろん、『Engagement Rate』と『CTR』は数値が大きければ大きい程効果が高いと考えます。

 

レポートの結果

結果は下の画像となります。(”Status”はテキストフォーマットのことです)まず『CPM』はテキストが最も高いことが分かりました。少し高すぎますし、筆者もテキスト広告は利用した事はないのですが、意外にも『CTR』が2.43%と写真、動画タイプと競っているのが驚きです。 次に『Engagement Rate』は、動画タイプが18.44%と他を圧倒していました。最後に『CTR』ですが、僅かに写真タイプが動画タイプに勝ってトップという結果となりました。

 スクリーンショット 2016-04-21 20.49.51

考察

①テキストタイプは避けたい

上記の結果を見ると、明らかに4つの広告タイプの使い分けがWeb広告運用において重要になってくることが分かります。 まずテキストに関してですが、あまりこのタイプを利用する事はお勧めできません。先に『CTR』が意外に高いと言及しましたが、やはり『CPM』が高過ぎて費用対効果が全く期待できません。

 

②ブランディングには動画

続いて、ファンとの交流を活発化させるには『Engagement Rate』が最も高い動画の利用が最も効果的ということです。 交流を活発化させるということは、決して売上に繋がる広告運用をすることではありません。正確にはファンとの関係性、絆を深めるということです。 「この会社面白い」、「好きになった」といったブランドイメージの向上に繋がります。

 

③セールスプロモーションには写真

一方、自社製品の売上向上を目指すならば、写真タイプを利用することがお勧めです。 Facebook上では消費者による購買行動を起こす事は基本的には出来ません。購入してもらうためには「広告クリック➡ランディングページの閲覧➡購入」の流れをユーザーに踏ませなければならないので、『CTR』が最も高い写真タイプを利用するのが最適だということが分かると思います。

 

④Linkタイプも捨て難い

Linkタイプは『Engagement Rate』も『CTR』も他の広告タイプと比べてパッとしませんが、『CPM』がとにかく安いです。Facebookの広告費があまり割り当てられない企業もあります。 そういった企業にとっては安く運用できるLinkタイプの広告は助かりますね。 ちなみに筆者は以前Facebook広告の運用をしていましたが、Linkタイプの広告を選んでいました。FacebookのLink広告はいくつか制限はありますが、写真を挿入することも出来ますので、上手く運用すれば『CTR』2%以上の結果を得ることができます。 ですので、広告にあまりお金を掛けられないという方はLinkタイプを試してみて下さい。

 

まとめ

今回セールスフォースがまとめたレポートは非常に勉強になるものでした。動画がマーケティングトレンドになっている今、多くのマーケターが動画広告を発信しようと躍起になっています。 でも実は「広告で何がしたいか?」によって、動画ではなく写真タイプを選択しなければならないということが、このレポートのお陰で分かりました。確かに筆者個人も動画の広告は見ますが、「へぇ〜面白い!いいね!」でいつも終わって、その後クリックすることはあまり無いような気がします。 トレンドに流されないで、常に「ユーザーに何をしてもらいたいか?」という目的を考え、それに応じた広告運用が本当に大事だということを改めて実感させられました。 

参照:SalesForce Blog “Which Advertising Formats Have the Highest Engagement?


さあ、KOBITをスタートしよう。