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オフラインでもユーザーを巻き込む!グルーポンなどグロースハック成功例

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オフラインでもユーザーを集めるサイト作り

グロースハックはオンラインの施策だけではなく、オフラインの施策を交えることで、より高い効果を上げる場合があります。複数のチャネルを組み合わせることで、Webサイトとユーザーが関わり合う頻度を向上させることができるからです。

今回は、そんな「オフラインを交えた施策」で成功した4つの会社の例を紹介します。

Tesco

韓国のバーチャルスーパーマーケット

https://www.youtube.com/watch?v=fGaVFRzTTP4

サービス提供者

Tesco (テスコ) は欧米亜でスーパーマーケットやコンビニエンスストアを展開するイギリスの会社です。

グロースハックの施策

韓国において、地下鉄の駅構内で、バーチャルな食料品陳列棚を壁面に設置しました。消費者はスマートフォンを用いて、壁に映し出された食料品のQRコードを読み取り、アプリ内の買い物カゴに商品を追加します。アプリ上で決済を行うと、商品は自宅に届けられる流れになります。

施策の狙い

消費者はスーパーに行く時間もレジに並ぶ時間も節約できるため、バーチャルな陳列棚は便利だと感じるでしょう。地下鉄の駅という人通りの多いところで買い物をするため、その行為自体が見込み顧客に対する宣伝効果があると考えられます。

スーパー側にとっても、店舗設置のリスクをとることなく、またネット通販と直接競合することなく、新たな販売チャネルを築くことができるというメリットがあります。

グロースハックの成果

韓国における地下鉄駅での成功を踏まえ、イギリスの空港にも展開されました。

Ingress

拡張現実ゲーム

https://www.ingress.com/

サービス提供者

Ingress (イングレス) はGoogleによって開発されたスマートフォン向けのゲームです。AR (拡張現実) と呼ばれる技術を用いており、スマートフォンの位置情報を活用します。

グロースハックの施策

二つのチームに分かれて陣取りを行うのが、このゲームの目的です。Ingressではゲーム内の地図が、現実世界の地図と連動しています。ゲーム内で陣地を拡大したり、アイテムを取得したりするためには、現実世界でもその場所を訪れなければなりません。

施策の狙い

現実の移動とゲーム内の移動が連動しているため、「健康管理にも役立つ」「旅行+αの楽しみにもなる」といった口コミが巻き起こり、オンラインとオフラインの活動の相乗効果を発生させました。特定の位置を訪れるとゲーム内で報酬を受けられるという使い方を応用して、観光振興や企業プロモーションにも活用されています。

グロースハックの成果

全世界のダウンロード数は500万人超に上っています。加えて、平成26年度「第18回メディア芸術祭」のエンターテイメント部門で大賞を受賞しました。

グルーポン

グルーポンの商品画面

http://www.groupon.jp/cid/237771

サービス提供者

グルーポンは、共同購入型のクーポンを販売するアメリカのWebサイトです。

グロースハックの施策

購入者が最低人数を超えた場合にのみ有効になる共同購入型の割引クーポンを発行しました。また、映画チケット3枚といった、まとめ買い用のクーポンを提供することもあります。クーポンを贈り物に使うことも可能です。

施策の狙い

最低人数を超えるために、購入希望者がその他の購入希望者を勧誘してくることが期待されます。また、その日限りのクーポンが多いため、時間の希少性から購買意欲が刺激されていると考えられます。

グロースハックの成果

サービス開始直後の2010年から2011年にかけて、月間売り上げは1100万ドルから8900万ドルまで上昇しました。歴史上最も早く成長した企業といわれています。

ヨドバシ.com

ヨドバシカメラのEコマースサイト

http://www.yodobashi.com/

サービス提供者

家電量販店を運営するヨドバシカメラの公式Eコマースサイト。

グロースハックの施策

店頭商品すべてにバーコードを添付し、スマートフォンの専用アプリで読み取ると、モバイル端末から在庫状況、競合他社との価格比較、商品取り寄せに必要な時間などが閲覧できるような仕組みを導入しました。
店頭で商品を見た顧客は、レジで会計して商品を持ち帰ることなく、ワンクリックで商品購入が完結するようになりました。スマートフォン経由で購入した場合は配送料が無料になる特典もあります。

施策の狙い

家電量販店は「ショールーミング」と呼ばれる消費者の購買行動を課題にしていました。ショールーミングとは、家電製品などの高額商品に関して、店頭で商品の現物を確認した消費者が、その場で商品を買わずに、AmazonなどのEコマースサイトで商品を購入してしまう購買習慣を指します。
インターネット上に比較サイトなどが豊富になっているため、小売店が単なるショールームになり、購買はもっぱらEコマースに流れていくことが家電量販店の問題になっていました。

ヨドバシカメラはショールーミングを防ぐのではなく、逆に促進することで、自社の収益を向上させました。商品の実物が感じられる店頭から、価格比較や商品購入ができるEコマースサイトへと自然に誘導することで、消費者の利便性を向上させています。

グロースハックの成果

「ヨドバシ.com」の売り上げは’14年3月期に650億円を記録し、’15年3月期には800億円となりました。1000億円を超えるのでは?との声もあったほどです。
今後日本国内で2,000億円の売り上げを上げているAmazonを追い抜く可能性も十分にあります。

まとめ

webサイトの利点は、場所を問わずにアクセスできるところにあります。自宅にいながらショッピングができるというのも利点ですが、それは一歩視点を変えると、外にいながら気になった商品にアクセスできるという利点にもなります。

グロースハックの手法で悩んだ時は、一度オフラインを交えた施策についても検討してみるとよいでしょう。


さあ、KOBITをスタートしよう。