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AARRRモデルって何の略? サイトの成果を改善する5ステップ

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AARRRモデルによるサイト改善の5ステップ

紙のマーケティングとWebのマーケティングの違い

Google Analyticsでは多数の指標が用意されていますが、初心者が全てを理解するのは困難です。その理由の一つに、マーケティングの方法論への理解が必要なことが挙げられます。

Google AnalyticsはWebマーケティングの方法論に基づいていますが、紙の媒体を中心にしていた時代のマーケティング手法とは異なる概念が多く導入されています。

例えば、Google Analyticsには直帰率という指標があります。直帰率とは、訪問者のうち、1ページしか閲覧せずに、すぐにWebサイトを離れてしまった訪問者の割合です。これを新聞の読者で測定しようとしても、現実的には不可能です。直帰率はWebマーケティング固有の概念です。同様に、口コミを可視化することは困難ですが、Google Analyticsを使えばどのサイトから遷移してきたかが分かるので、訪問者がどこから情報を得ているのかを推定することが可能になります。

つまり、Google Analyticsを理解するには、現代のWebマーケティングへの理解が欠かせません。ですから、ここからは最先端のWebマーケティングの方法論を紹介し、それがどのようにGoogle Analyticsで実現されるのかを解説します。

 

紙のマーケティングとWebのマーケティングの違い

 

AARRRモデルによるアクセス解析

Webサイトにはそれぞれ目的があります。売上額、取得した個人情報の件数などが、その目的がどれだけ達成されたかを示す、重要な指標になります。

Google Analyticsは目的の達成度を分析するために優れたツールです。しかし、最終的な指標が期待通りに得られなかった場合、どのようにすればよいでしょうか?最先端のWebマーケティング理論では、最終的な成果が得られるまでのステップを分解して解析することを勧めます。

2007年頃にAARRRモデルというデータ分析の方法論が提案されました。AARRRモデルは、ユーザーが成約に至るまでのステップを5段階に分けています。

5つのステップはそれぞれ、Acquisition(獲得)、Activation(利用開始)、Retention(継続)、Referral(紹介)、Revenue(収益の発生)と定義され、訪問者がWebサイトを訪れてから成約に至るまでのユーザーの振る舞いが網羅されています。

各ステップは密接に関連しているので、最終的な成果を改善したい場合は、これらのステップのどこに問題があるかを分析します。例えば、Activationの指標が悪い場合、訪問者が多いが、利用開始に至らず、最終的な成果に影響していることが理解できます。

AARRRモデルで注目すべき指標

AARRRモデルでは具体的に注目するべき指標が議論されています。

Acquisition(獲得)の局面では、訪問者の絶対数や、訪問者一人当たりに要した広告予算を確認します。もし、これらの指標が期待よりも低ければ、広告の文言や出稿先を変更し、改善を図ります。

Activation(利用開始)の局面では、アカウントの作成・メールマガジンへの登録・複数ページの閲覧などの指標を確認します。Webサイトのデザインを変えたり、チュートリアルを設けたりすることで、Webサイトの利用開始を促進することができます。

Retention(継続)の局面では、訪問者の再訪問の回数などを確認します。魅力的なニュースレターの配信などで、訪問者が再度訪問する可能性が増します。

Referral(紹介)の局面では、ソーシャルメディアで取り上げられた回数などを確認します。ユーザー紹介にインセンティブを用意するといった施策により、Web上での口コミが広がり、現在のユーザーがさらなるユーザーを呼び込むことが期待されます。

最後に、Revenue(収益の発生)の局面では、ユーザーあたりの成約金額や商品ごとの売り上げ・利益を確認します。

AARRRモデル

Google Analyticsは数多くの指標がありますが、基本的にはAARRRモデルのいずれかに落とし込むことができます。

AARRRモデルを踏まえた上で、Google Analyticsの指標を確認すると、より理解を深めることができます。売上高の上昇・下降に一喜一憂することなく、そのような結果が出たのはなぜか、という課題を、細分化し、改善策につなげることができるでしょう。

 


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