前回のコラムのGoogle Analyticsでわかるかも? あなたのサイトの離脱率・直帰率が高い理由に引き続き、Google Analyticsレポートの「行動」カテゴリの画面解説を行っていきます。今回は「行動フロー」「サイトコンテンツ」の項目について解説します。
アクセス | 「行動」 > 「行動フロー」 |
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5W1H | What(何を)、How(どのように) |
AARRRモデル | Activation(利用開始)、Retention(継続) |
行動フローレポートは、ユーザーがWebサイト内を移動した動線を視覚化したレポートです。ユーザーがどのコンテンツを利用しているのか、どのコンテンツでWebサイトから離れてしまったかを理解できます。
一番左の列は切り口を表します。ランディングページや地域といったセグメントで分析を行います。開始ページ・最初の通過地点・2番目の接点が、ユーザーが経由した動線を表します。
訪問した数によって長方形の面積が決まり、多くのセッションが発生したページは大きく表示されます。赤い矢印が離脱率を示します。離脱率が期待よりも大きければ、ページの内容に問題があることが推定されます。
アクセス | 「行動」 > 「サイトコンテンツ」 |
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5W1H | What(何を)、How(どのように) |
AARRRモデル | Activation(利用開始)、Retention(継続) |
Google Analyticsレポートで「行動」 > 「サイトコンテンツ」> 「すべてのページ」を選択すると、以下のような画面が表示されます。「すべてのページ」では、Webサイトの各ページの成果を確認できます。訪問数・直帰率・離脱率といった指標が表示されます。どのページに人気があるか、あるいはユーザーが離れていっているかを分析できます。
ディレクトリは、パソコンにおけるフォルダと同じような概念です。
Webサイトは階層構造をとることができます。例えば、商品のページ群とサービスのページ群があれば、「http://www.example.com/product/」「http://www.example.com/service/」といったディレクトリを用意するでしょう。ディレクトリ画面では、このディレクトリごとの成果を確認できます。
ランディングページは訪問者がWebサイトを訪れた際に、初めに表示されたページを指します。
訪問者はWebサイトのトップページにたどり着く場合もあれば、商品詳細などのページにたどり着く場合もあります。特に商品毎の広告を出している際には、ランディングページが商品のページになり得ます。
ランディングページ画面では、ランディングページごとの集客・行動・コンバージョンの成果を確認できます。ユーザー体験の観点では、初めに表示されるページは最も重要です。ランディングページの魅力を向上させることで、最終的な成果も向上させることができます。
離脱ページは訪問者がWebサイトを離れた割合です。
離脱ページ画面ではExit・ページビュー数・離脱率が表示されます。Exitはユーザーが離脱した回数です。Exitの回数をページビュー数で割ることで離脱率が算出されます。離脱率の高いページはコンテンツに問題があるケースがあります。ユーザー体験を改善するきっかけになります。
Google Analyticsレポートの「行動」カテゴリでは、ユーザーの行動を「行動フロー」で可視化でき、更に「サイトコンテンツ」でディレクトリ・ランディングページごとの成果を確認することもできます。
Google Analyticsレポートでユーザーの行動を詳細に確認することで、あなたのwebサイト改善の糸口が見つかるでしょう。