Google Analyticsレポートの「行動」カテゴリの画面解説を行っていきます。今回は「サイト内検索」の項目について解説します。
サイト内検索レポートを使用するには、事前にWebサイトに検索機能を設置する必要があります。
アクセス | 「行動」 > 「サイト内検索」 |
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5W1H | What(何を)、How(どのように) |
AARRRモデル | Activation(利用開始)、Retention(継続) |
Google Analyticsレポートで「行動」 > 「サイト内検索」> 「サマリー」を選択すると、以下のような画面が表示されます。サイト内検索機能を設置することにより、ユーザーは興味のあるコンテンツに容易にたどり着けます。このため、サイト内検索機能はユーザー・エクスペリエンスの向上に貢献します。
サイト内検索機能は、WordPressなどのWebサイト管理ソフトウェアが提供している場合があります。また、Googleが提供するカスタム検索エンジンを利用して、サイト内検索機能を設置することもできます。検索エンジンを設置した場合、どのようなキーワードで検索し、その結果ユーザーがどのような行動をとったかを分析する必要があります。
検索キーワードはユーザーの興味・関心の強みを示す場合がありますが、一方で、情報の所在がわかりにくいために検索されている可能性もあります。詳細に分析し、それぞれのキーワードが検索されている理由を紐解くことで、ユーザー体験を向上させることができます。
サイト内検索レポートの主要な指標は以下の7つです。
指標 | 説明 |
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検索を伴うセッション | 1回以上の検索を行った訪問の数 |
検索回数の合計 | 検索が実行された数。1回のセッションで複数回検索された場合は1回のみ加算される |
結果のページビュー数/検索 | 検索を実行した後にユーザーがページを閲覧した回数の平均 |
検索による離脱数の割合 | 検索結果ページでユーザーがWebサイトを離れた割合 |
再検索数の割合 | 1セッションの間に異なる検索キーワードで絞り込みを行った割合 |
検索後の時間 | 検索を実行した後にユーザーがWebサイトに滞在した時間 |
平均検索深度 | 検索結果をクリックした後、ユーザーが閲覧したページ数の平均 |
「サイト内検索」> 「利用状況」では、検索が行われた訪問と、行われていない訪問に対して、集客・行動・コンバージョンの成果を比較します。 検索機能によってユーザーが望ましい情報を得た際に、これらの成果が向上する可能性があります。
検索で使用されたキーワード毎に主要な指標を確認できます。
検索を開始したページ毎に主要な指標を確認できます。Webサイトのトップページでは、主要な情報にリンクされていることが望ましいですが、もしトップページから検索が開始されているケースが多ければ、トップページが分かりにくいのかもしれません。
WordPress等から利用できるサイト内検索機能からは、ユーザーの興味・関心だけでなく、webサイトの利便性の問題が浮かび上がってくることもあります。その問題を解決することで、あなたのwebサイトに更なる集客が見込めるでしょう。