WEBマーケティング

4Pと4Cとは?Webマーケティングの基本フレームワークを学ぼう④

窪田望
窪田望
2022/01/28 01:17

株式会社クリエイターズネクストの窪田です。

今回は4Pと4Cについての解説シリーズ4回目です。前回は4Pと4C を洗い直すためにPrice(価格)を変更して製品の可能性について探っていきました。

「4Pと4Cとは?part3」の記事はこちら

今回はProduct(製品)を深堀りしていくことで、新たな製品価値が生まれることについて事例を元に解説していきましょう。

い・ろ・は・す (I LOHAS)の大ヒットした事例

コカ・コーラのブランドの1つに「い・ろ・は・す (I LOHAS)」(以下本記事では「いろはす」と表記)という天然水があります。

競争力の高いミネラルウォーター市場で2009年5月に販売が開始され、わずか2ヶ月後にはシェアNO.1を獲得する爆発的ヒットとなった商品です。

このいろはすは、一体なぜこれほどまでに売れたのでしょうか。

いろはすを4Pに当てはめてみると、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(プロモージョン)の3つについては、他のミネラルウォーターと大きな違いはありません。

 
  • Product(製品):〇〇のミネラルウォーター
  • Price(価格):1本あたり130円前後
  • Place(流通):コンビニで販売
  • Promotion(プロモーション):CM・TV等
 

しかしながら、Product(製品)の部分で他の製品と決定的な違いを見出したのがいろはすだったのです。

「水=飲む」ではなく「水×エコ」という価値付けでヒットしたい・ろ・は・す (I LOHAS)

これまでミネラルウォーターと言えば、その水の味だったり、採取された産地だったりに着目するのが一般的でした。

しかし、いろはすは水を入れるペットボトルそのものに価値を見出したのです。言い換えると、ユーザーが飲む時、買う時ではなく捨てる時に着目した、これがいろはすの価値だったというわけです。

今でこそ皆さんご存知だと思いますが、いろはすは飲み終わった後に容器をクシャッと潰せるペットボトルです。

このペットボトルの素材は100%リサイクルペットボトルで、年間自動車4,000台の重さに相当するプラスチックの使用削減、かつCO2排出量は一般的なペットボトルの49%削減できると言われています[1]。

この、エコにとても良い水という「水×エコロジー」をテーマにしたProduct(製品)を設定したことで、大ヒットを記録しました。

まとめ

現在では地球を守るためにどのようなことを国として、企業として、そして個人としても考えましょうという世界的な取り組みとして、SDGs(持続可能な開発目標)という言葉がすごく話題となっています。

いろはすは、こうした社会的ムーブメントと組み合わさることによってProduct(製品)が持っていた本質的な価値がより広がりを見せることができました。

このように通常のProduct(製品)の捉え方をほんの少し変えることで、大きく消費者にとって心を動かすものになります。

次回は、さらに4P・4Cのシチュエーションを変えて自分たちの商品の新しい可能性を見つける方法を見ていきたいと思います。

 
 
◎本記事の内容はYouTubeチャンネル「窪田望のアンテナ」でもご覧頂けます!

【4Pと4Cとは?part4】の動画本編はこちら

 

 

参考資料

[1] 環境にやさしいボトル | い・ろ・は・す (I LOHAS) 公式サイト

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