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Facebookのエンゲージメントに変化?「いいね」より「シェア」するユーザー急増中!

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facebookのシェアが伸びている様子

アメリカのデジタルマーケティング分析会社Rival IQが2015年のFacebook投稿全体のエンゲージメントに関して面白い調査を発表しました。2015年にFacebook上にあげられた810万もの投稿と、それに対してなされた115億ものエンゲージメントを分析した結果、「いいね!」「シェア」「コメント」の3つのエンゲージメントの中で「シェア」だけの割合が増加していたのです。

下記の画像を見てもらっても分かるように、「いいね!」「コメント」の割合は少し右肩下がりになっている一方、「シェア」の割合だけは2015年2月〜3月に掛けて急激に伸びていました。何故このような現象か起こったか?Rival IQは3つの原因を考えているようです。

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原因①:スパム「いいね!」「コメント」の禁止

1つ目は、Facebookがスパム的な不要な「いいね!」や「コメント」を一掃したことが考えられます。全く興味も関係もない不特定多数のユーザーに「いいね!」「コメント」をさせるサービスがあるように、全く価値のない「いいね!」をかき集めるユーザーやFacebookページが存在します。

そういったスパムが禁止された今、上記の結果は納得いくものと考えられます。

原因②:個人のブランディングを行うユーザーの増加

2つ目に同社は、世間から注目を浴びたいFacebookユーザーが増えていることを指摘しました。調査によると、2015年での投稿は企業が運用しているページよりも個人によるものの方が多い傾向にあります。
そんな中、世間からの注目を集めるために「シェア」されるような投稿をするユーザーが多くなったのではないか?と同社は述べています。

ここで「Facebookってまだユーザー数増えているの?もう落ち目なんじゃないの?」と疑問に思う人もいると思います。確かに、日本をはじめアメリカなどの先進国ではFacebook離れが起こっていますが、東南アジアなどの発展途上国のユーザー数は急激に増えています。
実はまだまだFacebookのユーザー数は世界的には増えているのです。そういった新規に参入してきた人が、高頻度で投稿を行い自分をアピールしているのではないでしょうか?

原因③:メッセンジャーで直接「シェア」

3つ目は、下の画像のようにメッセンジャーで投稿を直接シェア出来るようになったことです。

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それ以前は、いちいちリンクをコピーして貼付ける作業が必要だったので、ワンクリックで簡単に自分の伝えたい投稿を伝えたい人だけにシェアできる機能は非常に便利ですよね。
またこちらの方が、Facebook上の友達全員にシェアするよりもユーザーにとって都合が良いかもしれません。
現在、会社の上司やイベントで一度会っただけの人などと社交辞令として友達になってまい、実は自分の興味や関心をFacebook上でオープンにすることを躊躇するユーザーは少なくありません。ですので、この新しい機能がエンゲージメントの「シェア」の割合増加に大きく貢献したと考えられます。

まとめと考察

Rival IQが考えた3つの原因を紹介しましたが、企業などでFacebookページの運用している人にとって注目したいのは、1つ目と3つ目の原因だと思います。
この2つの原因から運用担当者が心がけなければならないことは、「コンテンツ力」と「シェアの多様化」です。

真のコンテンツ力

まず、裏の手で「いいね!」を稼げなくなった以上、Facebookマーケティングにおいて真の「コンテンツ力」がより求められます。注目を浴びるコンテンツは自社のコンセプトと抱えるユーザーによって様々です。
「コンテンツ力」は決してアイデアだけではありません。しっかりと効果分析をして「ユーザーが好むコンテンツ」を深掘りしていくことが必要になります。

シェアの多様化 ~オープンなシェアとクローズドなシェア~

また、「シェアの多様化」を理解することはかなり重要なことだと思います。メッセンジャーのお陰でユーザーはクローズドな環境での情報共有ができるようになりました。
ですが、必ずしも「シェア」がメッセンジャーの中で行われるわけではありません。依然として、オープンな状態で「シェア」される投稿も存在します。この違いはコンテンツのタイプによって異なると考えています。
例えば筆者は、アイドル系やアニメ系などのコンテンツは恥ずかしいのでオープンな環境での「シェア」は行わない一方、旅行系のコンテンツはオープンな環境でも「シェア」を行います。
これは人によって様々ではありますが、誰もがそういった性質を持っていると思います。
ですので、今後コンテンツ作成においては、「オープンな環境で共有してもらって認知を伸ばしたい」パターンと、「クローズドな環境でファン同士盛り上がって欲しい」パターンの2つをしっかり考慮することが必要となるでしょう。

参照:Marketing Land, “Facebook users are sharing posts more frequently but liking and commenting less.”


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