WEBマーケティング

4Pと4Cとは?Webマーケティングの基本フレームワークを学ぼう⑨

窪田望
窪田望
2022/03/26 01:58

株式会社クリエイターズネクストの窪田です。

今回は4Pと4Cについての解説シリーズ9回目です。前回は4PのPrice(価格)を極端に安くすることで、4CのCustomer Value(価値)を上げる方法ついてお話しました。

「4Pと4Cとは?part8」の記事はこちら

今回は4PのPromotion(広告)をテーマに、キャッチコピーだけで売り方を激変してしまった広告業界のある事例を交えながらご紹介していきます。

プールのポスターで使われた、ありそうでなかった衝撃のキャッチコピー

これまで広告業界では、優れたクリエイティブデザイナーたちが「言葉だけ」で世界を新しく変えてきました。

その一例として、2020年8月31日をもって惜しまれつつ閉園した「としまえん」をご紹介します。

としまえんのプールの広告やCMは斬新な物が多く、毎年夏になるとたびたび話題になりましたが、

その中でも大貫卓也さんというデザイナーが入社4、5年目に手掛けた宣伝ポスターのキャッチコビーは、実に見事でした[1]。

そのキャッチコピーというのが、

プール冷えてます

という言葉。

夏場になると居酒屋の入り口に「ビール冷えてます」というポスターを見かけますが、その言葉をなぞって「プール冷えてます」というキャッチコピーとペンギンのイラストを用いたポスターを制作したと言われています。

見た人に価値を与えたシンプルな言葉

これによって、その年のとしまえんのプールの来場者は劇的に増えたと言われていますが、このキャッチコピーの一体何がすごかったのでしょうか。

この言葉には、かっこよさや美意識的な感覚はありませんが、

「夏=暑い・暑苦しい=涼しい場所に行きたい」という心理に一発でアプローチできたことが、当時究極の広告とまで評価された理由だったのです。

この例からも分かるように、良いキャッチコピーとは、Promotion(宣伝)してから、お客様がCustomer Value(価値)を感じるまでの距離が短ければ短いほど素晴らしいと言われています。

一瞬で価値を感じるポカリスエットの広告

もう1つの例として、大塚製薬のロングセラー商品であるポカリスエットの広告もご紹介しましょう。

2012年の「ポカリスエット 夏のキャッチコピー大募集!」で新聞コピー賞に選ばれた、このようなキャッチコピーがあります。

『「1本しか売ってなかった」と好きな子に嘘をついた。』

このフレーズを聞いただけで、青春時代に味わったドキドキ感が一発で蘇ってきますよね。

このように素晴らしいキャッチコピーとは、価値の伝わるスピードが速いことに共通していることがお分かりいただけると思います。

まとめ

今回は4PのPromotion次第で、全く同じ製品、同じサービスでも価値はいくらでもアップデートできることをお伝えしました。

次回は「4Pと4C」シリーズのいよいよ完結編。PriceとPlaceを同時に変えることで、今までとは違う売り方を生み出したある事例を紹介していきます!

 
 

参考文献
[1]機能しなければ広告ではない。――伝説のクリエイター大貫卓也の仕事術 1 | 文春オンライン

納品物クオリティーのアクセス解析レポートを1分で。

Google Analytics・Search Consoleから
わかりやすいPowerPoint・Excelレポートを生成

report
HOMEKOBITブログWEBマーケティング4Pと4Cとは?Webマーケティングの基本フレームワークを学ぼう⑨