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2016年既に始まっている10のマーケティングトレンド

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business chart on blackboard

リオ五輪、衆参同日選挙、米国大統領選挙など、2016年は人々の注目を集める話題に事欠きません。注目を集めるイベントは広告キャンペーンの機会でもあり、新たな視点や技術が導入されていきます。特に、モバイル、ソーシャルメディア、人工知能といった分野は日進月歩で発展が続き、消費者の行動パターンや興味・関心に強い影響を与えてきました。激動の2016年において既に始まっている、または、これから拡大していく10のマーケティングトレンドを紹介します。

2016年に拡大しつつあるマーケティングトレンド10選

タテ型動画

動画広告市場は拡大が続いていますが、特に、モバイル向けの動画に注目が集まっています。商品説明やビデオチャットと合わせて動画の利用が広まっています。モバイル動画の広まりに従い、タテ型動画の導入が続いてきており、Facebook、YouTubeなどが既に対応しました。アメリカで普及しているSnapchatでは、タテ型動画はヨコ型動画に比べて遥かに視聴完了率が高いという傾向が見られたため、広告主から評価を集めています。

動画・画像の閲覧補助

動画広告の広まりと共に、視聴環境に合った補助機能が充実してきています。調査によると、8割以上のユーザーは音声無しで動画を視聴しているため、字幕の挿入や音が無くても理解できるストーリー作りが要求されてきました。また、Facebookは目が不自由な方のために、自動的に写真の内容を説明する機能の導入を発表しました。

コンテンツの高品質化、フォーマットの多様化

コンテンツマーケティングの広まりと共に、どの企業も大量の記事を作成し、SEOの競争を展開しています。競争激化と共に、顧客が本当に必要とする「質」の高い情報が求められるようになりました。コンテンツのフォーマットについても、双方向性のあるコンテンツやアニメーション、動画、ライブ配信、インフォグラフィックなど、顧客にとって付加価値を提供するコンテンツが必要です。

ソーシャルメディアですぐに購入

ソーシャルメディアで魅力的な商品画像や友人の好意的なレビューを見たとしても、これまでは購入サイトへ遷移しなければ、商品が手に入れられませんでした。しかし、Pinterest、Facebook、Instagramといった主要SNSが「購入ボタン」の導入または導入計画を行っており、ユーザーの利便性が増しています。SNS広告が購入に直結するため、多くの企業にとってはマーケティング活動の加速を意味するでしょう。

興味がある「瞬間」をとらえる

モバイル環境の普及と共に、その時に気になった情報や商品について、ネット検索し購買できるようになりました。衝動的な意欲を喚起し、それを捉えるためのマーケティングが増えています。アメリカで人気のSnapchatでは一時的にしか表示されない10秒動画が導入され、コカコーラやマクドナルドに採用されました。“束の間”の広告宣伝は「エフェメラルマーケティング」と呼ばれ、流行を作る気配を感じさせます。

仮想現実(VR)で没入的体験

仮想現実用ゴーグルOculus Rift(オキュラス・リフト)が2016年に本格展開され、バーチャルリアリティ(VR)の時代が到来すると見られています。Oculusを買収したFacebook創業者マーク・ザッカーバーグは、文字・写真・動画と発展してきたネットメディアの次に来るのがVRだと予言しています。より没入間の強いVR空間で、サービス体験やユーザー教育などの新たなコンテンツの作成が増えていくでしょう。

人工知能でパーソナライゼーション

人工知能技術の展開は急速に進んでいます。膨大なデータを集めて、新たな知見を獲得し、個人に特化した推薦機能、自動応答、パーソナライズした広告表示などの応用が期待されています。特に、Appleの「Siri」、ソフトバンク「Pepper」のようなパーソナル・アシスタントは、音声会話などの自然なコミュニケーションができるため、応用の幅が広がっていくでしょう。

何でも定量化

個人の健康管理や資産管理など、ビッグデータのアプローチが個人レベルに届いてきました。スマートウォッチの発売により歩数や心拍数の測定が容易になったり、FinTech(フィンテック)の隆盛によって決済が簡素がされたりするのがトレンドです。見える化を進めて、個人の活動を最適化するのが良しとされる時代になってきました。消費者への訴求ポイントとして定量化が有効になってくるかもしれません。

IoTにより広がるオムニチャネル

ウェアラブルデバイスの普及は個人の活動におけるデータ収集の可能性を拡げ、IoTの実現を後押ししています。他にも、スマート家電やホームオートメーションによって、生活者の行動パターンを把握し、それを商品開発やマーケティング活動に利用できるようになります。また、iBeaconによる広告のプッシュ通知といったように、店舗・Web・モバイル端末といった垣根が取り払われていくのもIoTの影響と言えるでしょう。

行動予測とマーケティングオートメーション

これまではサイト運営の計測指標として、ユニークユーザー、滞在時間、シェアの回数などを利用するケースが多く見られました。2016年は異なる経路を統合して分析する「アトリビューション分析」に期待が集まっています。アトリビューション分析によって経路ごとの貢献度合いが詳細に理解できるからです。さらに、セグメントごとの行動予測を立てて、自動的に最適な施策を実行するマーケティングオートメーションの利用が増えてくでしょう。

コンサルティング会社のデジタルマーケティング強化

データを集めて顧客の理解を深め、新たな製品・市場を開拓するのが現代の経営課題です。経営者視点を持って、データ活用やマーケティング戦略を立案し実行するのは簡単ではないため、デジタルマーケティングを強化したコンサルティング会社が誕生しつつあります。アクセンチュアがIMJを買収したのを始め、BCGなどの経営コンサルティング会社がデジタルマーケティングへの進出を図っています。

まとめ

新しい行動パターンや技術によって、世界は刻々と変わっていきます。変化の波にのまれるよりも、それを先取りし、流行を作るのがマーケティング担当者に求められる役割です。紹介した10のマーケティングトレンドを参考に、自社や業界への影響を考えてみてください。


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