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今回はアートブラシを利用した伸びるイラストの制作をご紹介していきます。
オブジェクトをブラシに設定してしまうことで、今後の汎用性が抜群に上がるので装飾の一種として活用しやすくなります。
まずはベースとなるイラストを準備します。
ここではPixabayから猫のシルエットを入手してきました。
始点と終点部分になるようイラストを2つに分断します。
違和感が起こりにくそうな位置を見つけ、ペンツールで線を引き、イラストのオブジェクトと線を選択した状態でパスファインダーから分割を選択します。
2つに割ったイラストを少し遠ざけて配置し直し、中央に長方形を配置します。
この時にラインの両サイドをオブジェクトの幅に合わせ違和感がないよう調整します。
オブジェクトを全て選択した状態でブラシパネルの+をクリックし、アートブラシを選択します。
ブラシ伸縮オプションからガイド間で伸縮を選択し、オブジェクトに変化のない引き伸ばしたお腹部分をガイド間として設定します。
ここで折り重なりの扱いをオブジェクトに合わせて変更しブラシの設定を完了します。
これでイラストをブラシにしてあしらいとして使用しやすくなりました。
上下が対象でないオブジェクトの場合、向きを変えたいときは、元々のオブジェクトを反転させて再度ブラシ設定するか、先に逆方向で線で描いてから、オブジェクト>パス>パスのアウトラインでアウトライン化を行い反転させることで向きが逆になったオブジェクトを作成することができます。
1987年大阪出身。
生活する上で必ず目にするデザインされたものたち。 街を歩くだけでも無限の魅力があふれています。 ある日ふとそれらに魅了され別業界からデザイナーへ転身。 関西を中心にグラフィックデザインからブランド戦略提案などを展開中。
2012年タイポグラフィ作品展「OKU-2」出展。第31回読売広告大賞協賛社賞受賞。
※KOBITブログでは、定期的に北野敦子さんに記事を寄稿していただいております。
デザインに関するものを中心に、役立つ記事を数多く提供していただいておりますので、ぜひ他の記事もご覧ください。
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