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バズらなくても大丈夫!セールスファネルに合わせた動画マーケティング

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オンライン動画を活用していますか?YouTubeはもちろん、Facebookなどのソーシャルメディアでも動画の再生が普及し、新たなメディアとしての地位を築きました。企業にとっての動画は、短い時間で強い印象を与えられる強力なコンテンツです。大規模な予算が必要になるテレビ広告とは異なり、訴求する対象や目的・予算規模などに応じて、動画を作成・公開できます。マーケティング活動において動画は欠かせないものになりました。

ブランド認知の効果が高い動画コンテンツ

動画コンテンツの効果の高さは統計データによって示されています。1分間の動画が伝える情報量は180万語、3600ページ分に相当するとの調査があります。文字だけではなく、音声や映像を利用するため強い印象を与えられるのです。動画を利用すると製品への理解が74%高まると言われているため、ビジネスでの利用も進んでいます。

ビジネス系の動画は多くのオンラインユーザーに視聴されています。週一回の頻度でビジネス系の動画を閲覧するユーザーは、全体の約半数に上ります。また、そのユーザーのうち約4分の3は動画閲覧直後に提供元企業のWebサイトを訪れています。動画はWebサイトへの流入を増やす重要なチャネルです。

広告として動画を流した場合にも、その効果の高さは魅力的です。動画広告を視聴したユーザーの80%は、その内容を記憶していたとの調査があり、テレビよりもブランド認知や好感度を高める効果があります。オンライン動画広告の予算は毎年60~70%の割合で増加しているため、数年以内に動画広告費用はオンライン広告全体の3分の1に達すると見られています。

ブランド認知に留まらず、動画広告はコンバージョンの増加にも貢献します。動画を見たユーザーは商品の購入率が64%上昇しました。また、動画コンテンツを掲載したEメールでは、クリック率が2~3倍上昇し、顧客獲得率が51%向上しています。90%のユーザーは製品に関する動画が合った方が意思決定しやすいと感じています。

セールスファネルに合った動画作成

動画マーケティングのメリットとして目的や予算に合わせて手法を変えられる点にあります。テレビ広告は莫大な予算が必要になるため、マーケティングの予算を確保できる企業に利用が限られます。一方で、動画の場合は、例えば社内で開催したセミナーの様子をカメラで録画するだけで、動画コンテンツとして再利用できるようになります。条件によっては15万円以下で一つのコンテンツを作成するのも可能でしょう。

動画の目的を設定する際には「セールスファネル」の考え方が利用できます。セールスファネルは、製品やサービスを理解してもらい、購入されるまで顧客が絞り込まれる様子を漏斗に例えて表現したものです。より多くの見込み顧客にブランドの存在を認識してもらい、その後、製品の詳細な情報について理解を深め、最終的に購買意欲の強い顧客によって購入される流れになります。

ブランド認知を高める段階では、イメージを膨らませる動画が効果的です。具体的に商品を売り込むような内容ではなく、企業理念やビジョンのような抽象的なものを表現する内容になります。「元気がいい」「信頼できる」「品質へのこだわり」といったテーマを掲げるケースがよく見られます。従業員の様子を映し、会社の舞台裏を公開するコンテンツも人気があります。新規顧客はもちろん、採用候補者や金融機関など、あらゆる関係者へ訴求する効果が期待できます。

ブランド認知を高めた後には、商品の具体的な内容を知らせる動画が必要になります。商品の機能や、使用した場合のメリットを簡単に紹介します。見込み顧客が困っている課題を解決するような内容であれば、視聴者はその商品に強く興味を抱くようになるでしょう。さらに、動画を入り口として、さらなる関係構築につなげる方法もあります。動画の最後に「資料請求フォーム」へのリンクをつけておけば、動画で興味をもったユーザーの情報を獲得できます。その後、メールマガジンを送付したり、電話をかけたりして、フォローを行うことができます。

商品内容を伝達した後には、顧客の意思決定を後押しする動画が望ましいとされます。既存顧客の声をまとめたインタビュー動画は、新規顧客が抱く不安を取り除き、コンバージョンへと促します。商品のデモやハウツー系の動画も同様です。また、購入後の顧客にとっても、ソーシャルメディア上での共有・拡散によって広告塔としての振る舞いが期待できます。

auの充実したYouTubeチャネル

携帯キャリアのauは「三太郎」シリーズを始めとしたテレビ広告が有名ですが、動画マーケティングにも力を入れており、YouTubeチャネルの登録者は8万人を超えています。セールスファネルの各工程を網羅した豊富なコンテンツが特徴です。

ブランドイメージを高めるコンテンツとしては「all for you ~ココロつながる、瞬間~ episode2.手話」篇のようなイメージ動画があります。また、定期的に行われる新機種の発表に合わせて、新製品を紹介する動画がそれぞれ作成されました。他にも、マナーモードの設定方法、おまかせオート撮影の方法など、機種ごとに異なるハウツー動画も用意されています。

auの取り組みは、予算の限られた中小企業においても参考になる点が多いでしょう。ブランド認知を高める段階から、新規顧客の誘導、既存顧客のフォローアップと、網羅的にコンテンツを用意するのがポイントです。必ずしも何百万回と視聴される“バズる”動画を目指す必要はなく、対象とするユーザーに適切なメッセージを届けるような取り組みが求められます。従業員や既存顧客とのインタビューなどを活用すれば、低予算で高い効果を得られる可能性があります。

まとめ

動画のないインターネットが考えられないほど、オンラインでのビデオ視聴が一般的になりました。大規模な予算が必要になるテレビ広告と異なり、セールスファネルに合わせて適切なメッセージが届くよう動画を作成すると、予算の少ない中小企業でも高い効果が期待できます。


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