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「O2O」で相互誘導!店舗案内型Webサイトの目的と施策

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O2O (Online 2 Offline) でWebサイトの集客を上げる

前回のコラム「コンテンツマーケティング」でコーポレートサイトの集客を増やすに続いて、5つの種類のWebサイトの目的を抽出し、それぞれのグロースハック案について検討していきます。今回は2つ目の「店舗案内型webサイト」について、目的と打てる施策を挙げていきます。

店舗案内型Webサイトの目的

店舗案内型のWebサイトでは、Webサイトの所在地・提供する商品やサービスを紹介し、その店舗に誘導することを目的とします。このタイプのWebサイトで最も重要な施策は、オンラインとオフラインの相互誘導です。

Webサイトへの訪問者が店舗を訪れると共に、店舗への訪問者がWebサイトを閲覧するようになると、二つのチャネルが相乗効果をもたらします。この施策はAARRRモデルにおけるAcquisition(獲得)に該当すると考えられます。

AARRRモデル グロースハックの目標案
Acquisition(獲得) オンラインとオフラインで相互誘導できること
Activation(利用開始) アカウント登録を促し、クーポン配信などを行うこと
Retention(継続) 店舗の更新情報やイベント情報を掲載し、Webサイトへの再訪問を促すこと
Referral(紹介) 新製品情報などがシェアされること
Revenue(収益) (なし)

チャネル別キャンペーン

オンラインとオフライン

グロースハックの施策に移る前に、オンラインとオフラインで用いるマーケティング手法の違いについて触れたいと思います。オンラインとオフラインの集客を考える際には「目的は共通、手段は異なる」アプローチをとる必要があると言われています。

まず、目的については、企業から顧客へのメッセージがチャネルに関わらず、一定であることを意味します。店舗において安くて親しみやすいブランドを展開しているのならば、Webサイトにおいても安さと親しみやすさが感じられるよう、Webサイトでの価格体系・デザインなどを隅々まで統一させなければなりません。

手段の違い

一方で、オンラインとオフラインでは用いる手段が異なります。なぜならば、それぞれのチャネルの得意な領域が異なるからです。

オンラインのマーケティング活動では、低コストで口コミを創り出すことが容易だと考えられます。Webサイト上でイベントの告知などを行った際に、ソーシャルメディアで多くの「いいね!」を集めたとすると、オフラインでは考えられない数の見込み顧客に一斉に周知することが可能です。

浅く広く周知するのが得意なオンラインに対し、オフラインは狭く深い顧客体験を提供することができます。一行のテキスト広告よりも、店舗スタッフが対面で会話するほうが圧倒的に強い印象を訪問者に与えられます。また、実際に商品を手にとることで得られる安心感はオンラインでは得がたいものです。

チャネル毎の広告戦略の特徴

O2O

Online to offline

O2OOnline to offline(オンライン・トゥ・オフライン)の略で、Webサイトの訪問者を店舗へ誘導する取り組みを指します。グルーポンが提供するオンラインクーポンなどが代表的な例と言えます。

O2Oはスマートフォンの普及によって、より進化を遂げました。GPSによって位置情報が特定できるようになったため、特定店舗の近隣ユーザーについてのみクーポンを発券するような仕組みが構築できるようになったのです。また、リアルタイムの調整も可能であり、雨の日だけに発券するクーポンなども提供が可能になります。

AARRRモデルにおける位置

AARRRモデルにおいては、Activation (利用開始) の取り組みと考えられ、アカウント登録したユーザーに対してクーポンの配信を行います。また、定期的な情報発信やタイムリーなクーポン発行などによって、Retention(継続)の指標も向上するでしょう。

Offline to Online

O2Oと逆方向の取り組み

前節で紹介したO2Oとは逆方向の取り組み(オフライン・トゥ・オンライン)で、店舗への訪問客をWebサイトへ誘導する施策です。来店した顧客が面白い商品や店舗の写真を撮影し、ソーシャルメディアにシェアすれば、それに興味を持った人たちがWebサイトを訪れるようになります。

最終的には、そのWebサイトへの訪問客が店舗にも訪れるという好循環が期待できます。例えば、猫カフェ・フクロウカフェなどと呼ばれるペットと戯れる喫茶店が人気を集めていますが、そこでは写真撮影が許可されています。店舗で撮影された可愛いペットの写真がオンライン上で注目を集め、Webサイト及び店舗への集客を増幅させています。

猫カフェの様子

© sprklg / http://www.flickr.com/photos/sparklig/4437424829 / Creative Commons Attribution-Share Alike 2.0 Generic

AARRRモデルにおける位置

AARRRモデルにおいては、Acquisition(獲得) とReferral (紹介) の組み合わせにあたる施策と言えるでしょう。店舗にシェアされやすい装飾や商品を設置することで、オンライン上に紹介してもらい、Webサイトへの集客を増やす施策を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

店舗案内型webサイトの目的はユーザーを店舗に誘導することです。より多くのユーザーを誘導するためには、オンラインとオフラインの相互誘導が最も重要な施策になります。

サイト内に店舗へ誘導するようなコンテンツを用意するだけでなく、店舗の方にもオンライン上に紹介してもらうための仕組みを用意すると、相乗効果でさらなる集客アップが期待できるでしょう。


さあ、KOBITをスタートしよう。