目次
今回は数ステップでできる写真からグラフィックイラストを作成する方法を紹介していきます。
メイン画像として使用可能な、はっきりとしたアイキャッチが一瞬でできてしまうのでかなりの時短に繋がる、覚えておいて損のない操作です。
Illustratorのアートボードにファイルを配置します。
画像を選択した状態でCommand+C>Command+Fで複製、前面に配置します。
画像が選択されたままの状態でコントロールパネル部分にある画像トレースの横にあるプルダウンをクリックし、ラインアートを選択します。
これで上に位置していた画像がラインアートに変更されました。
ラインアートに変更された画像に一旦Command+2でロックをかけておきます。
下に位置する画像を選択し、再びコントロールパネル部分にある画像トレースの横にあるプルダウンをクリック、次は6色変換を選択します。
画像が変色された状態で、オブジェクト>画像トレース>拡張でベクター化します。
さらに画像選択状態のまま編集>カラーの編集>オブジェクトを再配色でカラーを変更します。
今回はパンチの効いたグラフィックアートワークにしたかったのでブライトカラーで配色しました。
Command+option+2で線画画像のロックを解除し、オブジェクト>画像トレース>拡張でベクター化します。
また、線自体がパスで描かれているので線の追加が必要な場合はこの段階で追加パスを引きます。
オブジェクト>パス>パスのアウトラインでパスをアウトライン化してパスファインダーで合体を選択します。
これでベクター画像のイラスト化が完成です。
今回はかなりの短時間で写真などのレスター画像からグラフィカルなイラストを書き起こす方法を紹介しました。
自身の写真からアイコンなどをすぐに書き出すことができます。
超時短でアイキャッチとなるイラストを作成できるのでぜひ一度試してみてください。
1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。
※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
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