WEBマーケティング

4Pと4Cとは?Webマーケティングの基本フレームワークを学ぼう⑩

窪田望
窪田望
2022/04/24 02:34

株式会社クリエイターズネクストの窪田です。

いよいよ4Pと4Cについての解説シリーズ最終回です!前回は4PのPromotion(広告)で、キャッチコピーにフォーカスしてお話しました。

「4Pと4Cとは?part9」の記事はこちら

今回は4PのPlace(流通)とPrice(価格)を変えた戦略についてお伝えしていきます。

4Pと4Cのおさらい

ここで4Pと4Cがどのような関係にあるのか、表を見てもう一度おさらいしておきましょう。

 
4P4C
Product(製品)Customer Value(価値)
Price(価格)Customer Cost(コスト)
Place(流通)Convenience(利便性)
Promotion(プロモーション)Communication(コミュニケーション)
 

これまでは4Pのいずれか1つを変えてみる、あるいは4P・4Cそれぞれの横のつながりを結びつけた形で見てきましたが、今回は2つの項目を同時に変えるとどうなるのか、について事例を交えて解説していきたいと思います。

Place(流通)とPrice(価格)を変えた「だし道楽」の事例

今回の事例で扱う製品は、広島県江田島市に本社を置く、だし道楽の「あごだし」になります。 まず、一般的な製品の4Pを考えてみると、おおよそこのようになると思います。

 
  • Product(製品):だし
  • Price(価格):400~500円
  • Place(流通):スーパーマーケット
  • Promotion(プロモーション):新聞折り込みちらし
 

一方、だし道楽の4P設計はこのようになっています。

 
  • Product(製品):あごだし
  • Price(価格):700円
  • Place(流通):自動販売機で販売
  • Promotion(プロモーション):なし
 

ご覧頂くとお分かりのように、最も秀逸だったのが出汁(だし)を自動販売機で売る、という画期的な発想でした。

Place(流通)を自動販売機で行うメリット

製品を自動販売機で売る方法には、3つのメリットがあります。

 
  • 人件費がかからない
  • 光熱費を安く抑えられる
  • 全国どこでも設置費用が大きく変わらない
  • 高単価でも販売できる
  • 24時間購入できる
 

だし道楽の自動販売機は全国展開していますが、東京の六本木や銀座だと当然坪単価が高かったり、平均時給も高いため、店舗展開の場合には相当なコストが必要です。

しかし、自動販売機であれば、最小限の土地の広さで良く、かつ人件費もかからないため、コストを抑えて多くの方に提供することができます。

また、営業時間も考える必要がなく24時間販売できるため、購入者側としてはCustomer Value(価値)が高く、Convenience(利便性)も良い製品として認知され、

さらに「自動販売機で美味しい出汁が24時間購入できる」という、他の製品にはない価値によって、相場より高いPrice(価格)を設定しても売れる構造を作り出すことに成功した事例でした。

まとめ

このように4Pを1つではなく、2つ以上一緒に変えるチャレンジをしてみることで、4P と4Cの相互にさらに広がりが生まれて、よりマーケティングが面白くなってきます。

ここまで10回に渡って4Pと4Cについて、あらゆる角度から、事例を交えて考え方を示して参りました。

これまでの記事を下記にまとめていますので、自社製品のマーケティングに活かしていただければ幸いです。

 

■4P・4C全10回シリーズ一覧

 
 
◎本記事の内容はYouTubeチャンネル「窪田望のアンテナ」でもご覧頂けます!
【4Pと4Cとは?part10】の動画本編はこちら
 
 
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