Google Analyticsレポートの「集客」カテゴリの画面解説を行っていきます。今回は「キャンペーン」の項目についての解説を行います。
また、「集客カテゴリにおけるPDCAサイクル」の項目では、これまでのコラムを踏まえ、一度集客カテゴリ全体についてまとめます。
目次
アクセス | 「集客」 > 「キャンペーン」 |
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5W1H | What(何を)、How(どのように) |
AARRRモデル | Acquisition (獲得) |
Google Analyticsレポートで「集客」 > 「キャンペーン」 > 「すべてのキャンペーン」を選択すると、以下のような画面が表示されます。
「すべてのキャンペーン」では、Google AdWordsで作成したキャンペーンと、別途作成したカスタムキャンペーンの成果を全て確認することができます。集客・行動・コンバージョンの指標を表示します。
「検索広告キーワード」では、Google検索からユーザーがWebサイトを訪問した際の検索キーワード毎の成果を確認できます。有料広告と、オーガニック検索の双方の指標を合計しています。
Google検索結果に表示され、Webサイトをユーザーが訪問した際の検索キーワード毎の成果を確認できます。
Google AdWordsとその他の有料広告チャネルの投資対効果を比較するのがコスト分析レポートです。
訪問数・費用・収益・CPC(Cost Per Click=クリック単価)に関するデータを取得できます。チャネル毎に成果の違いがある、あるいはキーワードの傾向が異なる場合には、広告戦略を改善する余地があります。
コスト分析レポートを表示するには、コストのデータを各サービスから移してくる必要があります。データ移行作業のことをインポートと呼びます。Google AdWords及び、その他の有料広告チャネルのデータをインポートすることで、投資対効果の比較が行えます。
集客においては、予定された予算の中で、最大限の訪問者・売り上げを挙げることが目標です。
集客の状況をチェックするには、「集客サマリー」「すべてのトラフィック」のレポートを利用して、概要をつかむことから始めるのがよいでしょう。さらに、「AdWords」「検索エンジン最適化」「ソーシャル」「キャンペーン」のレポートを活用して、どのチャネルで成果が上げられているかを分析します。
Google AdWordsでは、適切なキーワードを使って、最適な予算を投入することが成功の秘訣です。
予算の最適化を行うためには、「入札単価調整」が強力なツールになります。広告を掲載する際は、特定の時間帯や場所に広告を集中させたい場合があるでしょう。「入札単価調整」レポートを利用することで、入札単価を増減させ、広告を表示する時間帯や場所をきめ細かく管理できます。
検索エンジンでは、検索結果の上位に表示されることと、それがクリックされることの両方が重要です。
例えば、クリック率は高いが、検索結果での掲載順位が低いページがあったとします。このようなページは、見込み顧客の興味を引くような内容を持っているにも関わらず、検索エンジンで見つからないという問題を示唆しています。
一方で、掲載順位は高いが、クリック率が低いというケースもあります。これは検索エンジンからの評価が高いものの、ユーザーの興味と合致していないと想定されます。
ソーシャルメディアでは、適切なタイミングでインターネット上での口コミを巻き起こすことが重要です。いつ、どのデータがシェアされているかを分析することで、ソーシャルメディア上での活動を見直す必要があるでしょう。
多くの流入経路があるwebでは、それぞれの経路の状況を分析し、適切な投資をして上手に利用することが集客において重要となります。
あなたが自身のwebサイトの集客に悩んだとき、Google Analyticsは、あなたの問題を解決するための心強いパートナーとなるでしょう。