KOBITブログ

流行にただ乗っかるのはやめて! グロースハックに関するよくある5つの間違い

この記事は約 5分 で読めます。

グロースハックについて注意をする女性

グロースハックは流行り言葉になっており、また、その言葉が指す範囲が広いために、誤解を生むことがしばしばあります。
例えば、A/Bテストを実施することがグロースハックと捉える人もいます。

しかし、実際はサイト設計や全体戦略の見直しを含めて成長を実現するのがグロースハックです。ここでは、グロースハックに関してよくある5つの間違った考え方について紹介します。

製品開発より先に成長を求めてしまう

グロースハックは、優れた製品を顧客に届ける方法です。そもそも製品が優れていなければ成長を達成するのは困難ですし、たとえ顧客に製品が届いたとしても、それを使ってもらえる見込みは高くありません。

Airbnbのグロースハックを担当したグスタフ・アルストロマーは「製品と成長のどちらに力を入れるべきかと聞かれたら、間違いなく製品と答える。成長させようとしている所は往々にして製品がしっかりしていない。」と語ります。

Webサイトであれば、そこに掲載するコンテンツを洗練させることに、まず注目するべきです。
既存の訪問者の満足度が高いことを確認できてからグロースハックに取り組むのが正しい手順だと言えます。

機能を追加すれば顧客は増えると考えてしまう

Webサイトを運営していると次々と機能を追加したくなります。アニメーションを導入したり、地図を埋め込んだりすると、見栄えがよくなるので、より訪問者が増えることを期待するかもしれません。

しかし、Webサイトにおいては必ずしも正解ではありません。機能が多いと何ができるのかが不明瞭になり、訪問者が快適に感じられなくなるからです。
例えば、AmazonのWebサイトは標準化されており、必要十分な機能に収まっています。

グロースハックにおいては、機能を追加するよりも、既存の機能を最適化することが先決なのです。シリコンバレーの投資家デイブ・マクルーアは「より多くの機能は必要ない。80%の時間を既存の機能をブラッシュアップすることに使い、残りの20%の時間で新しい開発をしなさい。」と説いています。

機能を追加する前に、他にできることはないか考えてみましょう。

機能を文章で説明してしまう

マニュアルが好きな人はいません。分厚い取り扱い説明書が添付される電気製品よりも、説明書なしでも使えるiPhoneを人は好みます。この傾向はWebサイトでも同様です。
説明書の束
例えば「宿泊したい場所と期間を選んで検索ボタンを押してください」と丁寧に解説文をつけたくなりますが、解説文を無くても理解できるデザインにする方が訪問者は好感を覚えます。
また、解説文は初めて訪れた人には有効かもしれませんが、再訪したユーザーには価値がありません。

リピーターに対する配慮も含めて、シンプルなWebサイト造りが求められています。

一度に全てを解決しようとする

Webサイトには様々な要素があるので、色々な個所を変えてみたくなります。また、そうすることでより早い成長を期待してしまいます。

しかし、Webサイトの10個の要素を一緒に変えてしまうと、そこで成果が上がったとしても下がったとしても、どの変更が原因になったのかが明らかになりません。

グロースハックにおいては、問題を小さく切り分けて、細かい改善活動を素早く繰り返すことが重要なのです。

失敗を恐れ、成長に「絶対」を求めてしまう

グロースハックは試行錯誤を素早く繰り返すことで、最適な方法を見つける取り組みです。試行錯誤を繰り返すということは、小さな失敗を積み重ねることでもあります。
Webサイトのデザインを変更して、一時的に収益や訪問者が減ってしまうこともあるかもしれません。そこで、「成長しないからグロースハックは意味がない」と結論づけてしまってはいけません。

小さな失敗を受け入れる態度が必要です。グロースハックの施策のうち、75%~90%は失敗すると言われています。数十・数百の施策を試し、失敗した場合はその原因に仮説を立て、さらなる改善を実施することが求められるのです。

グロースハックでは「ブライトスポット」へ注目することが重要だと言われます。ブライトスポットとは「うまくいっていること」を意味します。グロースハックが必要なWebサイトでは、集客や収益に問題を抱え、様々な問題が見つかることでしょう。
しかし、そこで問題に引っかかるのではなく、「うまくいっている」機会に目をつけることが必要だと示唆されています。
「ボタンの色を変えたら、この指標が改善した」「猫の画像を使った広告が意外とシェアされた」といった小さな成功例は、どのWebサイトでも経験的に得られているでしょう。

そういった小さな成功体験を積み重ねることで、大きな成功につながっていくのです。


さあ、KOBITをスタートしよう。